古い家をリノベーションするメリットとデメリットや費用相場を解説

  • 作成日:2024/02/15
  • 更新日:2024/04/12
  • 編集者:山根木材メディア編集部
古い家をリノベーションするメリットとデメリットや費用相場を解説

「現在暮らしている古い家での生活をより快適なものにしたい」または「古い家を購入して必要な修繕を加えた後に住み始めたい」と考えているのなら、該当の住宅と家族の希望に沿ったリノベーションを実施しましょう。
リノベーションをすれば、まるで新築のような住宅で暮らせるようになります。

今回の記事では古い家をリノベーションするメリットとデメリットについて、詳しくまとめました。
住宅のリノベーションを考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

住宅の寿命とは

住宅は年々経年劣化するため、いずれ寿命が訪れます。寿命を過ぎてしまった建物では、快適かつ安全に生活を送れないでしょう。
家の寿命をどのような問題が発生したタイミングに設定するかの考え方は人それぞれですが、耐用年数が寿命だと考えた場合は以下を参考にしてください。

  • 木造住宅:30年程度
  • 鉄骨住宅:30〜50年程度
  • 鉄筋コンクリート住宅:40〜90年程度

上記のように住宅の寿命は構造によって異なります。鉄筋コンクリート造の住宅は最も寿命が長く、子どものみでなく孫の代まで引き継げると考えて良いでしょう。

ただし、住宅の寿命は普段からのメンテナンスと適切なリフォームの実施により変化します。
木造住宅であってもリノベーションをすることで、100年以上暮らせる場合もあるのです。

古い家をリノベーションするメリット

古い家をリノベーションするメリットのイメージ

古い家をリノベーションするメリットには、次のようなものがあります。
現在お住まいの古い家のリノベーションを悩んでいる、または古い家を購入してリノベーション後に暮らそうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

新築を購入する・建て替えるよりもコストを抑えられる

古い家のリノベーションは、新築住宅を購入または建築する・既存の住宅を建て替えるよりも少ないコストに抑えられる事例が多いです。
特に必要な箇所のみのリフォームで済む場合には、大掛かりな工事や多くのコストは必要ないでしょう。

ただし、リノベーションの規模や内容によっては新築住宅と同レベルのコストがかかる可能性もあります。

固定資産税を節約できる

固定資産税は「固定資産税評価額」に基づいて決められます。
固定資産税の計算に用いられる建物の課税標準額は、建築から年月が経つほど下がる「経年減価補正」という利率が加えられることから、年々少しずつ固定資産税が安くなるのです。

つまり、古い家をリノベーションした場合は、建て替えや新築住宅を購入するよりも固定資産税を少なくできると考えて良いでしょう。

建て替えが難しい住宅に済み続けられる

住宅を建て替える際には、新築時と同じように建築基準法に則って隣家との間隔や敷地面積の制限を見直さなければいけません。
特に密集して住宅が並んでいる地域では、リノベーションは可能であるものの同敷地に同じサイズの住宅を建て直すことが許可されない可能性があるのです。

住み慣れた住宅に暮らし続けられる

長く住み慣れた住宅に愛着を持っているものの、経年劣化のせいで快適な暮らしが続けられないと感じる場合には、建て替えではなくリノベーションを選ぶべきでしょう。
大規模リノベーション実施時は、一時的な仮住まいが必要になる可能性もありますが、リノベーションが終われば暮らしやすくなった今の住宅で生活を再スタートできます。

古い家をリノベーションするデメリット

古い家をリノベーションする際には、メリットのみでなく次のようなデメリットが存在することも忘れてはいけません。
メリットとデメリットを比較して、家族に適した方法を考えてみてください。

予想以上にコストがかかる場合がある

住宅の壁や床を全て剥がして行うスケルトンリフォームのような大規模リノベーションでは、新築住宅の購入と同じくらいのコストがかかる可能性があります。
また、リノベーション開始後に躯体に損傷が見つかるなどの問題により、追加工事が実施される例も少なくないのです。
特に修繕箇所が多いリノベーションでは、余裕を持った予算を用意しておいてください。

地盤改良はできない

リノベーションでは住宅の下に位置する地盤改良はできません。基礎の補修は可能なものの地盤には手が出せないと考えてください。
古い家の地盤に問題があるのなら、地盤改良工事+建て替え工事を実施します。

築年数別の古い家のリノベーションにかかる費用相場

リノベーションに必要な費用は古い家の状態・築年数・導入する設備などにより大きく異なります。
ここでは目安として古い家の築年数ごとに、リノベーションに必要な費用の相場を一覧にしました。

築年数 費用目安 内容
築10〜20年 110〜160万円 外壁や屋根の塗装
内装のクロス張り替えなど
築30年 300〜610万円 外壁や屋根の塗装
内装のクロス張り替え
フローリング張り替え
水回り設備の交換など
築40年 500〜1,000万円 外壁や屋根の張り替え
内装のクロス張り替え
フローリング張り替え
水回り設備の交換
水道管入れ替えなど
築50年 650〜2,500万円 外壁や屋根の張り替え
内装のクロス張り替え
フローリング張り替え
水回り設備の交換
水道管入れ替え
耐震改修
スケルトンリフォームなど

特にスケルトンリフォームを実施する際には、数千万円単位のリノベーションコストがかかります。

リノベーションと建て替えに必要な費用の違い

一般的には、リノベーションと建て替えではリノベーションの方がコストを抑えられます。
リノベーションに必要な費用の目安は500〜2,500万円程度であり、建て替えには3,000万円以上かかると考えられているためです。

ただし、リノベーションの内容にこだわる・建物の基礎や躯体が劣化している場合は、より高額なリノベーション費用がかかる可能性もあるでしょう。
リノベーションの費用はケースバイケースだと考えておくべきです。

そのため、「建て替えよりも安いからリノベーションを選ぶ」という安易な判断をしてはいけません。

古い家のリノベーションで改修が必要な箇所と工事ごとの費用相場

ここでは、古い家のリノベーションで改修が必要だと言われることが多い箇所と、それぞれのリフォーム費用の相場をまとめました。
最低限の工事でリノベーションコストを抑えたいと考えているのなら、以下を参考にしてください。

耐震補強

耐震補強工事は25〜300万円程度のコストが必要です。具体的には、筋交や金具の設置・屋根の軽量化などの方法で住宅の耐震性を高めます。
耐震補強工事をする前には、古い家の耐震性能を確認するために耐震診断を受けてください。

断熱性能向上

住宅の断熱性を向上させるリフォームには20〜500万円程度の費用が必要です。
古い住宅は断熱性が低く冬の寒さが厳しい傾向がありますが、断熱性向上リフォームをすれば、どの季節も快適に過ごせるようになるでしょう。
断熱性は、活用する断熱材・工法により必要コストと期待できる効果が大きく異なります。

断熱材の種類やメリット・デメリットについては、こちらの記事をご覧ください。

配管や配線の修繕

普段は壁や床の中に隠れていて目にする機会が少ない配管や配線もメンテナンスが必要です。配管や配線を放置すれば、火災・水漏れの原因になる恐れがあるでしょう。
配管や配線の修繕に必要な費用は、修繕箇所と範囲により異なるものの、排水であれば1mあたり約1.5万円でリフォーム可能です。

バリアフリー化工事

特に伝統的な工法の古い家には段差が多く、年配の方や小さな子どもの怪我につながる可能性があります。
住宅をリノベーションする際には、バリアフリー化工事も実施するべきでしょう。
代表的なバリアフリー化工事に必要な費用の例は、以下の通りです。

  • 手すりの設置:5万円〜
  • 玄関スロープの設置:2万円〜
  • 開き戸を引き戸に変更:10万円〜

介護リフォームの補助金・助成金についての詳細は、こちらの記事を参考にしてください。

古い家をリノベーションする場合は補助金や助成金の対象になる

古い家をリノベーションする際には、補助金や助成金の対象になる場合があります。特に現段階で耐震性が不足している住宅の耐震補強をするリフォームは、各地方自治体の補助金が使えるでしょう。

また、住宅の省エネ化やバリアフリー化に対しても多くの補助金・助成金が用意されています。
補助金や助成金についての詳しい情報は、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

古い家をリノベーションすれば、建て替えや新築住宅の購入よりも手頃な費用で快適なマイホームが手に入ります。
現在の住宅の経年劣化が気になる・古い家を購入して快適に暮らせるような改修をしたい方は、リノベーションで家族の理想の住まいを実現しましょう。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。

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※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。

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ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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