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ホームインスペクションとは?メリット・デメリットや費用相場を解説

  • 作成日:2024/02/20
  • 更新日:2026/03/02
  • 編集者:山根木材メディア編集部
ホームインスペクションとは?メリット・デメリットや費用相場を解説

ホームインスペクションの定義

HOME INSPECTIONと書かれた紙がバインダーに挟まっている

住宅診断士による建物の劣化状況調査

ホームインスペクションとは、住宅に関する十分な専門知識を持った住宅診断士(ホームインスペクター)が、客観的な第三者の立場で建物の状態を把握し、欠陥の有無や劣化状況、将来的に改修すべき箇所について専門的なアドバイスを提供する調査のことです。
アメリカなどの欧米諸国では、不動産取引において多くの住宅でホームインスペクションが実施されるのが一般的となっており、日本国内でも安全なマイホーム購入のために導入するご家庭が年々増加しています。
住宅という人生で最も大きな買い物において、見た目だけでは一般の人には判断が難しい建物の傾きや雨漏りのリスク、構造的な瑕疵(かし)をプロの目で事前に見抜くことができるのが最大の強みです。
数万円程度の一定のコストはかかりますが、入居後に数百万円規模の深刻なトラブルや修繕が必要になるリスクを未然に防ぎ、安心して暮らすための「住まいの健康診断」としての役割を果たします。

建物状況調査と瑕疵保険検査との違い

不動産購入を検討していると、ホームインスペクションと似た言葉を耳にすることがありますが、それぞれ目的と内容が異なります。
まず建物状況調査は、宅地建物取引業法に基づき、主に中古住宅の売買時に不動産会社が買主に対して実施の有無を説明することが義務付けられている調査です。
これは国が定めた基準に従って既存住宅状況調査技術者が行いますが、あくまで目視を中心とした基本的な劣化確認にとどまります。
一方でホームインスペクションは、より広範囲かつ詳細に建物のコンディションを診る任意の住宅診断サービスであり、新築や中古を問わず依頼者の希望に合わせて屋根裏や床下などの詳細なチェックまで踏み込むことが可能です。
さらに瑕疵保険の検査は、購入した住宅に万が一欠陥があった場合に補修費用が支払われる「既存住宅売買瑕疵保険」に加入するための適合審査を指します。

安心な取引という目的は共通していますが、インスペクションはご自身が納得して詳細な判断材料を得るためのものと理解しておきましょう。

物件種別ごとの費用相場

HOME INSPECTIONのチェックリスト

新築戸建ての費用相場5万円から10万円

新築住宅でホームインスペクションを実施する場合の料金目安は、一般的に5万円から10万円程度となります。
新築なのになぜ費用をかけてまで検査が必要なのかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、新築物件でも施工ミスや図面と異なる仕上がりになっているケースは決して珍しくありません。
この基本料金の中には、外壁や基礎の目視確認、室内の建具の動作確認、設備機器のチェックなどが含まれています。
さらに、オプションとして屋根裏詳細調査や床下詳細調査を追加する場合、それぞれ2万円から3万円程度の追加の料金が発生することが多くなります。
新築の一戸建てにおいては、引き渡し前の内覧会(施主検査)のタイミングで専門家であるホームインスペクターに同行してもらうプランが非常に人気を集めています。

ホームインスペクションの値段としては決して安い金額ではありませんが、数千万円のマイホームに対する安心料と考えれば、十分に価値のある投資だと言えるでしょう。

中古戸建ての費用相場5万円から15万円

中古の一戸建て物件における住宅診断の費用相場は、おおよそ5万円から15万円の範囲で設定されていることが一般的です。
新築戸建てのインスペクション費用と比較して上限金額が高くなっている理由は、築年数が経過している中古物件特有の経年劣化や、目に見えない部分のダメージをより慎重に調べる必要があるためです。
基本となる目視調査だけであれば5万円から7万円程度で依頼できる業者が多いですが、中古住宅では雨漏りの跡やシロアリ被害、構造部材の腐食といった重大な欠陥が隠れているリスクが高まります。
そのため、基本プランに加えて床下への進入調査や屋根裏への進入調査、さらには赤外線サーモグラフィカメラを用いた断熱材の欠損・雨漏り調査(1万5千円程度)などのオプションを積極的に追加するケースが多く、結果としてトータルの金額が10万円を超えることも珍しくありません。
ご自身の予算と物件の状態を考慮して、どこまで詳しく調べるかを決めることが大切です。

マンションの費用相場5万円

中古マンションや新築マンションのホームインスペクションにかかる費用相場は、おおむね4万円から6万円程度となっており、一戸建てと比較するとインスペクション金額が安く設定されている傾向にあります。
これは、マンションの調査範囲が主に「専有部分」と呼ばれる個人の居住空間内に限定されるためです。
一戸建てのように外壁全体や屋根、床下、小屋裏といった広範囲の構造部分をチェックする必要がなく、調査にかかる時間も比較的短く済むため、インスペクション料金も抑えられます。
マンションのインスペクション内容としては、室内の壁や床の傾き、クロスの剥がれや下地の不良、システムキッチンやユニットバスなどの水回り設備の劣化具合、水漏れの痕跡がないかといった項目を中心に入念な確認が行われます。
ただし、マンションの場合は一戸建てのようにドローンを使った外装チェックなどの特殊なオプションを追加することが構造上難しいため、基本の目視診断プランのみで完了することが大半です。

費用負担者は原則として買主

ホームインスペクションの費用を誰が払うのかという疑問は、多くの方が抱えるポイントですが、原則として調査を希望して依頼した側である買主(購入検討者)が全額を負担することになります。
これは、インスペクションが買主自身の「欠陥住宅を買ってしまうリスクを避けたい」「将来の修繕費用をあらかじめ知っておきたい」という情報ニーズを満たすためのものだからです。
しかし、一部の中古物件やリノベーション済みの物件などでは、売買をスムーズに進めるための付加価値として、売主側(不動産会社や個人の売主)がすでに費用を負担してホームインスペクションを実施済みとしているケースも存在します。
その場合は購入前に調査報告書を無料で確認できるというメリットがありますが、売主が手配した業者のため第三者性に不安が残ると感じる方は、自費で改めて別の専門機関に依頼することも可能です。
まずは不動産会社の担当者に、調査の実施状況や費用負担について相談してみるのがスムーズです。

ホームインスペクションのメリットとデメリット

医者が家の模型に聴診器を当てている

欠陥住宅の購入回避と修繕費用の把握

ホームインスペクションを行う最大のメリットは、何と言っても重大な欠陥住宅を購入してしまうリスクを未然に回避できるという点にあります。
一般の人が家を見学しても、表面的なデザインや間取りの良し悪ししか判断できませんが、専門家がチェックすることで、建物の構造的な不具合や深刻な雨漏り、シロアリ被害の有無を契約前に把握できます。
これにより、購入を見送るという正しい決断ができたり、修繕を条件に契約を進めたりすることが可能になります。
また、中古住宅の場合は購入後にどの程度の修繕が必要になるのか、その修繕費用の目安を専門家のアドバイスから想定できる点も大きな魅力です。
住宅購入の初期費用だけでなく、入居後にかかるメンテナンスのトータルコストが明確になるため、予想外の出費で家計が圧迫されたり、予算オーバーになったりする事態を防ぎ、余裕を持った資金計画やリフォーム計画を立てやすくなります。

数万円の費用負担とスケジュール調整の手間

大きな安心を得られる一方で、ホームインスペクションにはいくつか注意すべきデメリットも存在します。
まず一つ目は、調査を実施するために数万円から十数万円程度の費用が自己負担として発生することです。
住宅購入の諸費用が膨らむ中で、決して少なくない出費となるため、予算に余裕を持たせておく必要があります。
二つ目のデメリットは、調査の実施や結果報告までに一定の手間と時間がかかる点です。
インスペクションの調査自体は3時間から5時間程度で終わりますが、専門家による詳細な調査報告書が手元に届くまでには、一般的に実施から1週間程度の時間が必要となります。

また、人気物件の場合は購入の決断を急がされることが多く、売主や仲介する不動産会社に対してインスペクションを実施したい旨を伝え、調査日程のスケジュール調整を行う交渉の手間もかかります。
他の買付希望者がいる場合、調査を待ってもらえないリスクがあることも理解しておきましょう。

新築物件と中古物件における必要性

ホームインスペクションの業者と男性が家を指さしている

新築物件の施工不良の事前発見

ホームインスペクションは中古住宅のためのものと思われがちですが、実は新築物件においてもその必要性は非常に高いと言えます。
新築の建売住宅や注文住宅であっても、家づくりは多くの職人の手作業によって行われるため、ヒューマンエラーによる施工不良や手抜き工事、図面との相違が発生するリスクはゼロではありません。
具体的には、断熱材の入れ忘れや隙間、床下の基礎部分のひび割れ、配管の接続不良、建具の立て付け不良などが引き渡し後に発覚するケースが後を絶ちません。
一度住み始めてからこれらの不具合を指摘して直してもらうのは、家具の移動や生活への支障など精神的にも肉体的にも大きな負担を伴います。
そのため、新築物件の引き渡し前に行われる施主検査のタイミングで第三者の専門家を入れて検査を実施し、プロの厳しい目で施工の品質を隅々までチェックしてもらうことで、安心して新生活をスタートさせることができます。

中古物件の目視不可能な劣化箇所の確認

中古物件におけるホームインスペクションの必要性は、築年数の経過に伴う建物の見えない劣化やダメージを正確に把握するために極めて重要です。
中古住宅はこれまでの住人の使い方やメンテナンスの頻度によって、建物のコンディションが全く異なります。
内装の壁紙やフローリングを綺麗にリフォームしていても、壁の内部の雨漏りや、床下・小屋裏の木材の腐食、白蟻の被害といった重大な瑕疵(かし)が隠れている恐れがあります。
これらは不動産会社の担当者や一般の購入検討者が外から軽く見学した程度では絶対に発見できません。
専門の住宅診断士が専用の機材を使って床下や屋根裏まで潜り込み、住宅の基礎や構造耐力上主要な部分を徹底的に調べることで、入居後すぐに大規模な修繕工事が必要になるという最悪の事態を防ぐことができます。

中古住宅特有の不安を解消し、長く安全に住み続けるための必須のプロセスと言えるでしょう。

具体的な調査内容と診断項目

木の家の模型と小銭が入っている瓶が並んでいる

外壁・屋根・基礎のひび割れ調査

ホームインスペクションにおける建物の外周部の調査では、雨風から家を守るために重要な外壁、屋根、そして建物を支える基礎部分のコンディションを念入りに確認します。
外壁の検査項目では、表面のひび割れ(クラック)の有無や深さ、塗装の剥がれ、チョーキングと呼ばれる粉吹き現象、カビやコケの発生状況、シーリング材の劣化や破断などを目視や触診でチェックします。
屋根については、下から双眼鏡で確認するほか、近年では高所カメラを使って屋根材の割れやズレ、サビ、防水層の劣化具合を調査する業者も増えています。
基礎部分は、コンクリートの構造的な強度に関わる重要な箇所であり、幅0.3ミリ以上の深刻なひび割れがないか、鉄筋が露出するほどの欠損がないか、通風口や換気口が適切に機能しているかなどを専用のクラックスケールを用いて計測し、建物の耐久性に影響を及ぼす問題がないかを客観的に診断します。

床下・小屋裏の水漏れやシロアリ調査

建物の見えない部分でありながら、家の寿命を大きく左右するのが床下と小屋裏(天井裏)の空間です。
この部分のホームインスペクションでは、湿気による木材のダメージや害虫被害の有無を徹底的に調査します。
床下調査では、ホームインスペクターが専用の作業服を着て点検口から床下に進入し、基礎の内側や土台の木材に腐食がないか、給排水管からの水漏れが発生していないか、そして最も恐ろしいシロアリの生息や蟻道(ぎどう)と呼ばれるシロアリの通り道がないかをライトで照らしながら隅々まで這って確認します。
一方の小屋裏調査でも同様に天井裏に進入し、屋根の裏側にある木材のシミを確認して過去から現在にかけての雨漏りの形跡がないかを調べます。
また、断熱材が適切に敷き詰められているか、換気が十分にされておらず結露によるカビが発生していないかといった、建物の寿命や日々の快適な生活に直結する項目を専門家の目で細かくチェックします。

室内建具の傾き調査と設備機器の動作確認

室内のホームインスペクションでは、毎日の生活に直結する居住空間の安全性と快適性を確認するための詳細な検査が行われます。
最も重要な項目のひとつが建物の傾き調査です。
専門家がレーザーレベルやスマートレベルといった精密な水平器を床や壁に当て、家全体が地盤沈下や構造の歪みによって傾いていないかを数値で正確に計測します。
わずかな傾きでも、住み続けるうちに頭痛やめまいなどの健康被害を引き起こす可能性があるため、非常に重要なチェックポイントとなります。
また、ドアや窓などの建具がスムーズに開閉できるか、がたつきや引っ掛かりがないかといった動作確認も全ての箇所で行われます。

さらに、キッチン、バスルーム、トイレ、洗面台といった水回り設備についても実際に水を流してみて、水圧は適切か、排水管の詰まりや異音がないか、換気扇が正常に作動するかなど、引き渡し後にすぐ快適に生活を始められる状態かどうかを細かく点検していきます。

最適な依頼タイミングと業者選びの基準

住宅のホームインスペクションを行っている様子

売買契約締結前の調査依頼

ホームインスペクションを実施する上で最も理想的かつ推奨されるタイミングは、物件の売買契約を締結する前です。
購入の申し込み(買付証明書の提出)を行ってから、正式な売買契約を結ぶまでの約1週間から2週間という限られた期間内に調査を依頼し、結果を報告してもらうのがベストな流れとなります。
なぜ契約前が良いのかというと、万が一インスペクションの結果によって建物の基礎や構造部分に重大な欠陥が見つかったり、想定をはるかに超える高額な修繕費用が必要であることが判明したりした場合に、ペナルティなしで無料で購入をキャンセル(見送り)することができるからです。
もし売買契約を結んだ後に欠陥が見つかって契約を解除しようとすると、手付金の放棄や違約金といった金銭的な損失が発生してしまう恐れがあります。
不動産会社の担当者には、内見の段階で調査を入れたいと早めに希望を伝えておくことで、その後のスケジュール調整が非常にスムーズになります。

既存住宅状況調査技術者資格保有者の選定

安心できるホームインスペクションを行うためには、信頼できる調査会社とホームインスペクター(住宅診断士)を選ぶことが何よりも重要です。
業者選びの確実な基準となるのが、既存住宅状況調査技術者という国が定めた講習を修了した国家資格の保有者が在籍しているかどうかを確認することです。
この資格は一級建築士や二級建築士などの建築の専門資格を持っているプロフェッショナルしか取得できないため、建物の構造に対する深い知識と確かな技術を持っている証明となります。
また、不動産仲介会社から特定のインスペクション業者を紹介されることもありますが、買主の利益を守るためには、売主や不動産会社と利害関係のない完全に独立した第三者機関の会社を自分自身で探して依頼することをおすすめします。
ホームページなどで過去の実績や調査報告書のサンプルを確認し、調査中の疑問にも分かりやすい言葉で丁寧に答えてくれるコミュニケーション能力の高い担当者を選ぶと安心です。

まとめ

2人の作業員が建物を検査している様子

ホームインスペクションは、新築・中古に関わらず、これから購入する住宅の真の状態を専門家の目で客観的に評価してもらえる非常に有効な手段です。
建物の傾きや見えない部分の劣化、修繕にかかる将来的なコストの目安を事前に把握できるため、不安の多いマイホーム購入において大きな安心材料となります。
費用や手配の手間はかかりますが、一生に一度の大きな買い物における数百万円単位の損失リスクを防ぐための「保険」と考えれば、決して高い投資ではありません。
後悔のない住まい選びと、入居後の健やかで安全な暮らしを実現するために、ぜひ購入前のホームインスペクションの実施を前向きに検討してみてください。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
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この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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