キッチンリフォームの費用相場は?安く抑えるコツや失敗例・実例

  • 作成日:2024/01/31
  • 更新日:2024/03/14
  • 編集者:山根木材メディア編集部
キッチンリフォームの費用相場は?安く抑えるコツや失敗例・実例

キッチンのリフォームを考えるにあたって、費用の目安が知りたい方は多いのではないでしょうか。
キッチンのリフォーム費用は、50〜150万円が中心価格です。

この記事では、キッチンのリフォームにかかる費用と安く抑えるコツを解説します。
成功させるための計画の進め方、気になる失敗例に加えて、山根木材での実例もご紹介しますので、ぜひ理想のキッチンリフォームにお役立てください。

キッチンのリフォームにかかる費用

キッチンのリフォームにかかる費用は、どこまで変更するかによって大きく変わってきます。それぞれの費用目安は以下のとおりです。

  • 【50万円〜】部分的な交換のみ
  • 【100万円弱〜】システムキッチン本体の交換
  • 【100~300万円】カップボードや内装もリフォーム

どの程度のリフォームができるかについては、以下に詳しくご紹介します。

【50万円〜】部分的な交換のみ

部分的な交換など小規模なリフォームであれば、比較的安価に行うことができます。
ガスコンロやIHの交換、レンジフード・食洗機の交換や設置などの部分的なリフォームであれば30〜50万円で収まることが多いでしょう。

また、ワンルームの賃貸にあるようなコンパクトなミニキッチンの交換も50万円程度が目安となります。

【100万円弱〜】システムキッチン本体の交換

システムキッチン本体を交換するなど、キッチン全体にかかるリフォームは100万円弱〜150万円が目安となります。
壁付けの配置から人気の対面式キッチンに変更するなど、設置場所を変える場合もこの価格帯となります。

キッチンを対面式にすることで、料理をしながら家族とコミュニケーションをとったり、テレビを見たりすることができます。

ただし、壁付けから対面式に変更し、なおかつ高グレードのキッチンを入れるとなると、200〜350万円以上かかる場合もあります。

【100~300万円】カップボードや内装もリフォーム

システムキッチン本体だけでなく、キッチンの空間全体を一新したいという方も多いのではないでしょうか。
憧れのキッチン空間は、好きなお菓子作りをしたり、本格的なコーヒー機材を揃えてカフェタイムを楽しんだりと、生活全体を楽しいものにします。

キッチンに加えてカップボードや内装までリフォームする場合は、100~300万円が目安となります。
高グレードのキッチンで内装にもこだわる場合には300万円以上かかることも少なくありません。

内装や収納も見直すことで、見た目だけでなく使い心地までこだわったキッチンが完成します。

キッチンのリフォーム費用を抑えるには

キッチンのリフォームに興味はあっても、できるだけ余分なコストはかけたくないですよね。
そこで、キッチンのリフォーム費用を抑えるコツをご紹介します。

本体のグレードを低くする

キッチンのリフォーム費用を左右するのが、システムキッチン本体の設備費用です。
そのため、単純に本体のグレードを落とせば全体の工事費用は安くなります。

単純にキッチン本体のグレードを下げてしまうと、利便性が悪いなど残念な結果になりかねませんが、シンクを比較的安価なステンレスにする、型落ちになるタイミングを待つなど、工夫次第で本体費用を下げることは可能です。

もともとステンレスが好みである方、リフォームを急いでいない方など条件に合う場合は検討してみてもよいでしょう。

また、アウトレットや新古品も選択肢に入れてみると、大きくグレードを落とさずコストダウンが可能になる場合があります。

キッチンリフォームに強い会社に依頼する

施工会社選びの段階で、キッチンのリフォームに強い会社を選ぶのも一つの方法です。
キッチンリフォームに強い会社であれば、仕入れや在庫管理も自社で行っているため本体価格が比較的安く、品質も良いものをすすめてもらえるのがメリット。

オプションなども詳しく検討してみると、余計なものを省いてコストダウンが叶うこともあります。
山根木材ではキッチンリフォームも数多く手掛けており、ニーズに合ったコストダウン方法を提案できます。

補助金制度を利用する

キッチンのリフォームは、特定の条件を満たすことで国や市町村の補助金制度が利用できる場合があります。
たとえば、ビルトイン食器洗機の設置や掃除しやすいレンジフードへの交換など、家事の負担を軽減するリフォームには国交省の運営する「子育てエコホーム支援事業」が使える可能性があります。

【例:子育てエコホーム支援事業】

  • リフォームの対象工事:①住宅の省エネ改修 ② 住宅の子育て対応改修、バリアフリー改修、空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事等(①の工事を行った場合に限る。)
  • 補助額:20~60万円(リフォーム工事内容に応じて定める額)
  • 期限:令和6年12月31日までにすべての工事が完了した上で交付申請が可能なもの

参考:子育てエコホーム支援事業について – 住宅

補助金の対象や内容はそのときによって変わるため、適用できる補助金があるか、どのような条件が必要かはリフォームを依頼する会社に確認しましょう。

キッチンリフォームを成功させるためのステップ

いざキッチンをリフォームしようと思っても、何から考えたらいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、キッチンのリフォームを成功させるためのステップを解説します。

①形を選ぶ

まずはどのようなキッチンにしたいのか、大枠から検討します。そのために、最初に選びたいのはキッチンの「形」です。早い段階でリフォームを依頼する会社を選び、相談しながら自宅の間取りに合ったキッチンを選ぶことも大切です。

【 I型 】

I型のキッチンとは、シンクとコンロが一列に並んだタイプのこと。コンパクトで場所を選ばないのが特徴です。壁付けならキッチンの背後にダイニングテーブルを置くと、スムーズに配膳できます。対面式のキッチンなら、料理をしている間も家族の様子を見渡せるのがメリットです。

対面式の場合、キッチンの周囲をぐるりと一周回れるアイランド型か、一辺が壁についたペニンシュラ型かで使い勝手が変わってきますので、あわせて検討しましょう。また、間取りによってシンクとコンロを向かい合わせにした2列型のほうが配置しやすい場合もあります。

【 L型 】

L型キッチンとは、シンク、コンロ、冷蔵庫も合わせてL字型になるように配置したキッチンのことです。2列型と同様、作業スペースを広く取ることができ、複数人でも調理しやすいことが特徴です。

壁付けキッチン、対面キッチンのどちらでも設置することができるため、好みの使い勝手を考えて設置しましょう。ただし、キッチンのコーナー部分の奥まった場所がデッドスペースになりやすいため、使い方の工夫が必要です。

【 U型 】

シンク、コンロ、冷蔵庫をU字(コの字)型に配列した型を、U型キッチンといいます。
U型は方向転換するだけで簡単に別の作業へ移ることができるため、動線が効率化され、作業しやすいのが特徴です。キッチンレイアウトに無駄がなく、大容量の収納も実現できるでしょう。

ただし、設置するには比較的広めのスペースが必要であるため、間取りに制限が出る場合があります。

②機能を選ぶ

キッチンの形を選んだら、次はキッチンに求める機能を選びます。
最新のキッチンには暮らしをより便利にするさまざまな機能があるため、必要なものを取捨選択しましょう。以下に主な機能を紹介します。

掃除やお手入れをラクにする多彩な機能

最新のキッチンには、掃除やお手入れがラクになるさまざまな機能が搭載されています。以下のような機能が例として挙げられます。

  • 緩やかな傾斜により、汚れや野菜くずが自然と排水口に集まる構造のシンク
  • 継ぎ目がなく汚れがたまりにくい構造のワークトップとシンク
  • 汚れがつきにくく落としやすいように表面加工されたコンロ
  • 自動洗浄機能がついたレンジフード

また、手を触れずに水を出せるタッチレス水栓も、汚れた手で水栓を触ることがないため、水栓が汚れにくいメリットがあります。

アシスト機能で家事を時短

家事の時短につながるアシスト機能付きのキッチンもあります。
例えば、電子レンジ機能を内蔵したグリル。すばやく中まで火を通しながら、表面はカリッと仕上げることができます。

また、食材の温度を測定して、火加減や時間を自動で調整してくれる機能や、温度を自動設定してくれる機能がついたものもあります。

このように、キッチンのアシスト機能をうまく活用することで料理時間の短縮をはかることができます。

③ショールームで比較する

気になる形や機能を調べて、ある程度希望が整理できたら、ショールームで実物を見て比較するのがおすすめです。

カタログだけで選ぶのではなく、ショールームで実物を見ることで、実際の使い勝手や質感を確認し、ほしい機能を厳選できます。
ぜひ足を運んで、実際の使い勝手をシミュレーションしながら確認してみましょう。

キッチンリフォームの失敗例

満足のいくキッチンリフォームをするために、キッチンリフォームでよくある失敗例を確認しておきましょう。
以下に、代表的な失敗例とその対策をご紹介します。

動線が良くない

キッチンをリフォームした結果、動線が変わって使いづらくなってしまったという場合があります。

例えば、キッチンをL型からI型に変更するなど、今までと異なる形を選んだ場合、慣れないこともあって使い勝手が悪いと感じてしまうことは少なくありません。

作業動線を考えるときに、知っておきたいのがコンロ、シンク、冷蔵庫の3つの点からなる三角形「ワークトライアングル」の考え方です。
ワークトライアングルが小さく、正三角形に近づくほど、キッチンでの作業動線がよくなるといわれています。

キッチンの型や配置を決める際には、コンロ・シンク・冷蔵庫の3辺の合計が360~660㎝の範囲にするのがポイントです。
こうすることで、動きやすく、使いやすいキッチンの配置が生まれます。

高さが合わない

使いやすいキッチンには、使う人に合った高さが不可欠です。
デザインや使い勝手が気に入っても、身長に対してキッチンの高さが合わないとストレスになってしまいます。

キッチンの高さの目安は「身長÷2+5cm」。ワークトップはもちろん、吊り戸棚についても「高さ」を意識して選ぶと、失敗しにくくなります。
現在使っているキッチンの高さからどれくらいの高さが最適かを考えたり、ショールームで実際に試してみたりすると効果的です。

収納が不十分

最近のキッチンは、従来のキッチンに比べ配管スペースがコンパクトになった影響で収納スペースが広がっています。
そのため、見た目以上に収納できるキッチンも少なくありません。

ただし、吊り戸棚をなくして開放的な空間を作ったりすると、思ったより収納が少ないと感じることもあるため要注意。
また、ストックを買い置きしたい方も多めの収納が必要となるでしょう。

十分な収納量を確保するほか、必要に応じて小さくてもパントリーの設置なども検討すると、すっきりと余裕を持って使うことができます。

山根木材のキッチンリフォーム実例

最後に、山根木材のキッチンリフォーム実例をご紹介します。実例を参考に、理想のキッチンリフォームを検討してください。

憧れを実現した対面式のモノトーンのキッチン

キッチンリフォーム事例①

ご夫婦のセカンドライフのスタートに合わせてリフォーム。これまで壁付けで配置していたキッチンを、奥様の憧れだった対面式に変更しています。
パントリーも新設し、収納力も大幅にアップしました。

モノトーンのキッチンはシンプルかつスタイリッシュ。
ご夫婦二人のセカンドライフをより充実したものにしてくれそうです。

ダイニングとひと続きの木のキッチン

キッチンリフォーム事例②

木製のキッチンとダイニングを横に並べることで、料理中も家族との会話が楽しめるようにしたキッチン。
横並びのレイアウトは配膳もスムーズで、ダイニングを一時的な作業スペースにも使えるなどメリットいっぱいです。

壁面のパントリー、ランドリースペース、勝手口をキッチン周りに集約させたことで、家事効率もアップさせています。

こだわりの詰まった造作カップボード

キッチンリフォーム事例③

家具屋やショールームを見て回ったものの、いい商品に出会えなかった奥様。
山根木材でサイズ・色など思い通りの家具をオーダーできることを知り、図面からこだわりのカップボードを作成されました。

奥様の身長や使い勝手、LDKの雰囲気との相性を重視しています。
オーダーメイドで作成することで、LDKの雰囲気に合う納得のカップボードができました。
カップボードに合わせてシステムキッチンも交換しています。

天井にも木を用いたナチュラルキッチン

キッチンリフォーム事例④

木目調のキッチンにオーク材の天井材を組み合わせ、木に囲まれているようなナチュラルで心地良い空間を作っています。
キッチンに立ちながらリビングを見渡すことができ、家族の気配を感じられるように配置しました。

木をふんだんに使うことで、1日のうちで一定時間を過ごすキッチンをより快適な空間にしています。

キッチンのリフォーム費用を知り納得のいくプランを立てよう

ここでご紹介した費用はあくまで目安です。
費用の目安を知っておくことで納得のいくプランが立てられますが、実際の費用は工務店やハウスメーカー、リフォーム専門店に相談してみると、正確に把握できるでしょう。

山根木材では予算に合わせたキッチンリフォームのほか、木を使った居心地の良いキッチン空間も合わせて提案しています。
どれくらいの予算でどんなキッチンリフォームができるのか、詳しく知りたい場合はぜひお問い合わせください。

今なら「リフォームまるわかり大辞典」を無料進呈中です。お問い合わせ・資料請求は、下記お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。
※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。

この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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