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バリアフリーリフォームの費用相場は?補助金やポイントを解説

  • 作成日:2024/01/31
  • 更新日:2026/02/05
  • 編集者:山根木材メディア編集部
バリアフリーリフォームの費用相場は?補助金やポイントを解説

「親が高齢になり、今の家のままでは転倒などの事故が心配」
「そろそろ実家をバリアフリーにしたいけれど、一体いくらかかるのか見当がつかない」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
介護や高齢者の安全を守るためのリフォームは、緊急性が高い一方で、適正価格が分かりにくく、業者によって見積もりに大きな差が出やすい分野でもあります。
この記事では、創業以来1万件を超える施工実績を持つ山根木材が、バリアフリーリフォームのリアルな費用相場を「場所別」「工事内容別」に詳しく解説します。

さらに、20万円まで支給される介護保険や、2025年最新の「子育てグリーン住宅支援事業」といった補助金を活用して、賢く費用を抑える方法もお伝えします。
ご家族が笑顔で安全に暮らせる住まいづくりの参考にしてください。

バリアフリーリフォーム費用の全体相場と工事別目安

段差の少ないお風呂導線

バリアフリーリフォームと一口に言っても、「手すりを一本つけるだけ」の工事から、「車椅子で生活できるように間取りを変える」工事まで様々です。
まずは、ご自身が検討しているリフォームがどの価格帯になるのか、全体像を把握しましょう。

手すり設置など部分的な改修は10万円から50万円

「まずは転倒予防だけしておきたい」「予算を抑えて危険な場所だけ直したい」という場合の目安です。

  • 費用目安:10万円〜50万円
  • 主な工事内容
    玄関、トイレ、浴室への手すり設置
    敷居などの小さな段差解消(スロープ設置)
    ドアノブをレバーハンドルへ交換
    滑りにくい床材への変更(トイレ・洗面所など小規模な範囲)

この規模であれば、工期も半日から数日で完了することが多く、住みながらのリフォームが可能です。

水回りを含む全面改修は150万円から300万円

「親が要介護認定を受けた」「車椅子での生活が始まった」など、本格的な介助や自立支援が必要な場合の目安です。
特に水回り(お風呂・トイレ)の工事は配管移動や機材代がかかるため、費用が大きくなります。

  • 費用目安:150万円〜300万円以上
  • 主な工事内容
    在来工法の浴室からユニットバスへの変更(段差解消・暖房含む)
    トイレの拡張と機能向上(車椅子対応・タンクレストイレなど)
    廊下幅の拡張(壁の撤去・架け替え)
    開き戸から引き戸への建具交換
    ヒートショック対策(断熱窓への交換・断熱材施工)

このクラスの工事では、介護保険の住宅改修費(最大20万円)だけでなく、自治体の補助金や国の省エネリフォーム支援事業などをフル活用して、自己負担を減らす工夫が重要になります。

場所別バリアフリーリフォーム費用内訳

バリアフリーに配慮したトイレ

ここからは、実際にリフォーム相談が多い場所ごとに、具体的な費用の内訳を見ていきましょう。

トイレの手すり設置と引き戸への交換は15万円から50万円

トイレは毎日何度も使う場所であり、立ち座りの動作が多いため、最も優先度が高い改修ポイントです。

工事内容 費用相場 備考
手すりの設置 2万〜5万円 L型手すりなどは下地補強が必要な場合あり
引き戸への交換 10万〜20万円 開き戸は転倒時に外から開けられないリスクがあるため推奨
和式から洋式へ 20万〜50万円 床の解体・復旧工事含む
スペース拡張 20万〜50万円 車椅子での回転スペース確保など

特に「開き戸を引き戸にする」工事は重要です。
トイレ内で万が一倒れた際、内開きのドアだと体が邪魔をして外から救助できなくなるからです。

浴室のユニットバス交換と段差解消は100万円から150万円

古いタイル貼りの浴室(在来工法)は、「滑りやすい」「寒い」「入り口に段差がある」という三重苦になりがちです。

  • 手すり設置のみ: 3万〜10万円
  • 折れ戸への変更・段差解消: 10万〜30万円
  • ユニットバス交換(全体改修): 100万〜150万円

ユニットバスへの交換は高額ですが、「またぎの浅い浴槽」「滑らない床」「浴室暖房」が一気に解決するため、満足度が非常に高いリフォームです。

玄関のスロープ設置と手すり取り付けは20万円から45万円

玄関は「家の顔」であると同時に、最大の障害物である「上がり框(かまち)」の段差が存在します。

  • 手すり・踏み台設置: 3万〜10万円
  • スロープ設置(屋外・屋内): 15万〜40万円
  • 玄関ドア交換(引き戸化): 30万〜60万円

スロープを設置する場合、勾配(傾斜)を緩やかにするために十分な長さが必要です。
スペースが足りない場合は、段差解消機(リフト)の設置の方が現実的なケースもあります。

階段の手すり設置と滑り止め施工は10万円から25万円

家庭内事故で最も命に関わるのが階段からの転落です。

  • 手すり設置: 10万〜20万円
  • 滑り止め部材の設置: 1万〜3万円
  • 足元照明(フットライト): 3万〜5万円

階段の手すりは、体重をかけた瞬間に外れないよう、柱や間柱のある強固な場所に固定する必要があります。
DIYではなくプロに任せるべき工事です。

廊下の段差解消とフローリング張り替えは6畳あたり15万円

わずか数ミリの段差でも、高齢者にとってはつまづきの原因になります。

  • 敷居の撤去・すりつけ板設置: 1箇所 1万〜3万円
  • 床の重ね張り(段差解消): 6畳あたり 10万〜15万円

既存の床の上に新しいフローリングを重ねる「上張り工法」なら、解体費用を抑えつつ、部屋と廊下の段差をフラットにすることができます。

目的別バリアフリーリフォーム施工事例と費用

バリアフリーなリビングスペース

場所だけでなく、「何のためにリフォームするか」という目的によっても費用は変わります。
具体的な悩み別のモデルケースを紹介します。

転倒防止対策の手すり設置中心プランは総額30万円

「まだ元気だけれど、将来のために予防しておきたい」

このような方には、主要な動線への手すり設置と、小さな段差の解消を中心としたライトなプランがおすすめです。

  • 総額目安:約30万円
  • 工事内容: 玄関手すり、トイレL型手すり、浴室手すり、廊下の敷居撤去(3箇所)
  • 工期: 1〜2日

車椅子移動を想定した廊下幅拡張と建具交換は総額200万円

「車椅子で生活することになったので、家中の移動をスムーズにしたい」

車椅子が通るためには、廊下幅は最低でも75cm、できれば85cm以上が推奨されます。

  • 総額目安:約200万円
  • 工事内容:廊下の壁撤去・拡張、全てのドアを引き戸に交換、洗面台を車椅子対応タイプに変更、床のフルフラット化
  • 工期: 2〜3週間

ヒートショック対策の断熱窓と浴室暖房設置は総額80万円

「冬場のお風呂やトイレが寒くて、親の血圧が心配」

暖かい部屋から寒い脱衣所へ移動した際の急激な温度変化によるヒートショックを防ぐリフォームです。

  • 総額目安:約80万円
  • 工事内容: 浴室・脱衣所・トイレの内窓設置(二重窓)、浴室暖房乾燥機の新設、脱衣所へのセラミックヒーター設置
  • 工期: 1〜3日

介護保険制度と補助金を活用した費用負担軽減

バリアフリーな玄関スペース

バリアフリーリフォームには、国や自治体から手厚い補助金が用意されています。
これらを知っているかどうかで、最終的な出費が数十万円変わることもあります。

介護保険の住宅改修費支給制度で最大20万円の補助

最も使いやすく、必ず押さえておきたいのが介護保険です。
「要支援」または「要介護」の認定を受けている方が対象で、対象工事費の20万円までが支給限度基準額となります。

  • 支給額: 最大18万円(1割負担の方の場合。20万円×90%)
  • 対象工事: 手すりの取り付け、段差の解消、滑り防止床材への変更、引き戸等への扉の取り替え、洋式便器等への便器の取り替え
  • 利用方法: 工事前の事前申請が必須です。必ずケアマネジャーに相談してから着工してください。

自治体の高齢者住宅改修助成制度の併用

介護保険とは別に、お住まいの市町村が独自に補助金を出している場合があります。
(例:広島市の場合、条件を満たす高齢者世帯に対して、住宅改修費の助成制度がある場合があります)
「〇〇市 高齢者 住宅改修 補助金」で検索するか、役所の高齢福祉課などで確認してみましょう。

子育てグリーン住宅支援事業など国交省支援策の確認

2025年度も継続される国の大型補助金事業「子育てグリーン住宅支援事業」も非常に有効です。
名前に「子育て」とありますが、
リフォームに関しては全世帯が対象となります。
この制度の最大の特徴は、「断熱改修」や「エコ住宅設備の設置」とセットで行うことで、バリアフリー改修にも補助金が出る点です。

【2025年度の補助額例】

  • 手すりの設置: 6,000円/戸
  • 段差解消: 7,000円/戸
  • 廊下幅等の拡張: 28,000円/戸
  • 衝撃緩和畳の設置: 21,000円/戸

※補助額の合計が5万円以上から申請可能です(例外あり)。
※制度の内容は変更される可能性があるため、必ず最新の公式情報(https://kosodate-green.mlit.go.jp/)や施工業者にご確認ください。

失敗しないバリアフリーリフォーム業者の選び方

介護をする手

「せっかくリフォームしたのに、かえって使いにくくなった」という失敗を防ぐために、業者選びは慎重に行う必要があります。

ケアマネジャーや福祉住環境コーディネーターとの連携

バリアフリーリフォームは、単なる建築工事ではありません。
「身体機能」と「住環境」のマッチングです。
建築のプロだけでなく、介護のプロであるケアマネジャーや、専門知識を持つ福祉住環境コーディネーターが在籍・連携しているリフォーム会社を選びましょう。
彼らは「今の身体状況」だけでなく、「数年後の進行具合」まで予測して、手すりの位置や高さを提案してくれます。

複数社からの相見積もりと工事内訳の明確化

費用トラブルを避けるため、必ず2〜3社から相見積もりを取りましょう。
その際、以下の点をチェックしてください。

  • 「工事一式」ではなく、手すり1本、床材1枚の単価が明記されているか?
  • 介護保険や補助金の申請代行に慣れているか?
  • 類似の施工事例(写真)を見せてくれるか?

特に、介護保険を利用する場合は申請書類の作成が複雑なため、実績豊富な業者でないとスムーズに進まないことがあります。

まとめ

車いすの女性とそれを介助する人

バリアフリーリフォームの費用は、手すり設置程度の数万円から、水回りを含む数百万円まで幅広く、目的と予算に合わせたプランニングが重要です。

  • 部分改修なら10〜50万円、フルリフォームなら150〜300万円が目安
  • 介護保険(20万円枠)や「子育てグリーン住宅支援事業」をフル活用する
  • ケアマネジャーや福祉住環境コーディネーターと連携できる業者を選ぶ

「まだ早いかな?」と思う段階でも、将来を見据えて情報収集を始めることが、ご両親とご家族の安心な暮らしへの第一歩です。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったリフォームプランをご提案します。

今なら「リフォームまるわかり大辞典」を無料進呈中です。
お問い合わせ・資料請求は、下記お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。
※弊社では、広島県内を施工エリアとさせていただいています。

この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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