古民家とは築年何年?古民家の定義とメリット・デメリットを解説

  • 作成日:2024/01/19
  • 更新日:2024/01/19
  • 編集者:山根木材メディア編集部
古民家とは築年何年?古民家の定義とメリット・デメリットを解説

古民家には現代の住宅にはない独特の魅力と趣があるため、多くの方は古民家暮らしに憧れを持っています。
しかし、古民家は現在の建築基準で建てられていないことから、耐震性・断熱性などの性能面で不便を感じやすいものです。

今回の記事では、古民家の魅力とともに古民家で快適に暮らす方法や古民家生活のメリットとデメリットをまとめました。
古民家での生活に興味があるのなら、ぜひ参考にしてください。

古民家の定義とは

古民家というと文字通り「昔からある住宅」を想像すると思いますが、築何年以上の住宅に限定されているのか・どのような作りの住宅を古民家と呼ぶのかなどの疑問を持つ方もいるでしょう。
古民家には明確なルールがないため、どのような住宅を古民家と呼んでも間違いではありません。
不動産の広告などで「古民家」と記載されている住宅は、特に何かの基準をクリアしているわけではないのです。
ただし、古民家再生のための活動をしている「一般社団法人古民家再生協会」では、伝統構法で建築された築50年以上の建物を古民家と定義しています。

伝統構法と在来工法の違い

現在の日本にある住宅の大半は在来工法で建築されています。
住宅の基礎にコンクリートを施工し、基礎と住宅をしっかりつなぎ合わせた上で耐震金物・筋交・補助材を活用して耐久性を高める造りが在来工法です。

それに対して、伝統構法では基礎に「石場建て」という石を置き、柱を乗せて住宅を形にします。
建築には釘を含む金具は使用せず、全て職人が木材を加工して組み立てていきます。
在来工法と伝統構法は全く異なる構造であり、耐震性・耐久性ともに在来工法の方が優れていると考えて良いでしょう。

伝統構法と在来工法については、こちらの記事を参考にしてください。

古家と古民家は同じ意味ではない

古家と古民家は似た言葉ですが、同じ意味ではありません。
古家とは現在人が暮らしていない空き家を指します。日本では古家が年々増加し、社会問題化しています。

ただし、該当の古家が古民家である可能性は考えられるでしょう。
長期間誰も暮らさず手入れがされていなかった古家に暮らすには、非常に多くのメンテナンスが必要です。
古民家購入時には、住宅の状況のみでなくこれまでの経緯も十分確認しましょう。

古民家に暮らすメリット

古民家に暮らすメリットには、次のようなものがあります。古民家には非常に多くの魅力が詰まっていると考えて良いでしょう。

広々とした特徴的な間取り

古民家の間取りはふすまや障子で部屋が区切られており、全ての部屋をつなげると広々とした開放的な空間になります。
また、現代の住宅よりも敷地面積が広いため、家族の人数が多くてものびのびと暮らせるでしょう。
広い縁側や家を囲むように作られた廊下、便利な土間のキッチンなどは今の住宅にはない特徴だと言えます。

懐かしく落ち着く空間で暮らせる

古民家最大のメリットとして、心安らぐ空間で生活できるという点があります。
おしゃれな古民家カフェや格調高い旅館のような住まいで毎日を過ごせるのです。
また、古民家には木材がふんだんに使用されているため、木の香りに包まれたリラックス効果も得られるでしょう。

通気が良く夏涼しい

古民家は開放的かつ木造建築で作られているため、風通しが良く夏も涼しく過ごせます。
庭との距離が近く、住宅の外と内の境界線が曖昧な作りであり、庭の景色を楽しみながら情緒ある暮らしが送れるのです。
さらに湿気も溜まりにくいことから、ジメジメとした季節でも快適でしょう。

購入費用を抑えられる

古民家は手頃な価格で販売されている物件が多いです。物件の状態によっては大規模なリフォームが必要ない住宅も存在するでしょう。
多少のメンテナンス費用はかかるものの、新築物件を購入するよりも手頃な価格でマイホームが手に入る可能性が高いのです。

また、住宅購入後に毎年支払い義務が生まれる固定資産税は、住宅の築年数で計算されることから、古民家は固定資産税の節税効果も得られます。
導入コストのみでなくランニングコストも計算して、住宅選定を進めましょう。

古民家に暮らすデメリット

古民家での生活には、メリットのみでなくデメリットも存在します。
古民家購入後に後悔することがないように、古民家のデメリットを理解しておきましょう。

冬場は部屋が暖まりにくく寒い

風通しが良く暑い季節に過ごしやすい古民家ですが、気密性や断熱性が低いため冬の暖房効率が下がります。
暖房をつけてもなかなか部屋が暖まらず、寒さが辛いと感じる方も多いでしょう。
特に寒冷地で古民家購入を考えているのなら、気密性や断熱性を改善するリフォームを実施するべきです。

耐震性・耐久性に不安が残る

古民家は現在の耐震基準で建築されていないため、大きな地震の揺れに耐えられない可能性があります。
古民家を購入する際には耐震診断を実施し、事前に必要な耐震リフォームを行いましょう。

古民家の耐震リフォームについては、こちらの記事で詳しく説明しています。

セキュリティ上の問題がある

古民家は開放的で出入り口が多く、住まいの外と内の境界が曖昧な間取りで作られています。
住宅を完全に施錠することが難しいため、現代の生活ではセキュリティ上の問題があると考えて良いでしょう。
入居前にセキュリティ性を向上させるリフォームを施しましょう。

リフォームに多くのコストがかかる可能性がある

状態が非常に悪い物件ではリフォームに多くのコストがかかり、結果的に新築住宅以上の費用が必要になる場合もあります。
古民家を購入する時には、事前に欠かせないリフォームの内容を確認し、用意するべき予算を明らかにしておきましょう。
リフォーム工事開始後に問題が発覚して追加工事が実施される事例も多いため、余裕を持った資金計画を立てましょう。

古民家に暮らすならリノベーションが必要

古民家に暮らすためには、一定のリノベーションが欠かせません。特に、耐震性や断熱性が低いままでは、快適かつ安全な生活を送りにくくなります。
古民家を選定する段階では、リノベーションに必要な費用と古民家の購入費用を合わせて予算を立てるようにしましょう。

古民家を購入したままの状態で暮らすことは、難しいと考えるべきです。
可能であれば第三者機関に依頼して「古民家インスペクション」を実施し、購入予定の住宅の状態を診断してもらいましょう。

古民家リノベーションの魅力やメリットについては、こちらの記事を参考にしてください。

古民家リフォームには補助金・助成金が使える場合がある

古民家リフォームはいくつかの補助金・助成金の対象になります。
特に、耐震性補強や省エネ化、バリアフリー化を対象とする補助金・助成金は多く、地方自治体独自の制度が用意されていることもあります。
古民家購入前に活用可能な補助金や助成金を調査すれば、リフォームに必要な費用の負担を軽くできるでしょう。

古民家リフォームが対象になる補助金・助成金についての詳しい情報は、こちらの記事を参考にしてください。

まとめ

古民家には現代の住宅では再現が難しい趣があり、おしゃれな空間で生活が送れます。
住宅性能を向上させるリフォームは必要であるものの、補助金や助成金を活用すればリフォームコストも抑えられるでしょう。
今回の記事を参考に、魅力ある古民家での暮らしを実現について検討してみてください。

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