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リフォームにおすすめのキッチン10選!メーカーごとの特徴や選び方

  • 作成日:2024/01/05
  • 更新日:2025/10/16
  • 編集者:山根木材メディア編集部
リフォームにおすすめのキッチン10選!メーカーごとの特徴や選び方
目次

毎日の料理や家族との団らんで中心的な役割を果たすキッチン。
新築やリフォームを機に、もっと使いやすく、おしゃれな空間にしたいと考える方は多いでしょう。
しかし、
LIXIL(リクシル)やパナソニック、クリナップなど、多くのキッチンメーカーがあり、それぞれに特徴も価格帯も違うため「結局、どこがいいんだろう?」と迷ってしまいますよね。
キッチン選びで後悔しないためには、各メーカーの強みを理解し、ご自身のライフスタイルや予算に合った製品を見つけることが何よりも大切です。
この記事では、人気のシステムキッチンを徹底調査し、主要な国内キッチンメーカー8社を独自の視点でランキング化しました。

さらに「価格重視」「デザイン性」といった目的別の選び方から、新築・注文住宅リフォームといった状況別のポイント、失敗しないための選び方のステップまで、専門家の視点で網羅的に解説します。
この記事を読めば、無数にある選択肢の中から、あなたにとって最高のキッチンがきっと見つかります。

キッチンメーカーおすすめ総合ランキングTOP8比較一覧表

黒で統一されたキッチンと棚がおしゃれなキッチン

まずは、どのメーカーがどんな特徴を持っているのか、全体像を把握しましょう。
ここでは、特に人気の高い主要キッチンメーカー8社をピックアップし、それぞれの強みを一覧表にまとめました。
デザイン性、機能性、価格帯など、あなたがキッチンに求める優先順位と照らし合わせながらご覧ください。

メーカー名

価格帯の目安(本体)

デザイン性

機能性

代表的な特徴

LIXIL(リクシル)

50万円~200万円

★★★★★

★★★★★

豊富なデザインと色展開。熱や傷に強いセラミックトップが人気。

Panasonic(パナソニック)

60万円~250万円

★★★★☆

★★★★★

家電メーカーならではの先進機能。「トリプルワイドIH」が象徴的。

Takara Standard(タカラスタンダード)

40万円~150万円

★★★☆☆

★★★★★

頑丈でお手入れ簡単な「高品位ホーロー」素材が最大の強み。

Cleanup(クリナップ)

50万円~180万円

★★★★☆

★★★★☆

日本で初めてシステムキッチンを開発。特にステンレス加工技術に定評。

TOTO(トウトウ)

60万円~200万円

★★★★★

★★★★☆

透明感あふれる「クリスタルカウンター」が人気。水栓技術も高い。

TOYO KITCHEN STYLE(トーヨーキッチンスタイル)

200万円~

★★★★★

★★★★☆

「キッチンをインテリアの中心に」というコンセプト。唯一無二のデザイン。

kitchenhouse(キッチンハウス)

180万円~

★★★★★

★★★★★

フルオーダーメイド対応。耐久性の高い「エバルト」素材が特徴。

Housetec(ハウステック)

40万円~120万円

★★★☆☆

★★★☆☆

シンプルで選びやすい。コストパフォーマンスに優れたキッチン。

※価格帯は一般的なI型(横幅2550mm)を想定した本体価格の目安であり、オプションや工事費によって変動します。

重視するポイント別おすすめキッチンメーカー4選

無垢のフローリングと白いおしゃれなキッチンが特徴的なリビング

総合的な人気だけでなく「これだけは譲れない」というこだわりがあるはずです。
ここでは、ユーザーが特に重視する4つのポイント「価格・コスパ」「デザイン性」「機能性」「高級感」に分けて、それぞれでおすすめのメーカーをご紹介します。

価格・コスパで選ぶならクリナップ・ハウステック

システムキッチンの導入費用は、できるだけ抑えたいけれど、品質や使いやすさは妥協したくない、というのが本音でしょう。
そんな
価格と品質のバランス、つまりコストパフォーマンスを重視する方には、クリナップの普及価格帯シリーズ「ラクエラ」や、ハウステックの「カナリエ」がおすすめです。
これらのメーカーは、長年のキッチン開発で培ったノウハウを活かし、人気のデザインや便利な機能を厳選して搭載することで、手頃な価格を実現しています。
例えば、収納の基本構造や扉の面材の種類を絞り込むことでコストを抑えつつ、日々の使い勝手で重要なシンクの静音性やスライド収納のスムーズさなどは高いレベルを維持しています。
特に
安いキッチンメーカーを探しているけれど、安かろう悪かろうは避けたいという方に最適です。

まずはこれらのメーカーのショールームで、標準仕様の品質を確かめてみるのが良いでしょう。

デザイン性・おしゃれさで選ぶならLIXIL・TOTO

キッチンを単なる作業場ではなく、住まいの中心となるおしゃれな空間にしたい方には、デザイン性に定評のあるLIXILTOTOがおすすめです。
LIXILは、扉カラーや取っ手のバリエーションが業界トップクラスに豊富で、まるで家具を選ぶようにキッチンをコーディネートできます。
特にハイグレードモデル「リシェルSI」で選べるセラミックトップは、焼き物ならではの高級感と質感で、空間全体を格上げしてくれます。
一方、TOTOの「ザ・クラッソ」の代名詞とも言える「クリスタルカウンター」は、光を透過する独特の透明感が魅力です。
すりガラスのような美しい見た目と、熱や衝撃に強い実用性を両立しており、他メーカーにはない特別な存在感を放ちます。

どちらのメーカーも、デザインの美しさだけでなく、日々の使いやすさを考え抜いた設計がされており、見た目と実用性の両立を求める方にぴったりです。

機能性・掃除のしやすさで選ぶならパナソニック・タカラスタンダード

毎日のことだからこそ、料理の効率やお手入れの手間を少しでも減らしたい、という機能性重視の方には、家電メーカーならではの視点を持つパナソニックと、独自素材を追求するタカラスタンダードが最適です。
パナソニックの「トリプルワイドIH」は、3つの鍋を横並びに置けるため、複数人での調理や大きなフライパンを使う際に非常に便利です。
また、10年間ファンのお手入れが不要な「ほっとくリーンフード」は、
掃除のしやすさを劇的に改善してくれます。
一方、タカラスタンダードの最大の強みは、鉄の強さとガラスの美しさを併せ持つ「高品位ホーロー」です。
汚れや湿気、熱に非常に強く、油汚れも水拭きでサッと落ちるため、壁パネルやキャビネット内部にまで採用されています。

マグネットが付く特性を活かした「どこでもラック」で、収納を自由にカスタマイズできる点も大きな魅力です。
使いやすいキッチンを求めるなら、この2社の独自機能は必見です。

高級感・オーダーメイドならトーヨーキッチン・キッチンハウス

せっかくの家づくりだから、キッチンには徹底的にこだわりたい、誰とも違う自分だけの空間を実現したいという方には、高級キッチンメーカーであるトーヨーキッチンスタイルキッチンハウスがおすすめです。
これらのメーカーは、単なる住宅設備ではなく、暮らしの中心となる「インテリア」としてキッチンを提案しています。
トーヨーキッチンスタイルは、脚付きで宙に浮いたようなデザインの「BAY」シリーズや、特徴的な柄のステンレスワークトップなど、海外ブランドのような圧倒的なデザイン性が魅力です。
キッチンハウスは、熟練の職人が手掛ける
フルオーダーメイドが基本で、ミリ単位でのサイズ調整や自由なレイアウト設計が可能です。
特に独自開発の高圧メラミン素材「エバルト」は、その高い耐久性と豊富なカラーバリエーションで、多くの建築家から支持されています。

価格帯は高くなりますが、それに見合うだけの満足感と、長く愛せる特別な一台が手に入ります。

人気キッチンメーカー8社の特徴と価格相場を比較

ここからは、ランキングでご紹介した人気メーカー8社について、それぞれのコンセプトや強み、代表的な製品シリーズをさらに詳しく解説していきます。
各社のこだわりを知ることで、より深く自分に合ったメーカーを見つけられるはずです。

LIXIL(リクシル)豊富なデザインとセラミックトップ

LIXILは、キッチンだけでなく、トイレや窓、建材まで幅広く手掛ける国内最大級の住宅設備メーカーです。
その総合力を活かした
デザインの豊富さと、どんなインテリアにも合わせられる対応力が最大の魅力です。
ハイグレードモデルの「リシェルSI」は、料理好きのユーザーから絶大な支持を得ています。
特に人気の「セラミックトップ」は、熱々のフライパンを直置きでき、包丁を使っても傷がつきにくい抜群の耐久性を誇ります。
汚れが染み込みにくく、お手入れが簡単なのも嬉しいポイントです。

普及価格帯モデルの「シエラS」は、シンプルで使いやすい機能と選びやすいデザインを両立しており、コストを抑えつつもおしゃれなキッチンを実現したい方に人気です。
デザインと機能、価格のバランスを重視するなら、まず検討したいメーカーです。

  • 価格目安(本体) 50万円~200万円

Panasonic(パナソニック)三連コンロと先進機能

家電メーカーとして有名なPanasonicは、その技術力をキッチン開発にも注いでおり、使いやすさを追求した先進機能が最大の魅力です。
その象徴とも言えるのが、3つの鍋を横に並べて広々と調理できる「トリプルワイドIH」
や、複数の調理を同時進行できる「マルチワイドIH」です。
コンロ手前にスペースが生まれるため、盛り付けや仮置きにも便利で、調理効率が格段にアップします。
また、面倒なファン掃除が10年間不要な
「ほっとくリーンフード」や、シンクの汚れが付きにくく落としやすい「スゴピカ素材(有機ガラス系人造大理石)」など、日々の家事を楽にする機能が満載です。
最上位モデルの「Lクラス」、デザインと機能のバランスが良い「ラクシーナ」、コストを抑えた「リビングステーションV-style」と、予算に合わせて選べるラインナップも充実しています。

  • 価格目安(本体) 60万円~250万円

TakaraStandard(タカラスタンダード)高品位ホーロー

TakaraStandardは、他のメーカーとは一線を画す「高品位ホーロー」という独自素材を最大の強みにしています。
ホーローとは、鉄の基材にガラス質を焼き付けた素材で、汚れ、湿気、熱、衝撃に非常に強く、耐久性が高いのが特徴です
キッチンパネルに油が飛んでも水拭きで簡単に落とせ、キャビネットの内部までホーロー製なので湿気で傷んだりカビが生えたりする心配がありません。
また、表面がガラス質なので有害物質を発散せず、健康面でも安心です。
このホーロー素材を活かし、マグネットで好きな場所に収納パーツを取り付けられ「どこでもラック」も人気です。

デザインは比較的シンプルですが、その圧倒的な清掃性と耐久性は、長くきれいに使い続けたいというニーズに完璧に応えてくれます。
価格帯も比較的手頃なシリーズから揃っており、堅実なキッチン選びをしたい方におすすめです。

  • 価格目安(本体) 40万円~150万円

Cleanup(クリナップ)ステンレスキッチンのパイオニア

Cleanupは、日本で初めて多層式のシステムキッチンを開発した、まさにキッチンのパイオニア的存在です。
特に創業以来こだわり続けているのが
ステンレス素材で、その加工技術は業界でもトップクラスです。
ステンレスは、汚れやサビに強く、衛生的で耐久性が高いのが特徴。
プロの厨房でも使われる信頼性の高い素材です。
クリナップのキッチンは、普段は見えないキャビネットの骨格部分にまでステンレスを採用しており(一部シリーズを除く)、湿気によるカビやニオイの発生を防ぎ、長期間にわたる高い耐久性を実現しています。

中級モデルの「ステディア」は、デザイン性と機能性を両立し、シンク内のゴミが自然に排水口に流れる「流レールシンク」など、独自の機能も搭載。長持ちする丈夫なキッチン、衛生面を重視したい方に最適なメーカーです。

  • 価格目安(本体) 50万円~180万円

TOTO(トウトウ)クリスタルカウンターの透明感

トイレや洗面化粧台など、水まわり製品のトップメーカーであるTOTOは、その技術力とデザイン性をキッチンにも展開しています。
TOTOのキッチンの最大の魅力は、ハイグレードモデル「ザ・クラッソ」に採用されている「クリスタルカウンター」です。
すりガラスのような美しい透明感と滑らかな手触りは、他の素材にはない特別な高級感を演出します。
見た目の美しさだけでなく、熱や衝撃、汚れにも強い実用性を兼ね備えている点も魅力です。
また、水栓メーカーならではの技術も光ります。

幅広のシャワーで効率的に洗い物ができる「水ほうき水栓」や、電気分解した水で除菌ができる「きれい除菌水」など、清潔さと使いやすさを両立する機能が豊富です。
デザインにこだわりつつ、毎日使う水栓などの機能も重視したい方におすすめです。

  • 価格目安(本体) 60万円~200万円

TOYOKITCHENSTYLE(トーヨーキッチンスタイル)唯一無二のデザイン

「キッチンをインテリアの中心に」というコンセプトを掲げ、他の国内メーカーとは全く異なるアプローチでキッチンを提案するのがTOYO KITCHEN STYLEです。
そのデザインは、まるで海外ブランドのような洗練された斬新さが特徴で、キッチンを主役にした空間づくりを目指す方に絶大な人気を誇ります。
脚付きで家具のような佇まいの
アイランドキッチンや、調理と食事のスペースが一体化した「ゼロ動線キッチン」など、独自の思想に基づいた製品が揃います。
特にステンレス加工へのこだわりは強く、特徴的なエンボス柄のワークトップは、デザイン性だけでなく傷が目立ちにくいという機能性も兼ね備えています。
価格帯は高価ですが、規格品にはない圧倒的な存在感と、暮らしを豊かにするデザインを求めるなら、一度はショールームを訪れる価値のあるメーカーです。

  • 価格目安(本体) 200万円~

kitchenhouse(キッチンハウス)理想を叶えるフルオーダー

kitchenhouseは、ヨーロッパの高級キッチンにも引けを取らない品質とデザイン性で、多くの建築家やこだわり派のユーザーから選ばれ続けている高級キッチンメーカーです。
最大の強みは、顧客一人ひとりの要望に合わせて作り上げる
フルオーダーメイド対応です。
間取りやライフスタイルに合わせて、サイズ、レイアウト、素材、機器を自由に組み合わせ、世界に一つだけのキッチンを実現できます。
特に独自開発した高圧メラミンワークトップ「エバルト」は、その高い耐久性、耐熱性、耐汚染性と、豊富なカラーバリエーションで高く評価されています。
デザインの自由度と、長く使える堅牢性を両立したい方に最適です。価格は高価になりますが、専門のスタッフとじっくりと打ち合わせを重ねて作り上げる過程も、特別な体験となるでしょう。

  • 価格目安(本体) 180万円~

Housetec(ハウステック)シンプルで選びやすい高コスパ

Housetecは、シンプルで分かりやすい製品ラインナップと、優れたコストパフォーマンスで支持されているメーカーです。
複雑なオプションを極力排し、人気のデザインや機能をパッケージ化することで、選びやすさと手頃な価格を実現しています。
大手メーカーのような最新鋭の機能は少ないかもしれませんが、スライド収納や静音シンク、お手入れしやすいレンジフードなど、現代のキッチンに求められる基本性能はしっかりと押さえています。
特に、リフォームや賃貸住宅、セカンドキッチンなど、予算を抑えたい場合に非常に有力な選択肢となります。
キッチンに多くの機能や特別なデザインは求めないけれど、信頼できる国内メーカーの製品を
安く手に入れたい、という堅実なニーズに応えてくれるメーカーです。

  • 価格目安(本体) 40万円~120万円

状況別キッチンの選び方と費用相場

キッチンの選び方は、家を新しく建てるのか、それとも今ある家をリフォームするのかによって、考えるべきポイントや費用感が少し異なります。
それぞれの状況に合わせた注意点を確認しましょう。

新築・注文住宅でのキッチン選びのポイント

新築注文住宅でキッチンを選ぶ最大のメリットは、間取りやレイアウトの自由度が高いことです。
壁付けにするか、開放的な
アイランドキッチンにするか、パントリーとの動線をどうするかなど、理想の暮らしに合わせてゼロから設計できます。
多くのハウスメーカーでは「標準仕様」のキッチンが設定されていますが、まずはその仕様(メーカーやグレード)を確認しましょう。
標準仕様はコストパフォーマンスが高いことが多いですが、もし気に入らなければ、オプションで他のメーカーや上位グレードに変更(施主支給)することも可能です。
ただし、その場合は差額費用が発生します。

キッチンはLDK全体の印象を大きく左右するため、床材や壁紙、家具とのトータルコーディネートを意識して、注文住宅の設計段階から担当者とじっくり相談することが成功の鍵です。

リフォーム・交換でのキッチン選びのポイント

リフォームでキッチンを交換する場合、既存のスペースや配管の位置といった制約の中で最適なプランを考える必要があります。
キッチンのサイズを大きくしたり、レイアウトを壁付けから対面式に変更したりすることも可能ですが、その場合は床や壁の工事も必要になり、費用と工期が増加します。
特にマンションの場合は、排水管の位置を動かせないなど、構造上の制約が多いので注意が必要です。
リフォーム費用は、新しいキッチン本体の価格に加えて、古いキッチンの解体・撤去費用、新しいキッチンの
取り付け費用、内装工事費などがかかります。
本体価格だけで考えず、
工事費を含めた総額で予算を組むことが重要です。

複数のリフォーム会社から見積もりを取り、提案内容と費用を比較検討することをおすすめします。

後悔しないシステムキッチンの選び方3つのステップ

たくさんの情報があって何から手をつければいいか分からない、という方のために、キッチン選びをスムーズに進めるための3つのステップをご紹介します。
この順番で考えていけば、きっと理想のキッチンにたどり着けるはずです。

STEP1キッチンのレイアウトを決める

まず最初に考えるべきは、キッチンのレイアウト(配置)です。
レイアウトは、調理中の動きやすさ、いわゆる家事動線
に直結する最も重要な要素です。
代表的なレイアウトには以下のような種類があります。

  • I型キッチン シンク、コンロ、調理スペースが一直線に並んだ最もシンプルな形。
    省スペースで設置できますが、横移動が長くなりがちです。
  • L型キッチン キッチンをL字型に配置したもの。
    移動距離が短く、作業効率が良いのが特徴です。
    コーナー部分がデッドスペースになりやすい点に注意が必要です。
  • 対面キッチン リビングやダイニングと向き合って作業できる人気のレイアウト。
    「ペニンシュラ型(片側が壁に接している)」と「
    アイランド型(島のように独立している)」があります。
    家族とのコミュニケーションが取りやすい一方、広いスペースが必要で、ニオイや煙がリビングに広がりやすいという側面もあります。
    今のキッチンの不満点を洗い出し、新しいキッチンでどんな風に過ごしたいかをイメージしながら、最適なレイアウトを選びましょう。

STEP2ワークトップ・シンクの素材を選ぶ

レイアウトの次に見るべきは、天板であるワークトップシンク素材です。
素材は、キッチンの見た目の印象だけでなく、日々の使い勝手やお手入れのしやすさに大きく影響します。

  • ステンレス プロの厨房でも使われる定番素材。
    熱やサビ、汚れに強く、衛生的です。価格が比較的安価なのも魅力。
    ただし、表面に細かい傷がつきやすいというデメリットもあります。
  • 人工大理石(人造大理石) アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした素材。
    色やデザインが豊富で、インテリアに合わせやすいのが特徴です。
    ステンレスに比べて衝撃に弱い側面もありますが、最近は耐久性が向上した製品も多いです。
  • セラミック 近年、LIXILの「リシェルSI」などで人気が高まっている新素材。
    熱、傷、汚れに非常に強く、焼き物ならではの高級感ある質感が魅力です。
    ただし、素材自体が硬いため、食器などを落とすと割れやすい点や、価格が高価な点がデメリットです。
    それぞれの素材のメリット・デメリットを理解し、デザインの好みとお手入れのスタイルの両方から検討することが大切です。

STEP3ショールームで実物を確認する

カタログやウェブサイトだけでは分からないキッチンの本当の使い心地を確かめるために、必ずショールームへ足を運びましょう。
ショールームでは、実際にキッチンに立って、ワークトップの高さや奥行き、収納の扉の開け閉め、引き出しの重さなどを体感できます。
チェックすべきポイントは以下の通りです。

  • 高さと奥行き 自分の身長に合っているか。
    無理な姿勢にならずに作業できるかを確認します。
  • 収納 引き出しはスムーズに開閉できるか。
    奥の物まで取り出しやすいか。
    扉の開き勝手はどうか。
  • 素材の質感 ワークトップや扉の面材の色や手触りを、照明の下で実際に確認します。
  • 清掃性 継ぎ目や段差が少なく、掃除がしやすそうかを確認します。
    可能であれば、事前に予約をしてアドバイザーに相談すると、より専門的なアドバイスをもらえます。
    複数のメーカーのショールームを訪れて比較検討することが、後悔しないキッチン選びにつながります。

キッチン選びに関するよくある質問

ここでは、キッチン選びを進める中で多くの人が抱く、費用や評判に関する具体的な質問にお答えします。

キッチン本体以外にかかる費用は工事費と諸経費

キッチンリフォームや新築でキッチンを導入する際、費用はキッチン本体の価格だけではありません。
総額は大きく分けて**「本体価格」「組立・設置工事費」「関連工事費・諸経費」
の3つで構成されます。組立・設置工事費は、システムキッチンを現場で組み立てて設置するための費用です
関連工事費には、既存キッチンの解体・撤去費用、給排水・ガス・電気の接続工事、壁や床の内装工事など
が含まれます。
特にレイアウトを大きく変更する場合は、これらの関連工事費が高くなる傾向があります。

諸経費は、現場管理費や廃材の処分費などです。
一般的に、工事費や諸経費は本体価格の50%~70%程度が目安と言われていますが、工事内容によって大きく変動します。
必ず複数の会社から
工事費を含めた総額の見積もりを取り、内容をしっかり比較検討することが重要です。

実際の口コミや評判はSNSやショールームで確認

メーカーのカタログだけでは分からない、実際の使い心地やリアルな評判を知りたい場合、いくつかの方法があります。
一つは、InstagramやX(旧Twitter)などの
SNSで「#リシェルSI」や「#タカラスタンダードキッチン」のように、具体的なメーカー名や商品名で検索することです。
実際に使っているユーザーの投稿写真や感想は、非常に参考になります。
良い点だけでなく、後悔ポイントなどを書いている人もいるので、多角的な情報を得られます。
もう一つは、
ショールームのアドバイザーに尋ねることです。

彼らは日々多くのお客様と接しているため、どんな機能が人気なのか、どんな点で悩む人が多いのかといった、リアルな情報を持っています。
第三者の客観的な意見として、これらの情報を上手に活用しましょう。

値引きや安く購入するコツはリフォーム会社の選定

キッチンの値引きを期待する場合、メーカーに直接交渉するよりも、工事を依頼する工務店やリフォーム会社を通して交渉するのが一般的です。住宅設備会社は、メーカーから商品を仕入れる際に「掛率」という割引価格が設定されており、その割引率が会社の規模や取引実績によって異なります。
そのため、複数のリフォーム会社から相見積もりを取ることで、同じキッチンでも総額が大きく変わることがあります。
また、リフォーム会社によっては、特定のメーカーの製品を「キャンペーン商品」として安く提供している場合もあります。
単に価格が
安いだけでなく、施工実績が豊富で、アフターサポートがしっかりしている信頼できる会社を選ぶことが、最終的な満足度につながります。

価格交渉と合わせて、会社の信頼性もしっかりと見極めましょう。

メーカーの特徴を知って理想のキッチンリフォームを実現しよう!

キッチンは、住まいの中でも家族が多く集まるダイニングやリビング付近にある重要な存在です。
毎日使う場所だからこそ、デザイン、機能、価格のバランスを考え、納得のいくものを選びたいですよね。
今回ご紹介したように、キッチンにはそれぞれ異なる強みを持つ多くのメーカーが存在します。
まずはこの記事のランキングや比較表を参考に、気になるメーカーをいくつか絞り込み、実際にショールームで体感してみてください。
そして、ご自身のライフスタイルや「どんな暮らしがしたいか」を具体的にイメージしながら、最適な一台を見つけましょう。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったリフォームプランをご提案します。

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※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。

この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

山根木材リモデリングウェブサイト

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