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トイレの和式から洋式へのリフォームに使える補助金一覧と費用目安

  • 作成日:2025/07/25
  • 更新日:2025/07/25
  • 編集者:山根木材メディア編集部
トイレの和式から洋式へのリフォームに使える補助金一覧と費用目安

トイレを和式から洋式に変えるリフォームでは、補助金の活用が可能です。
ただし、使える補助金は工事内容によっても変わります。
そこで今回は、トイレリフォームで活用できる主な補助金について詳しく解説します。

洋式トイレに変える際の費用相場やメリット・デメリットも解説するので、トイレをもっと使いやすくしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

トイレを和式から洋式に変えるリフォームに使える補助金

補助金と書かれた吹き出し型のメモの周りに電卓とボールペンが置かれている

トイレを和式から様式に変えるリフォームでは、以下のような補助金が使えます。

  • 介護保険
  • 子育てグリーン住宅支援事業2025
  • 長期優良型住宅化リフォーム推進事業
  • 自治体の補助金
  • 先進的窓リノベ2025事業

それぞれで条件や補助金額などが異なるため、詳しく解説します。

介護保険

トイレを和式から洋式に変えると、介護保険から工事費の一部が支給される場合があります。
支給される金額は、工事費のうち20万円までの部分の7〜9割で、最大18万円です。
支給を受けるための条件は、要支援・要介護認定を受けており、かつ本人が入院中であったり、施設に入居中であったりしないことです。

なお、トイレリフォームでは以下の工事も介護保険の補助金対象となります。

  • 手すりの取り付け
  • 段差の解消
  • 滑りにくい床材への張り替え
  • 引き戸等への扉の取り替え

介護保険を活用してトイレリフォームをする場合は、着工前に申請することが必要です。
申請にあたっての一部書類作成や業者との打ち合わせは、基本的にはケアマネージャーが担います。
まずはケアマネージャーに相談してみましょう。

介護リフォームが対象となる補助金や助成金については、こちらの記事で詳しく解説しています。

子育てグリーン住宅支援事業2025

トイレのリフォームでは、「子育てグリーン住宅支援事業2025」の補助金を受けられる場合もあります。
和式から洋式へのトイレリフォーム自体は、この事業の対象ではありません。
しかし、洋式トイレに変えるにあたって節水型を選ぶと、「エコ住宅設備の設置」として補助金の対象になるのです。

ただしこの事業では、「エコ住宅設備の設置」に加えて「開口部の断熱改修」、「躯体の断熱改修」も必須工事とされていて、最低でも2つの施工が必要です。
必須工事のうち2つを実施するなら40万円、全てを実施するなら60万円が補助金の上限とされます。
合わせて、以下の条件についても確認しておきましょう。

  • 令和6年11月22日以降に着工したリフォームであること
  • 補助金額が5万円以上であること

子育てグリーン住宅支援事業の最新情報については、こちらの記事で解説しております。

長期優良型住宅化リフォーム推進事業

トイレを和式から様式に変えるにあたり、トイレを拡張する場合は、「長期優良型住宅化リフォーム推進事業」から30万円の補助金を受けられる場合があります。
この事業の対象の1つに「子育て世帯向け改修工事」があります。
若者世帯・子育て世帯の場合、トイレの拡張は子供のトイレトレーニングをしやすくするためのものとして、対象になるのです。

ただし、この事業で補助金を受けるには、リフォーム後の躯体構造等の劣化対策、耐震性、省エネルギー対策が一定の基準を満たしていなければなりません。
場合によってはそのための工事も合わせて行う必要があります。
例えば中古住宅を購入し、耐震工事や断熱工事と合わせてトイレリフォームをする場合に活用すると便利です。

自治体の補助金

トイレリフォームに対して、自治体単位で補助金を給付している場合もあります。
介護保険とも併用できる場合があるので、他に使える補助金がないか確認してみましょう。
各自治体の補助金制度については、「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」(一般社団法人住宅リフォーム推進協議会)で検索できます。

タイミングによっても実施されている補助金制度は変わることがあります。
一度検索して何もなかった場合でも、時間をおいて改めて確認してみることがおすすめです。

先進的窓リノベ2025事業

トイレを和式から様式に変える際、窓も一緒にリフォームするなら「先進的窓リノベ2025事業」が使える可能性があります。
これは、「断熱性能が一定基準を満たしている窓のリフォーム」を対象とした補助金制度で、補助額の合計が5万円以上なら申請ができます。
上限は一戸につき200万円です。

窓を断熱性のあるものにすれば、エアコンによる温度調整がしにくいトイレでも季節を問わず快適に過ごしやすくなります。
申請の手続きをするのはリフォーム業者なので、事前に相談してみましょう。
また、窓と同一の契約であれば、ドアのリフォームも補助対象となることがあります。

トイレを和式から洋式にリフォームする際の費用目安

ミニチュアのトイレが2つと家の模型、夫婦のフィギアときれいなタイル型の石が置かれている

トイレを和式から様式にリフォームする際の費用は、35万〜55万円が相場です。
ただし、洋式トイレには組み合わせトイレ、一体型トイレ、タンクレストイレの3タイプがあり、どれを選ぶか、各タイプでもどのグレードを選ぶかによって相場は変わります。
まず、各タイプの特徴は次のとおりです。

  • 組み合わせトイレ:独立した便器・タンク・便座を組み合わせた一般的なタイプ
  • 一体型トイレ:便器・タンク・便座が初めから一体になっているタイプ
  • タンクレストイレ:タンクがなく省スペースなタイプ

タイプとグレード別に、リフォームの費用相場を見てみると、以下の通りです。

タイプ グレード低 グレード中 グレード高
組み合わせ 35万~40万 37万~45万 43万~48万
一体型 43万~45万 44万~49万 46万~54万
タンクレス 48万~52万 51万~56万 54万~59万

トイレのリフォーム費用については、こちらの記事で詳しく解説しております。

最新機能を持つおすすめのトイレにについては、こちらの記事をご覧ください。

トイレを和式から洋式にリフォームする工事の流れ

設計図の上に工事道具が置かれている

トイレを和式から洋式にリフォームする工事の流れは、以下の通りです。

  1. 既存の便器や床などを解体・処分する
  2. 配管工事をする
  3. 床や壁の下地工事をする
  4. 内装工事をする
  5. 洋式便器を取り付ける

中には、床の段差解消や旧排水管の移設、温水洗浄便座用のコンセント設置などが必要になることもあります。
このように、和式から洋式トイレへの変更では単に便座部分を変えるだけでなく、周辺部分の工事も必要になります。
工数が多い分、費用も高くなりがちです。
加えて、手すりや手洗いカウンターの新設などをする場合は、追加で費用がかかるでしょう。

トイレを和式から洋式にリフォームする工事に必要な期間

カレンダーの上に鉛筆が置かれている

トイレを和式から洋式にリフォームする工事は、一般的に着工してから1〜5日間ほどかかります。
この間はトイレを使用できないため、近くのスーパーやコンビニのトイレを使ったり、介護用ポータルトイレや災害用簡易トイレを使ったりといった対応が必要です。

別途費用がかかる場合もありますが、リフォーム会社によっては仮設トイレの設置をしてもらえることがあります。
小さなお子様や高齢の方がいる場合や、暑さ寒さの厳しい季節に工事をする場合などは特に、検討してみましょう。

トイレのリフォームで補助金を活用する際の注意点

ミニチュアのトイレの前に開かれたドアが置かれている

補助金制度を使ってトイレリフォームする場合は、実績のある企業を選びましょう。
トイレリフォームの補助金制度では、書類の準備や手続きなどをリフォーム会社側にしてもらうことも多いです。
補助金の活用実績のある企業なら、スムーズに申請を進めてもらえるため安心です。

また、トイレリフォームの実績豊富な企業なら、資材を大量に仕入れるなどしてコストを抑えられることもあります。
トイレリフォームと補助金の活用の両方について、実績のある企業がおすすめです。

トイレリフォームの補助金や助成金については、こちらの記事で詳しく解説しております。

事前に申請のタイミングを確認する

トイレリフォームで補助金を利用する場合は、申請のタイミングをしっかりチェックしておきましょう。
多くの補助金制度では、リフォーム工事の契約前に申請が必要とされます。
知らずに先に契約・着工してしまうと、補助金を受けられないことがあるので注意してください。

その他、補助金を受けるための条件や申請期限、応募書類などは、制度によって異なります。
期限前でも予算に達し次第終了してしまう制度もあるので、早めの確認・申請が重要です。

メリットの多い補助金を選ぶ

トイレリフォームで使える補助金制度には様々なものがありますが、財源が同じものは基本的に併用できません。
例えば国が実施する補助金制度は併用できないので、どの制度を利用すると最もメリットが大きいのか、事前によく比較検討してみましょう。
ただし、国の補助金と介護保険の補助金など、財源が異なる制度であれば併用できることがあります。

何が併用できて何が併用できないのかは、リフォーム会社に相談すると教えてもらえることがあります。
見落としを防ぐためにも、事前に問い合わせることがおすすめです。

トイレを和式から洋式にリフォームするメリット

木製の壁と床がおしゃれなリフォーム後のトイレ

トイレを和室から洋室にリフォームすると、以下のようなメリットが得られます。

  • 足腰への負担を軽減できる
  • 臭いを軽減できる
  • 節水が可能
  • トイレでの事故を防ぐことができる

これらについて、詳しく解説していきます。
リフォームの費用や補助金に加え、こうしたメリットも踏まえて洋式トイレへの変更を検討してみてください。

足腰への負担を軽減できる

和式トイレから洋式トイレにリフォームすると、足腰への負担を軽減できます。
和式トイレの場合、利用時にはしゃがんだ状態で体を支え、利用後はその状態から立ち上がる必要があるため、足腰への負担がかかります。

高齢になると筋力が落ち、こうした動作が辛くなるだけでなく転倒のリスクも生じるでしょう。
トイレに行くのがストレスになる場合もあります。
しかし、洋式トイレなら椅子に座るような姿勢で利用できるため、足腰の負担を抑えられ、安全性もアップするのです。

臭いを軽減できる

洋式トイレへの変更は、トイレの臭い軽減にもつながります。
和式トイレは槽が浅いため、尿や便が飛び散りトイレの縁や周辺の床に付着しやすくなっています。

しかし、洋式トイレはこうした「飛び散り尿」がつきにくい形状になっているため、臭いや汚れの防止になるのです。
さらに、洋式トイレはすぐに排泄物が流れていくことも、臭いを抑えられる理由です。
商品によっては脱臭機能や抗菌機能のついたものもあり、より衛生的なトイレ空間が実現します。

節水が可能

洋式トイレは、節水面でもメリットがあります。
30年ほど前の洋式トイレでは、使用水量は13リットル程度が一般的でした。
しかし今は、3〜5リットルと3分の1ほどになっています。

一方、和式トイレでは便器内の平坦な部分を洗浄するため洋式より多くの水を使う傾向にあります。
洋式トイレに変えると節水ができ、環境に優しいだけでなく水道代の節約にもなるのです。

トイレでの事故を防ぐことができる

洋式トイレは、トイレ内での事故防止にもつながります。
和式トイレの場合、しゃがんだ姿勢から急に立ち上がることで、立ちくらみが起こりがちです。
急激に姿勢を大きく変える時に、血圧が急激に下がるからです。

足腰の筋力が弱くなっている高齢の方の場合は特に、立ちくらみから転倒につながるおそれもあります。
狭い空間で転倒すると、トイレタンクやパイプ、壁などに頭を強くぶつける可能性もあるでしょう。
しかし、洋式トイレなら深くしゃがみ込まなくて良いため、こうした事故を防ぎやすくなります。

トイレを和式から洋式にリフォームするデメリット

チェックの入ったdemeritと書かれた箱の上にチェックがないMRITと書かれた箱が置かれてあり、その両側に困った顔をした人形が置かれている

トイレを和式から様式に変えるリフォームには、以下のようなデメリットもあります。

  • 慣れるまでストレスを感じる
  • スペースが狭くなることもある
  • 掃除がしにくいと感じることがある

これらの点について、詳しく解説していきます。

慣れるまでストレスを感じる

和式トイレと洋式トイレでは利用時の姿勢が異なるため、慣れるまではストレスを感じる可能性があります。
洋式トイレに変えると動作的には和式トイレの時よりも楽になりますが、不慣れな分、使いにくさを感じる場合があるのです。
また、最新のトイレは機能性が高い分、さまざまなボタンがついていて使い方がわからず困るケースもあります。

使いこなせるようになれば衛生的かつ便利なので、最初に業者から説明を受けたり、困ったときの問い合わせ先を確認したりしておきましょう。

スペースが狭くなることもある

和式トイレから洋式トイレに変えると、トイレのスペースが狭くなることがあります。
洋式トイレの場合、タンクが便座奥に設置されることが多いからです。
例えば便座から立ち上がった時にドアが目の前にあったり、男性で立って用を足す時にスペースが狭かったりすると、圧迫感や窮屈さを感じてしまい、落ち着きにくくなります。

事前にトイレ前にどの程度スペースができるのか確認し、必要に応じてタンクレストイレやトイレ空間の拡張を検討してみましょう。

掃除がしにくいと感じることがある

洋式トイレは和式トイレに比べ、形状的に掃除がしにくいと感じる場合があります。
和式トイレは便座の形がシンプルですが、洋式トイレは便座の形状が複雑です。
例えばタンクと便座の間の隙間に手が届きにくかったり、便器の蓋や便座を上げ下げして掃除しなければならなかったりします。

掃除のしやすさを重視する場合は、便器が床から浮いているタイプを選んだり、除菌機能など掃除の手間が省ける機能がついたタイプを選んだりすると良いでしょう。

トイレを和式から洋式にするリフォームは補助金を使って賢く行おう

トイレを和式から洋式にリフォームすると、トイレ利用時の姿勢が楽になる、ケガや飛び散りを防げるなど、使いやすさの面でも安全面・衛生面でもメリットがあります。
リフォーム時には内装も合わせて変更するため費用がかかりますが、補助金を活用すればお得に工事が可能です。

ただし、活用できる補助金はタイミングや具体的な工事内容によって異なります。
詳しくは、これまで補助金を活用したトイレリフォームを数多く手がけてきた山根木材に、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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