リフォーム瑕疵保険とは?メリット・デメリットや加入費用について解説

  • 作成日:2024/02/15
  • 更新日:2024/03/14
  • 編集者:山根木材メディア編集部
リフォーム瑕疵保険とは?メリット・デメリットや加入費用について解説

リフォーム瑕疵保険に加入すれば、依頼したリフォーム工事の内容に欠陥があった場合でも、問題の箇所を補償を受けながら補修できます。
保険の加入に一定のコストはかかるものの、リフォーム後に大きなトラブルに巻き込まれるリスクを回避することができます。

しかし、リフォーム瑕疵保険のことを知らないままリフォーム工事をしてしまう方も多いようです。
リフォームを検討している方は、同時にリフォーム瑕疵保険への加入も考えてみてください。

リフォーム瑕疵保険とは

リフォーム瑕疵保険はリフォーム時の検査+保証が組み合わさった保険制度です。
もしリフォーム内容に問題が発見された時には、補修費用などの補償を受けられます。

さらに、リフォーム業者が倒産してしまった場合にも、保険金が受け取れることから、リフォーム工事を依頼する際に存在する多くのリスクを回避することができます。

また、保険というと利用者が加入するような印象がありますが、リフォーム瑕疵保険は利用者のみでは契約できず、リフォーム会社が契約を進めなければいけません。
生命保険や火災保険とは考え方が異なる点を知っておきましょう。

住宅瑕疵担保責任保険法人のみがリフォーム瑕疵保険を扱える

リフォーム瑕疵保険は国土交通大臣が指定する「住宅瑕疵担保責任保険法人」のみで提供しています。
現段階で存在する「住宅瑕疵担保責任保険法人」は以下の5つの法人です。

これらの法人は日本全国を対象にしており、リフォーム業者はどれかの法人と保険契約を結ぶことになります。

登録済みの事業者はオンラインで確認可能

多くの場合、リフォーム瑕疵保険を活用する利用者は、初めからリフォーム瑕疵保険の保険法人に登録済みのリフォーム業者を選択します。
リフォーム業者が保険法人に登録していなかった時には、利用者の希望によりリフォーム業者が登録作業をすることになるでしょう。
スムーズに話を進めるためには、リフォーム瑕疵保険登録事業者の中からリフォーム業者を選ぶべきです。

一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会の公式サイトでは、「かし保険を利用する登録事業者等の検索」機能が用意されています。
近隣のリフォーム会社があるか探してみると良いでしょう。

リフォーム瑕疵保険に加入できる住宅とは【条件】

リフォーム瑕疵保険の対象になる住宅には、店舗や事務所利用のものも含まれ、建物の構造・工法・築年数は問いません。
しかし、以下のような条件が設定されています。

  • 3階建て以下で、なおかつ500㎡未満の共同住宅に限る
  • 4階建て以上、もしくは500㎡以上の共同住宅は、各住戸の内部のリフォーム工事のみが対象になる

建物の条件の他に、次のような条件も存在します。

  • 住宅保証機構が定めた設計施工事基準をクリアしたリフォーム工事
  • 住宅保証機構指定の保証書を使い、リフォーム工事請負契約に沿った瑕疵担保責任の契約を実施する
  • 構造耐力上主要な部分のリフォーム工事を実施する際は、新耐震基準に適合した住宅である

リフォーム瑕疵保険に加入する際には、上記の条件を全て満たしている必要があります。

リフォーム瑕疵保険時の費用と受け取れる補償について

リフォーム瑕疵保険の加入費用はリフォームの内容ごとに異なり、基本的に利用者が保険料を負担します。
ただし、一部のリフォーム業者では初めからリフォーム料金に保険料をセットにしていることもあるため、事前に確認しておきましょう。

リフォーム瑕疵保険を加入する利用者が支払う保険料

リフォーム瑕疵保険の加入コストは、保険料と検査手数料を合わせた金額が設定されています。
ここでは、いくつかのリフォーム工事における瑕疵保険の費用相場の例を紹介します。

  • 太陽光パネルの設置工事300万円程度:保険料4万円程度
  • キッチンの交換リフォーム80万円程度:保険料3万円程度
  • 屋根+外壁の改修200万円程度:保険料5万円程度
  • 住宅の増築1,200万円程度:保険料9万円程度

瑕疵が発見された場合に受け取れる保険料の目安

リフォーム瑕疵保険に加入済で第三者機関による検査によりリフォーム工事に瑕疵があった際には、1つの事故につき10万円の免責金額を差し引いた金額の80%が支払われます。
その計算式は以下の通りです。

(補修費+調査費用-免責金額10万円)×80%

また、瑕疵が発見されたタイミングでリフォーム業者が倒産していた場合は、100%の補填を受けられるのです。

リフォーム瑕疵保険に設定されている保険期間

リフォーム後にいつ問題が発覚するかは分からないものの、保険には定められた期間が存在します。
リフォームの箇所ごとに期間が異なるため、事前に確認しておきましょう。

リフォーム瑕疵保険の保険期間:1年間

1年間の保険期間は短いと感じる方が多いでしょう。
保険期間が1年間のリフォーム工事の例は以下を参考にしてください。

  •  水回りのリフォーム
  •  コンクリート部分の補修
  •  和室を洋室に変更する

リフォーム瑕疵保険の保険期間:5年間

保険期間が5年間のリフォーム瑕疵保険の例は以下を参考にしてください。

  • 柱や壁など住宅の構造上必要不可欠な部分
  • 壁や外壁など防水機能が必要不可欠な部分

リフォーム後の状態が、法律に適合する耐力性能に満たない場合・防水機能が不足している時に補償を受けられます。

リフォーム瑕疵保険の保険期間:10年間

リフォーム瑕疵保険の対象期間が10年間で設定されているのは、基礎部分を追加する増築のみです。
増築の場合でも増築部分の内装工事に関する保証期間は10年間ではありません。

保険の対象になるのは、保険期間5年間と同様に法律に適合する耐力性能に満たない場合・防水機能が不足している時のみです。

リフォーム瑕疵保険のメリット

リフォーム瑕疵保険に加入することで、次のようなメリットが得られます。
リフォーム瑕疵保険加入のメリットは非常に多く、リスク回避のために重要な役割を果たします。

リフォーム工事に問題があっても対応してもらえる

リフォーム工事で瑕疵が見つかった時には、加入済みの保険法人に保険金を請求できます。
そのため、瑕疵保険に入っていれば自己負担で瑕疵を補修するような問題は起こりません。

リフォーム箇所をプロの目で検査してもらえる

リフォーム瑕疵保険に加入する大きなメリットとして、第三者機関に工事箇所を検査してもらえるという点があります。
素人では見つけられないような問題でも、プロによる検査であれば早期に発見することができます。

リフォーム業者に補修依頼をできない状態でも補償を受けられる

リフォーム瑕疵保険に加入しない状態でリフォーム工事中に業者が倒産してしまった場合には、発見された瑕疵の請求先が存在しなくなります。
リフォーム瑕疵保険であれば工事を実施した業者が倒産しても、必要な補修が実施できるのです。

リフォーム瑕疵保険に加入する際に知っておくべき注意点

リフォーム瑕疵保険を活用すれば、多くのメリットが得られます。しかし、メリットのみでなくデメリットも存在します。
メリットとデメリットを把握した上で、瑕疵保険への加入を検討しましょう。

リフォーム瑕疵保険の保証期間には限りがある

リフォーム瑕疵保険の保証期間は1年〜5年であり、基礎を追加した増築時のみ10年の保証期間になります。
住宅に関する保険としては「保証期間が短い」と感じる方も多いでしょう。

検査のせいで工期のスケジュールが変更される可能性がある

リフォーム瑕疵保険では、リフォーム工事完了後の検査実施が定められているものの、工事の途中にも検査が行われることがあります。
工事の途中ではより細かな検査が実施できますが、スケジュール調整のために工期が予定よりも長引く可能性があります。

リフォーム瑕疵保険の入り方と流れ

リフォーム瑕疵保険に加入するためには、初めから保険法人に登録しているリフォーム業者を選択し、リフォーム工事の契約と同時に保険の申し込みを進めます。
リフォーム瑕疵保険に登録していない業者に工事依頼をした時には、先に保険法人への登録作業を行ってもらう必要があります。

保険の申し込み自体はリフォーム業者が実施するものの、利用者も保険に関する説明を受けて必要書類に記名や押印をします。

リフォーム瑕疵保険を受け取る時の流れ

リフォーム瑕疵保険に加入し、何らかの瑕疵が見つかってしまった時には、次のような流れで保険金を受け取ります。

STEP1.補修工事を依頼する

検査による瑕疵が見つかった際には、リフォーム業者にリフォーム工事後に発見された欠陥部分の補修を依頼します。

STEP2.補修工事を実施する

補修依頼を受けたリフォーム業者は、保険会社の査定に基づいて問題の部分を補修します。

STEP3.保険金を保険会社に請求する

補修工事が完全に完了してから、リフォーム業者は「補修工事完了報告書」を保険会社に提出し、保険金を請求します。

STEP4.保険金を受け取る

リフォーム業者からの提出書類を確認した保険会社は、保険金をリフォーム業者に支払います。
リフォーム業者が倒産などで存在しない場合は、利用者が保険会社に直接保険金を請求します。

まとめ

リフォーム瑕疵保険に加入すれば、リフォーム時に発生する可能性がある重大な欠陥を補償で補修可能です。
さらに、リフォーム箇所の検査を第三者機関に任せられるという点も、リフォーム瑕疵保険のメリットです。

リフォーム瑕疵保険には、保証期間が短い・加入コストがかかるなどのデメリットもあるものの、加入をした上でリフォーム工事を進めた方が、リフォーム後に安心して暮らせます。
これからリフォームをしようと考えている方は、リスクを最小限に抑えるためにリフォーム瑕疵保険の活用をおすすめします。

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私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったリフォームプランをご提案します。

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