古い階段のリフォーム費用は?安全な階段を作るためのポイント

  • 作成日:2023/12/25
  • 更新日:2024/02/16
  • 編集者:山根木材メディア編集部
古い階段のリフォーム費用は?安全な階段を作るためのポイント

老朽化した階段や急過ぎる階段は非常に危険です。万が一階段から落ちるようなことがあれば、大怪我または命を落とす可能性も考えられるでしょう。
自宅の階段に問題がある状態は、いち早く階段リフォームで解決するべきです。

今回の記事では、階段リフォームの種類や費用相場と、安全な階段を作るためのポイントについてまとめました。
階段のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

老朽化している階段を放置することは危険

冒頭でもお伝えしたように、老朽化した階段を放置することは非常に危険です。
具体的には、階段を上り下りする度にギシギシと軋むような音がしたり、階段の一部が浮いている・剥がれていたりするような状態を放置してはいけません。
また、階段の手すりがぐらついている・錆びついているという場合も早く修繕する必要があります。

古い住宅に急勾配な階段があるのはなぜ?

階段の老朽化に限らず、古い住宅には今の住宅では考えられないような急勾配の階段が存在します。
なぜなら、建築基準法が制定された1950年より前に建築された住宅は、住まいの他の設備のみでなく階段に関するルールも設定されていなかったのです。
階段の勾配が急で、簡単に踏み外してしまいそうな階段は非常に危険です。

建築基準法で定められている階段のサイズ

現代の住宅は、建築基準法で定められた以下のサイズが階段に適用されており、急勾配の階段を作ることはできないようになっています。

  • 階段の横幅:75cm以上
  • 一段の高さ(蹴上げ):23cm以下
  • 足を乗せる部分の奥行き(踏み面):15cm以上

階段の上りやすさは、蹴上げと踏み面のバランスで決まります。
一般的には、蹴上げは18〜20cm、踏み面は20〜22cmに設定される物件が多いものの、建築基準法を遵守していれば、好みのサイズが指定できます。
より段差が低く緩やかな勾配の階段も設置することができます。

階段の種類

階段リフォーム①

階段にはいくつかの種類があり、希望するデザインや設置箇所によって選択するべき階段が異なります。
ここでは、代表的な階段の種類をまとめました。

直線階段

直線階段は名称通りストレートの階段であり、少ないスペースでも設置が可能です。
勾配に気をつける必要があり、4m以上の階段には4m以内の踊り場をつけなければいけません。
また、比較的手頃な価格で設置できる階段の一つです。

かね折れ階段

かね折れ階段は階段の途中で階段がL字に曲がっており、角には踊り場が設けられます。
万が一階段から落ちた場合も、階下まで落ちるリスクを減らすことができます。
直線階段よりも設置コストがかかりますが、吹き抜け構造との相性が良いです。

折り返し階段

折り返し階段は途中の踊り場で階段が180度に曲がります。Uの字型を想像すると良いでしょう。
踊り場があることから、かね折れ階段と同じように転落リスクが少なくなるだけでなく、段数が多いため緩やかな勾配を作れます。
ただし、直線階段・かね折れ階段よりもさらにコストとスペースが必要です。

螺旋階段

螺旋階段は文字通り螺旋状の階段で狭いスペースにも設置でき、空間がスタイリッシュな印象に仕上がります。
螺旋階段であれば、リビングに設置しても圧迫感がないでしょう。

設置コストは高めであり、その他の階段よりも上り下りのしやすさは劣ります。
特に年配の方や小さなお子様のいるご家庭向きの階段とは言えません。

階段のリフォームにかかる費用の相場

階段のリフォームにかかる費用は、リフォーム内容や設置箇所の状態により異なります。
リフォーム内容ごとの費用相場は次の表を参考にしてください。

リフォーム内容 費用相場
滑り止めの設置・リフォーム 1万円程度
手すりの設置・リフォーム 15万円程度
階段の床材変更 30~100万円程度
階段の勾配を緩やかにする 20~150万円程度
階段の位置の変更 150~300万円程度

30万円未満でできる階段リフォームは手すりや滑り止めの設置

30万円未満でできる階段のリフォームは、階段の滑り止めの設置・付け替えまたは手すりの設置・付け替えなどです。
転落の危険が少なくなるので、階段の上り下りに対する不安を和らげることができます。

20〜100万円でできる階段リフォームは階段の素材やデザイン変更

階段が劣化している時に予算を抑えたリフォームをしたいのであれば、古い階段の床材の変更や、上張りをするという手段があります。
床材の変更は20〜100万円、上張りは5〜20万円で実施できます。

階段の勾配を緩める階段リフォームには100〜150万円

階段の段差を増やして勾配を緩やかにするには20〜50万円、階段を作り直すには100〜150万円が必要です。
古い建物の急な階段は、作り直しが必要な場合が多いです。

階段の設置場所自体を変更するには150〜300万円

今の階段がある場所ではなく、別の場所に階段を作り直す時には150〜300万円の費用がかかります。
場合によっては間取りの見直しも行うため、より多くのコストが必要です。

安全な階段を作るために知っておくべきポイント

階段リフォーム②

階段リフォームをする際には、階段の安全性に配慮する必要があります。
ここでは、安全な階段を作るポイントを2つ紹介します。

滑りにくさに配慮する

階段に使う床材選びでは滑りにくさに重点を置いてください。滑り止めを活用すれば、より階段の安全性を高められます。
素足で歩いた時・靴下を履いて歩いた時・小さい子供ならどうか・高齢の方ならどうかなどもよく検討するべきです。

フットライトなどの照明を設置する

多くの階段は壁に囲まれており、夜間に足元が見えにくくなります。
通常の照明のみでなくフットライトもつければ、踏み外しのリスクを減らすことができます。
人感センサー付きのライトを導入するのもおすすめです。

階段リフォームを実施する際の注意点

階段のリフォームをする際には、次の点に注意しましょう。
注意点を事前に把握しておけば、工事中のトラブルを防ぐことができます。

リフォーム期間中の生活には工夫が必要

階段の作り直しのような大掛かりなリフォームは、1日で完了しません。
工事期間中は階段が使えない状態になることから、1階のみで生活が送れる状態を整えましょう。

工事日程を確認し、その間に必要な荷物は事前に2階から1階に降ろしておくと良いでしょう。
多くのご家庭は2階に寝室があるため、リフォーム中はホテルを活用する方もいます。

階段リフォームのDIYはおすすめしない

階段リフォームのDIYは非常に危険です。手すりの設置のみなら自分でできそうだと感じたとしても、万が一使用中に手すりが取れてしまった時には大怪我をする可能性があります。
階段のリフォームは、プロに任せるべきです。

リフォームの費用を少しでも抑えたいのであれば、その旨をリフォーム業者に相談することをおすすめします。

また、介護のために住まいのリフォームを考えている方は、リフォーム工事の費用が補助金の対象になる可能性もあります。

介護リフォームについては、こちらの記事でより詳しく説明しています。

まとめ

劣化した階段や急な階段は非常に危険であり、落下により大怪我をする可能性があります。
階段に不安な点があるのなら、すぐにリフォームを検討するべきでしょう。

階段のリフォームは選択するリフォーム内容によって必要な費用が異なるため、予算に合わせたリフォームは何か考えてみてください。
より安全性の高い階段を設置すれば、自分が歳をとった後でも安心して暮らせます。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
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この記事を書いた人
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ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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