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リフォームの費用相場は?築年数別や部位別の費用を解説

  • 作成日:2024/01/31
  • 更新日:2025/07/24
  • 編集者:山根木材メディア編集部
リフォームの費用相場は?築年数別や部位別の費用を解説
目次

愛着のある自宅を、これからも長く快適に住み続けるためにリフォームしたいけれど、**「フルリフォームのような大規模な改修に、一体どのくらいの費用がかかるのか…」**と、気になっている方も多いでしょう。

リフォーム費用は、家の状態やリフォームをする範囲によって大きく変動します。予算内に費用を抑える工夫やポイントも知っておきたいですよね。

この記事では、戸建てのフルリフォーム費用を坪数別に解説するほか、部分的なリフォームの費用相場もご紹介します。コストを抑えながら納得のいくリフォームを実現するためのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【坪数別】戸建てフルリフォームの費用相場

机の上に家の模型と筆記用具とおもちゃのお金と虫眼鏡が置かれている

戸建て住宅を全面的にリフォーム(フルリフォーム)する場合、費用は家の延床面積(坪数)によって大きく変動します。
ここでは、一般的な木造住宅をスケルトン状態(骨組みだけ)にして内外装から設備まで一新した場合の費用相場を、坪数別にご紹介します。

30坪の費用相場 800万円~1500万円

一般的な3~4人家族が住む30坪(約100㎡)の戸建ての場合、フルリフォームの費用相場は800万円~1500万円程度です。
坪単価に換算すると、およそ30万円~50万円が目安となります。

この費用には、水回りの設備(キッチン・風呂・トイレ)の一新、壁紙や床といった内装の全面張り替え、外壁・屋根の塗装や補修が含まれるのが一般的です。
費用を1000万円前後に抑える場合は、既存の間取りを大きく変えずに内装や設備を中心に刷新するプランが多くなります。
一方で、子供部屋を分けるための間取り変更や、デザイン性の高い建材、ハイグレードな設備を選ぶ場合は、費用が1500万円を超えることもあります。

40坪の費用相場 1000万円~2000万円

40坪(約132㎡)のやや広めの戸建ての場合、費用相場は1000万円~2000万円が目安となります。
坪単価では25万円~50万円程度を見ておくとよいでしょう。
この規模になると、内装や設備の刷新に加えて、より自由度の高い間取り変更が可能になります。

例えば、リビングと隣の和室をつなげて広いLDKにしたり、使わなくなった部屋を大きなウォークインクローゼットや書斎に変更したりといった工事です。
費用に幅があるのは、
耐震補強や断熱工事といった、家の性能を根本から向上させる工事を行うかどうかによっても大きく変わるためです。
古い家の場合は、これらの性能向上リフォームを予算に含めて検討することが、長く安心して暮らすための重要なポイントになります。

50坪の費用相場 1200万円~2500万円

50坪(約165㎡)の二世帯住宅なども可能な広い家の場合、費用相場は1200万円~2500万円以上になることもあります。
工事範囲が広いため、材料費や人件費も増え、工事期間も半年以上と長くなる傾向があります。それに伴い、仮住まいの費用もかさむことを念頭に置く必要があります。

この規模のリフォームでは、玄関や水回りを増設する二世帯住宅化や、柱だけ残してリフォームするような大規模な間取り変更も現実的な選択肢となります。
予算も高額になるため、リフォームローンの計画や、贈与税の非課税措置などを視野に入れた資金計画がより重要になります。

リフォーム費用の詳細な内訳と諸経費

諸費用と書かれたポストイットの周りに電卓とおもちゃのお金が置かれている

リフォーム費用は、単純な工事費だけではありません。
全体の費用が何で構成されているのかを知ることで、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

設計デザイン費

リフォームの設計図面の作成や、内装・外装のデザインを依頼するための費用です。
工事費の10%~15%程度が目安ですが、施工会社に在籍する設計士に依頼するか、独立した設計事務所に依頼するかで費用やデザインの自由度が異なります。
理想の住まいを実現するための設計プランや、具体的な仕様を決定する重要な費用です。

本体工事費(内装・外装・設備)

リフォームの中心となる費用で、総額の約70%~80%を占めます。具体的には以下のような工事が含まれます。

  • 内装工事 壁紙(クロス)や床材の張り替え、間仕切り壁の設置・撤去、建具(ドア・窓)の交換など。
  • 外装工事 外壁の塗装・張り替え、屋根の葺き替え・カバー工法、防水工事など。
  • 住宅設備工事 システムキッチン、ユニットバス、トイレ、洗面台といった水回り設備の交換・新設など。

これらの費用は、どのグレードの製品を選ぶかで大きく変動します。
例えば、キッチンは50万円台の標準的なものから、300万円以上の海外製高級キッチンまで様々です。
予算に応じてどこにお金をかけ、どこでコストを調整するかのメリハリが重要です。

仮住まい費用などの別途工事費・諸経費

本体工事費以外にも、様々な費用が発生します。
見積書では「諸経費」として一括りにされることもあるため、事前に内訳を確認しておくことが大切です。

  • 別途工事費 既存の内装や設備を撤去する解体工事費、外構(エクステリア)工事費、地盤補強が必要な場合の改良工事費などが含まれます。
  • 諸経費 フルリフォーム中の仮住まいの家賃や引っ越し費用(50万円~100万円程度)、リフォームローンを利用する場合の手数料、登記費用、各種保険料、建築確認申請費用(大規模な間取り変更の場合)などが挙げられます。これらの費用も事前に予算に組み込んでおきましょう。

フルリフォームと建て替えの費用・期間の比較

電卓の上に家の模型が置かれており、隣にリフォームの工具が置かれている

大規模なリフォームを検討する際、「建て替え」も選択肢になります。どちらが良いか判断するために、費用や期間などを比較してみましょう。
一般的に、フルリフォームの方が建て替えよりも総額費用を抑えられる傾向にあります。
建て替えの場合、既存の家を全て解体する費用や、新しい家を建てるための地盤調査・改良費用、各種税金(不動産取得税、登録免許税など)がリフォームより高くなるためです。

また、工期もフルリフォームの方が短い傾向があり、その分、仮住まいの期間と費用を短縮できます。
ただし、家の構造や劣化状況によっては建て替えの方が適している場合もあるため、専門家とよく相談することが重要です。

【箇所別】部分リフォームの費用相場一覧

色んなリフォーム道具を持っている様子

気になる箇所をいくつか組み合わせてリフォームした場合、費用はいくらになるのか気になっている方もいるでしょう。
そこで、部位別のリフォーム費用の目安について解説していきます。

ただし、費用はあくまで相場であり、それぞれの条件によって変動します。
参考程度に留めていただき、具体的な費用を知りたい場合は工務店やリフォーム会社に相談してください。

トイレのリフォーム費用:20〜50万円

近年のトイレは節水型が主流で、機能性にも優れています。
新しいトイレにリフォームすることで水道代を節約できるなど、ランニングコストを抑えられる点がメリットです。

トイレ本体の交換や内装のリフォームの場合、費用は15〜20万円が目安です。
和式から洋式への交換や、間取り変更をしてトイレの空間を広くするなど、間取りを伴うリフォームをするなら50万円以上かかる場合もあります。

トイレリフォームのポイントや施工事例については、こちらの記事をご覧ください。

キッチンのリフォーム費用:50〜150万円

キッチンをリフォームする場合、部分的な交換であれば50万円台から可能です。
システムキッチン本体の交換は設備のグレードによって異なりますが、100万円弱〜が目安となります。

キッチンそのものを変更するだけでなく、壁付け型のキッチンを対面式に変更するなど、ライフスタイルに合わせたリフォームをすることで、日々の生活が格段に快適になります。

キッチンの位置変更を伴うリフォームの場合、給排水の工事も必要になるため、予算は100〜150万円となります。

キッチンリフォームのポイントや施工事例については、こちらの記事をご覧ください。

浴室のリフォーム費用:50〜150万円

湿気の多い浴室は、年数とともに汚れやカビが気になることもあります。
浴室をリフォームすることでバスタイムが快適になり、気分も一新できるでしょう。

古くなったユニットバスを新しいユニットバスに交換する場合、グレードによって費用は変動するものの、50〜150万円程度が相場です。

在来工法の浴室からユニットバスにリフォームする場合は解体費用が必要になるため、65〜150万円程度を見ておくとよいでしょう。

お風呂リフォームのポイントや交換時期については、こちらの記事をご覧ください。

洗面室のリフォーム費用:20〜50万円

浴室と同じく洗面室も湿気が多い場所なので、劣化が早く目立ってきます。
毎日使う場所だからこそ、リフォームによって快適な空間に仕上げたいですよね。

洗面台の本体価格は機能によって幅があります。
最低限の機能を備えたユニット洗面台への交換や内装のリフォームなら、20〜50万円が目安です。

洗面台の交換は1日以内で完了するため、時間もかからず手軽にリフォームできます。

洗面台リフォームをおしゃれに仕上げるポイントや注意点は、こちらの記事をご覧ください。

リビングのリフォーム費用:20〜100万円

人が集まるリビングをリフォームすることで、家の印象が大きく変わります。
クロスの張り替えは5〜10万円程度、フローリングの貼り替えは10〜20万円程度が目安です。

床や壁は部屋の大部分を占めており、部屋全体のイメージを大きく左右します。
クロスや床材をリフォームするだけで部屋がぱっと明るくなり、開放的な空間に生まれ変わるでしょう。

隣室との間仕切りを撤去してリビングを広くするなど、間取り変更もするならプラス50万円〜の費用がかかります。

リビングリフォームを施工させるポイントや注意点は、こちらの記事をご覧ください。

ダイニングのリフォーム費用:20〜50万円

ダイニングは家族が集うだけでなく、来客を招き入れる場所でもあります。
心地よく食事ができる快適さはもちろん、デザイン性にもこだわりたいところですね。

ダイニングは古くなったクロスや床材の張り替えのみなら、20万円以内でリフォーム可能です。
より開放感がほしいなど、間取り変更を伴う場合には20万円以上の費用が必要になることもあります。

玄関のリフォーム費用:10~30万円

「家の顔」ともいわれる玄関は、住む人はもちろん、ゲストを迎える大切な場所でもあります。
リフォームすることで住まいの印象が大きく変わり、毎晩の帰宅も楽しみになるでしょう。

玄関のリフォーム費用は、ドアと床材の変更なら10万円台から可能です。寒さ対策として玄関と廊下に仕切りを設けたり、玄関まわりのバリアフリー工事をしたりなど、間取り変更を伴う場合には20万円〜30万円を目安に考えておくとよいでしょう。

玄関リフォームの施工事例や補助金制度については、こちらの記事をご覧ください。

外壁のリフォーム費用:50〜150万円

外壁のリフォームには足場の設置にかかる費用が必要になるため、50万円はみておきましょう。
修繕や塗り替えだけでよいなら、費用相場は80万円〜です。外壁の張り替えも必要な場合、150万円以上かかることもあります。

外壁のリフォームは、他のリフォームと比較してもそれなりの費用が必要になります。
納得のいくリフォームをするために、余裕を持った予算設計を立てましょう。

外壁リフォームの種類や業者選びのポイントについては、こちらの記事をご覧ください。

屋根のリフォーム費用:50~150万円

外壁と同じく、屋根をリフォームをする際にも基本的には足場工事が必要となります。
しかし、塗装のみで足場が必要ない場合、20万円程度からリフォームが可能です。

屋根を張り替える場合には、足場の設置費用を含めて約50〜150万円が目安です。
もし、外壁工事も行う予定があるのなら、屋根のリフォームと同時にすれば足場工事が一度で済むためコストを抑えられます。

屋根リフォームの種類や特徴については、こちらの記事をご覧ください。

外構のリフォーム費用:50〜100万円

防犯対策や家族のプライバシーを守るために、外構のリフォームを検討している方もいるでしょう。
家の周囲にブロック塀やフェンス、門柱などを設置する場合、規模によって費用に幅がありますが、50〜100万円程度が目安です。

駐車場の地面を舗装したい、ガレージシャッターを取り付けたいといった場合も50〜100万円程度の予算を見ておくとよいでしょう。

【築年数別】リフォーム費用の目安と工事内容

ニ階建ての家の横に便からこぼれたお金が散らばっている

リフォームは適切なタイミングで行うのが大切です。
適切なタイミングでリフォームすることで家が長持ちし、家族が快適に過ごせる環境を維持できます。

そうはいっても、自宅のリフォームにどのくらいの費用がかかるのか、検討がつかないと心配ですよね。
まずは、築年数ごとに必要なリフォーム箇所や、費用の概算について解説します。

【築20年】水回りなどの設備リフォーム(100~500万円)

お風呂やキッチン、トイレなどの水回りの設備は、一般的に15〜20年程度で寿命を迎えるといわれています。
使用頻度や日頃のお手入れの有無によっても変わってきますが、他の場所に比べて経年変化の影響を受けやすく、寿命も短い部分です。

築20年にもなると不具合が出てきたり、汚れの付着が気になってくるでしょう。
水回りの設備だけでなく、トイレなどの室内の床や壁紙も、交換の時期を迎えます。

これから長く暮らすことを考えて、水回りのほかにシロアリの点検工事や外壁の塗装も築20年を節目に済ませておくのがおすすめです。
水回りの設備を新しくするとともにクロスの張り替えや外壁塗装、シロアリ点検工事を行う場合、リフォーム費用は100〜500万円が目安です。

【築30年】設備と内装のリフォーム(300~1200万円)

築30年というと、結婚当初に新築を購入して住み始めた世帯なら、子育てを終えてセカンドライフに入る頃でしょう。
完全なリタイアを迎える前の元気なうちに、住まいのリフォームを検討する方も多くいます。

築30年も経つと、経年劣化によってさまざま不具合が出てきてもおかしくありません。
設備や床、クロスなど部分的なリフォームなら、費用は300万円〜が目安です。

和室や子供部屋など使わなくなった部屋を一体化してリビングを広くする、将来を見据えてバリアフリーをするといった間取り変更を伴うリフォームの場合、800〜1200万円程度の予算が目安です。

【築40年以上】内外装のフルリフォーム(1000万円~)

築40年となると、次の代に残すためにリフォームを検討する方も多いかと思います。ご両親から実家を受け継ぎ、快適に暮らせるようにリフォームをし、移り住む方もいるでしょう。

築40年以上の住宅は、間取りを現代のライフスタイルに合わせて変更することでぐっと暮らしやすくなります。
さらに、内装の一新や外壁の塗り替え、屋根の修繕といった大掛かりなリフォームが必要ならば、リフォーム費用は1000万円〜と高額になります。

また、1981年より以前に建てられた住宅は、現在の新耐震基準に満たない場合があります。
耐震補強や断熱施工も検討することで、費用はかかりますが暮らしの快適さを大幅に向上することが可能です。

リフォーム費用を賢く抑える3つのコツ

costと書かれた木製ブロックがコインの上に置かれている

フルリフォームのような大規模リフォームは、総額が数千万円に及ぶこともあり、少しの工夫で最終的なリフォーム金額に大きな差が生まれます。
ここでは、満足度を下げずに費用を賢く抑えるための、特に重要な3つのコツを紹介します。

コツ1:補助金や減税制度を活用する

国や地方自治体では、良質な住宅ストックを増やす目的で、様々なリフォーム支援制度を用意しています。これらを活用しない手はありません。
特に、耐震補強省エネ化(断熱・高効率給湯器)バリアフリー化(手すり設置・段差解消)といった性能向上リフォームは、多くの補助金や減税の対象となります。
これらの制度を活用すれば、数十万〜百万円以上の費用負担を軽減できる可能性があります。

また、住宅ローン減税は、年末のローン残高に応じて所得税が戻ってくる制度で、大規模リフォームでは特に大きな恩恵を受けられます。
申請手続きは複雑な場合があるため、こうした制度の活用実績が豊富なリフォーム会社を選ぶことも、賢いコストダウンの一つです。

住宅リフォームで使用できる補助金については、こちらの記事でまとめております。

コツ2:残せるものは残して活かす

「フルリフォーム=すべて新品」と考える必要はありません。
使えるものを賢く再利用することで、コストを大幅に削減できます。

例えば、スケルトンリフォーム(基礎だけ残してリフォーム)は費用がかさみますが、まだ十分に使える柱や梁を活かすことで、コストを抑えつつ、家の歴史や愛着を残すことができます。
デザインとして魅力的な梁(はり)をあえて見せる「現し(あらわし)」にすれば、新築にはない温かみのある空間を演出できます。

同様に、傷みの少ない室内ドアや収納扉などをクリーニングや再塗装で再利用したり、既存のフローリングの状態が良ければ、上から新しい床材を張る「重ね張り」工法を選んだりすることで、解体費用と工期を削減できます。
どこを残せて、どこを新しくすべきか。その判断は、プロのインスペクション(住宅診断)によって明確になります。
リフォーム会社に相談し、再利用できる部分がないか確認してみましょう。

ホームインスペクションのメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

コツ3:信頼できる会社に相談する

リフォームを依頼する会社選びに迷ったら、希望するリフォームのノウハウが豊富な会社に依頼するのがおすすめです。
リフォームプランや費用についても相談しやすい、信頼できる会社を選びましょう。

山根木材では「木造住宅調査のスペシャリスト」である住宅医のほか、リフォームのスペシャリストが多数在籍しています。
木材の仕入れから、加工、設計、施工まで一貫して行い、リフォーム完了後も長く安心して暮らしていただけるようアフターサービスを充実させています。
リフォームが初めての方もぜひご相談ください。

リフォームのメリット

リフォーム前の部屋とリフォーム後の部屋の比較

古くなった家を建て替えるのではなく、リフォームをすることにより、以下のようなメリットを得られます。

  • 住み慣れた家を快適にできる
  • 住宅寿命を延ばすことができる
  • 健康寿命を延ばすことにつながる

リフォームをする際にはメリットをきちんと理解した上で検討しましょう。

住み慣れた家を快適にできる

建物が古くなったからといって、愛着のある住まいを手放してしまうのは寂しいですよね。
リフォームであれば住み慣れた家の面影を残しつつ、快適な住まいへと生まれ変わらせることができます。

長年暮らした場所を離れずに済むため、通い慣れたお店での買い物や、ご近所さんとのお付き合いも継続できます。
親しみのある環境での生活を変わらず続けられるのは、リフォームの大きなメリットといえるでしょう。

住宅寿命を延ばすことができる

住宅にも寿命があり、経年劣化は避けられない問題です。
しかし、適切な時期にメンテナンスを行えば住宅寿命を大幅に延ばすことができます。

浴室のタイルが剥がれていたり、カビが生えてしまっていたりする場合、そのままにしていると劣化がさらに進んでしまいます。
リフォームは気になる部分だけの修繕が可能なので、早めに対処ができて住宅寿命を延ばすことができるのです。

修繕すべき箇所を必要なタイミングで修繕していくことで、長く安心して暮らせる住まいを守れます。

健康寿命を延ばすことにつながる

古い家は断熱性能が低いことも多く、交通事故より死亡者数が多いといわれるヒートショックのリスクを高めます。
断熱性能を向上するリフォームは、健康寿命を延ばすことにもつながります。

長く健康に暮らすには、室内の空気環境も重要です。
室内の空気をきれいに保つことで、シックハウス症候群やアレルギーの原因物質を減らし、心地よく過ごせます。

そのために大切なのが、家に木材を取り入れること。
木材には調湿効果があり、カビやダニの発生を抑えられます。

山根木材では木を使った家づくりに特化し、快適に過ごせる住空間を実現しています。

リフォームのデメリット

リフォームは、あくまで経年劣化によって老朽化した住まいを修繕し、きれいな状態に戻すことを目的としています。
汚れが破損した箇所など表面的な部分を修繕する際には、リフォームで十分対応が可能です。

その一方、構造上の問題でリフォームでは取り外せない柱がある場合、自由に間取りや内装を変更できないこともあります。
より自由度の高い住まいづくりを希望する場合には、建て替えも検討してみましょう。

リフォーム工事以外にかかる費用

リフォームを検討する際、リフォーム工事以外にかかる費用についても考慮しなければなりません。
大掛かりなリフォームをする場合、仮住まいや荷物を預けるトランクルームが必要になることもあります。
その場合、引っ越し費用や賃料、荷物の運送費が必要です。

また、工事に携わる職人さんたちの駐車場も確保する必要があります。
自宅に車を停められない場合、有料の駐車場を利用することになり、その費用も負担することになります。

その他、増改築を伴うリフォームをする場合には建築確認申請の手続き費用がかかります。

リフォーム費用に関するよくある質問

クエスチョンマークが書かれた木製ブロックが置かれている

大規模なリフォームを検討する際には、費用に関するさまざまな疑問や不安がつきものです。
ここでは、特によく寄せられる質問について、Q&A形式でお答えします。
計画を進める前に、これらの疑問を解消しておきましょう。

Q. 見積もりよりも費用が高くなることはありますか?

A. ご契約後の大幅な仕様変更がない限り、基本的には見積金額を超えることはありません。
ただし、解体工事を進める中で、図面では分からなかった柱や土台の腐食、雨漏りといった予期せぬ問題が見つかる場合があります。

信頼できるリフォーム会社であれば、そのようなリスクの可能性を事前に説明し、追加工事が必要になった場合は、必ずお客様にご報告と再見積もりのご提案をした上で、ご承認いただいてから作業を進めますのでご安心ください。

Q. リフォームローンの相談もできますか?

A. はい、もちろんご相談いただけます。フルリフォームは高額になるため、多くの方がリフォームローンを利用されます。
リフォームローンには、金融機関が提供するものや住宅会社が提携しているものなど様々な種類があり、担保の有無や金利も異なります。
私たちはお客様の資金計画全体を伺いながら、最適なローンのご提案やお手続きのサポートも行っておりますので、費用についてご不安な点があればお気軽にお声がけください。

Q. 「坪単価」だけでリフォーム費用を比較できますか?

A. 坪単価はあくまで大まかな目安を知るための指標であり、坪単価だけで費用を比較するのは注意が必要です。
なぜなら、坪単価の計算方法は会社によって基準が異なったり、選ぶキッチンやお風呂などの設備のグレード、工事の難易度といった費用を大きく左右する要素が含まれていなかったりするためです。
坪単価は概算を把握するために参考にしつつ、最終的には必ず詳細な内訳が記載された見積書で比較検討することが重要です。

費用の目安を知って納得のいくリフォームを

今回ご紹介した費用はあくまで目安であり、諸条件によって変動します。
しかし、費用の目安を知っておくことで、予算に合わせた納得のいくリフォームを検討できるでしょう。

既存設備の再利用や自治体の補助金制度を活用すれば、リフォーム費用を大幅にコストダウンできる場合もあります。

リフォームのことで悩んだら、まずは住宅会社に相談してみるのがおすすめです。
リフォームのノウハウが豊富な会社に相談すればプロの視点で的確なアドバイスを受けることができ、納得のいくリフォームを実現できるでしょう。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったリフォームプランをご提案します。

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※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。

この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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