古民家リノベーションで使える補助金や助成金は?費用を抑える方法

  • 作成日:2024/01/05
  • 更新日:2024/03/08
  • 編集者:山根木材メディア編集部
古民家リノベーションで使える補助金や助成金は?費用を抑える方法

古民家には独特の雰囲気があります。歴史ある家に魅力を感じる方には、古民家リノベーションがおすすめです。古民家リノベーションなら、現代の住宅では再現が難しいレトロかつ趣がある暮らしが実現できるでしょう。

しかし、古民家を今の暮らしに合わせるためには多くの改修が必要であり、高額な費用がかかります。
古民家リノベーションの費用を少しでも抑えたいのなら、補助金・助成金を活用しましょう。

今回の記事では、古民家リノベーションが対象になる補助金・助成金制度についてまとめました。
古民家での暮らしに憧れている方は、ぜひ参考にしてください。

古民家の定義とは

古民家リフォーム外装①

古民家という言葉に明確な定義はないものの、一般的には建築後50年以上経過した住宅を古民家と呼ぶ場合が多いです。
ただし築50年以上の住宅でも現代的なデザインのものも存在します。

古民家の再生を目的とした活動を続けている「一般社団法人古民家再生協会」では、昭和25年の建築基準法の制定時に既に建てられていた伝統的建築物を古民家と定義しています。
代表的な古民家の特徴は次のようなものです。

  • 土地ごとの天然素材を用いている
  • 自然環境や文化に適したフレキシブルな間取り
  • 自然との共生を考えた建築方法

設備としては、土間・広い縁側・引き戸で区切られた和室が多くの古民家に導入されています。

古民家をリノベーションするメリットとデメリット

古民家リフォーム内装①

古民家リノベーションには、次のようなメリットとデメリットの両方が存在します。

古民家リノベーションのメリット:レトロな雰囲気のおしゃれな住まいが手に入る

古民家独特の空間は現代の住宅では再現できません。
古民家リノベーションでは味のある柱や梁などをそのまま活かし、古い部分をあえて残すリフォームによって、新築住宅では再現できない雰囲気を作り出します。

古民家は普遍的なデザインであるため、何十年経過しても飽きを感じることがないでしょう。
住まいが家族とともに歳を重ねるような感覚で、リノベーション完了後の経年劣化も楽しめます。

また、古民家リノベーションは新築住宅と比較して固定資産税を低く抑えられます。
建物の資産価値が元から下がっていることから、リノベーションにより資産価値が向上しても新築住宅より節税することが可能です。

古民家リノベーションのデメリット:工事には多くのコストがかかる

古民家は現行の建築基準法よりも前から存在するため、耐震基準や断熱性能などをリフォームで補わなければいけません。
さらに昔の住宅は段差が多いことから、バリアフリー工事も検討するべきでしょう。

結果的に、新築住宅の建築とさほど変わらないリノベーション費用がかかってしまう可能性があります。
コスト面のみで見れば、新築住宅や建売住宅の方がコストパフォーマンスが良い場合もあります。

古民家リノベーションの種類と費用相場

古民家リフォーム内装②

古民家リノベーションの種類と、必要な費用の相場は以下の通りです。
リノベーションに必要な費用は、古民家の状態によって大きく異なります。

古民家リノベーションの種類 費用相場
一般的なリフォーム
・設備の入れ替え
・外壁や屋根など部分的な補修
100〜500万円程度
半解体再生リフォーム
(スケルトン解体再生リフォーム)
・屋根・壁・床を撤去して構造部分を補修・補強する
1,000〜2,000万円程度
全解体再生リフォーム
・古民家を一度解体して部材を再利用する
・傷んでいる部材は補修または入れ替える
2,000〜3,000万円程度
移転再生リフォーム
・古民家が建っている場所を立て替える
3,000〜4,000万円

手頃な価格で古民家を購入した場合でも、リノベーション費用が高額であることを把握しておきましょう。

古民家リノベーションに活用可能な補助金・助成金の種類

古民家リフォーム内装③

古民家リノベーションが対象となる補助金・助成金には、次のようなものが存在します。
補助金や助成金制度は併用できない場合もあるため、どの補助金・助成金を使うべきか事前に考えておきましょう。

耐震補強に活用できる補助金

建築基準法制定前に作られている建物の多くは耐震性能が不足しており、震災発生時に家屋が倒壊する恐れがあります。
古民家リノベーションの耐震リフォームに必要な費用の相場は100〜200万円程度であり、建物が古いほど多くのコストがかかります。
また、耐震リフォームを実施する際には最初に耐震診断を実施し、必要な耐震補強工事は何か明らかにする必要があります。

耐震リフォームに関する補助金は、非常に多くの地方自治体で独自の制度が用意されています。
古民家リノベーションを検討している住宅の自治体に直接問い合わせ、補助金の有無を確認しましょう。
自治体によっては、規定の条件を満たすことで100万円以上の補助が受けられます。

また、耐震リフォームを実施した方には、所得税と固定資産税の減税措置が用意されています。
どちらも自己申告が必要なため、注意してください。

耐震リフォームについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
耐震リフォーム補助金の記事へのリンク

バリアフリー化に活用できる補助金

古民家住宅は段差が多く、小さい子どもや年配の方が暮らしやすい住まいとは言えません。
古民家リノベーションでは、同時にバリアフリー化も進めるべきでしょう。
一定の条件を満たした住宅のバリアフリー化は介護保険制度の対象になり、最大で20万円までの補助が受けられます。

具体的には、利用者が要介護認定にて要介護または要支援と認定され、該当の住宅に暮らしており、介護保険証に記載された住所とリノベーション予定の住宅の住所が同一の場合は介護保険制度の対象になります。

住宅のバリアフリー化が対象となるリフォーム工事については、以下の記事を参考にしてください。
介護リフォーム補助金の記事へのリンク

省エネ化に活用できる補助金

住宅の断熱性能を向上させる改修やエコ住宅設備の導入には「子育てエコホーム支援事業」が適用される可能性があります。
必須工事は以下の3種類であり、いずれかの実施で家事効率の向上やバリアフリー化に関する工事も補助の対象になります。

  1. 開口部の断熱改修
  2. 外壁・屋根・天井・床の断熱改修
  3. エコ住宅設備の設置

特に古民家住宅は風通しが良い分、機密性・断熱性が低いことから、多くの断熱改修が必要になるでしょう。
補助金の金額は工事の種類ごとに細かく設定されており、最大で20万円の補助金が受け取れます。

また、2004年4月2日以降に生まれた子どもがいる子育て世帯と、夫婦のどちらかが1982年4月2日以降に生まれた若夫婦世帯では、補助上限額が30〜60万円に引き上げられます。

子育てエコホーム支援事業についての詳しい説明は、次の記事を参考にしてください

まとめ

古民家リノベーションを実施すれば、趣があり古き良き日本の住宅で生活が送れるようになります。
しかし、建築基準法制定前に建設された住宅の多くは、耐震性能・断熱性能などに問題があるでしょう。

古い住宅は段差が多く階段が急であるなどのデメリットも存在します。
快適かつ安全に古民家住宅に暮らすためには、大規模なリノベーションが必要になります。
リノベーションの費用を抑えるためには、古民家リノベーションを対象とした補助金・助成金を積極的に活用することが大切です。

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この記事を書いた人
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