漆喰リフォームのメリット・デメリットとは?費用相場も解説

  • 作成日:2024/01/15
  • 更新日:2024/01/16
  • 編集者:山根木材メディア編集部
漆喰リフォームのメリット・デメリットとは?費用相場も解説

漆喰は水酸化カルシウムを主な成分とした建材であり、日本では縄文時代から使用されていました。
漆喰が長く住宅建築に活用され続けている理由には、漆喰の持つ特徴により快適に暮らしやすくなるという点があります。

今回の記事では、漆喰についての基本的な情報と住宅に漆喰を活用するメリット・デメリットを分かりやすくまとめました。
建築予定のマイホームに漆喰を取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

漆喰とは

漆喰とは水酸化カルシウムでできています。漆喰を作るためには、地殻変動などの理由で陸地に現れたサンゴ礁である石灰石を焼いて水を加え、水酸化カルシウムに変化させます。
水酸化カルシウムに繊維質のノリ・スサなどをつなぎとして利用して練れば、漆喰の完成です。

漆喰は自然由来の建材であり、アレルギー体質の家族がいるご家庭でも安心して導入できます。
また、漆喰は白色のイメージが強いものの、顔料を加えればさまざまな色に変えられます。

漆喰は内装・外装の両方に使用できる

漆喰の用途は幅広く、内壁のみでなく外壁にも使用できます。
何も加えずに壁に施工可能であり、洋風・和風を含む多くのテイストにマッチします。
耐久性も高いことから、日本では昔から神社仏閣・お城・城壁などに漆喰が使用されていました。

漆喰壁の施工にかかる費用相場

漆喰の壁を施工する際にかかる費用の相場は、1㎡あたり4,000円〜になります。
その費用は一般的なビニールクロスの壁の4倍程度であり、漆喰は高価な建材でもあります。
費用の内訳には、漆喰の材料費の他に下地処理費・職人の人件費などが含まれています。

6畳の部屋に漆喰を塗る際の費用相場は6〜10万円程度です。
外壁全体や室内の壁全てを漆喰にする場合は、十分な予算を用意する必要があるでしょう。
逆に、コストを抑えながら漆喰の壁を導入したい方は、漆喰の施工箇所を住宅の一部に絞りましょう。

漆喰と珪藻土の違い

漆喰と非常に似た素材に珪藻土があります。漆喰がサンゴ礁を原料にしているのに対して、珪藻土の原料は珪藻の殻の化石です。
珪藻土は、珪藻が蓄積している土に熱を加えて作られます。

珪藻土と漆喰には機能的な違いもあります。
漆喰は自ら固まる力があるのに対して、珪藻土は自ら固まらないために別の素材を加えなくてはいけません。
また、漆喰は水に強いものの珪藻土は水に弱い特徴を持つことから、珪藻土は外壁には使用できません。
一見似た素材に感じる漆喰と珪藻土ですが、原料のみでなく特徴も異なるのです。

漆喰を住宅に取り入れるメリット

漆喰を住宅の内壁や外壁に活用することで得られるメリットには、次のようなものがあります。
漆喰が長く住宅建材として使い続けられてきた理由が下記のメリットになります。

何十年も劣化しにくい

漆喰が活用されていたお城や神社仏閣は何十年何百年もの間美しい状態を維持しなければいけません。
漆喰の耐用年数は100年であり、適切なメンテナンスを続けることでより長く使用できるのです。

漆喰以外の一般的な住宅の外壁は10年を目安に塗料の塗り替えが必要だと考えられているため、漆喰は劣化しにくい建材になります。
さらに漆喰は経年劣化しても見た目がほとんど変わりません。
色褪せや黒ずみにより住宅の清潔感が損なわれたり、実際の築年数よりも古く見られてしまったりする心配はないでしょう。

湿度を調整する機能がある

漆喰は調湿機能があります。漆喰の表面には、目では確認できないほどの小さい穴が空いており、湿度を自動的に調整できるのです。
湿度が高い夏の季節は湿気を吸収し、乾燥する冬の季節は湿気を放出可能なことから、どの季節も快適に暮らせる住まいが手に入ります。
特に室内の壁に漆喰を採用すれば、除湿機や加湿器のいらない生活を実現できるでしょう。

メンテナンスしやすい

内壁の漆喰に汚れがついてしまった時には、消しゴムで消したり細かいやすりで擦ったりすると良いでしょう。
外壁は内壁と異なり汚れが蓄積しやすいため、定期的にほこりを取り除くなどのお手入れが必要です。

また、傷やひび割れが目立つ時には、漆喰を塗り重ねる部分補修を実施します。
漆喰の部分補修は自分でもできるものの、業者に頼むとより美しい仕上がりになります。
しかし漆喰の壁は基本的に塗り替えの作業は必要なく部分補修で済ませられるため、ランニングコストが優れていると言えます。

燃えにくく火災を防げる

漆喰は燃えにくいという特徴があり、万が一の火災発生時に火の回りを遅くする効果が期待できます。
さらに自然由来の成分でできているため、壁が燃えた時に有害物質が発生する可能性も低くなるでしょう。
漆喰は、建築基準法の中で「不燃材料」として認められているのです。

消臭作用と抗菌作用がある

漆喰は臭いを吸収可能な消臭作用を持ちます。さらに、強アルカリ性であるため、カビや細菌を分解する働きもあるのです。
漆喰は、住まいの嫌な臭いや気になる細菌を抑える能力がある建材です。

シックハウス症候群の対策になる

漆喰は自然から出来た素材であるため、シックハウス症候群の原因物質を含まないのみでなく、調湿作用によりホルムアルデヒドなどの水溶性の化学物質を吸収することができます。
漆喰に吸収された水溶性化学物質は換気時に室外に排出されます。
漆喰は、アレルギー体質の方や小さいお子様がいるご家庭に適した建材です。

漆喰を住宅に取り入れるデメリット

漆喰をマイホームに活用すれば、いくつものメリットが得られるものの、デメリットが存在します。

施工費用が高い

先ほどもお伝えしたように、漆喰はビニールクロスの施工と比較して4倍程度の費用がかかります。
また、養生・下地塗り・仕上げなどの工程が欠かせないことから、工期も伸びやすくなります。

漆喰は初期費用がかかるものの適切なお手入れを続ければ長く使用できる建材です。
張り替えの必要がないため、ランニングコストに優れている点も考慮しましょう。

白い粉が落ちる

漆喰は触ると白い粉がつく可能性があるため、特に塗り立ての扱いは注意しなければいけません。
そのため、衣類を収納するスペースの壁には適していません。

また、冬場には漆喰が乾燥して水が蒸発し、表面に白い粉が出る場合もあります。
白い粉の量が多い時には、雑巾で拭いてみる・硬化剤を使用するなどの対処法をとりましょう。

漆喰塗りの技術を持つ職人が限られている

漆喰を美しく施工するためには高い技術が求められます。
しかし、漆喰の普及率が昔よりも減っている現在では、漆喰塗りができる左官屋さんが減少しているのです。

結果的に、より人件費が高額になったり、そもそも職人が見つからなかったりする恐れがあるでしょう。
漆喰は職人により手作業で施工されるため、職人の技術次第で出来栄えが大きく変わります。

まとめ

漆喰は昔から日本で使用されている代表的な建材であり、快適に暮らすための多くのメリットがあります。
施工費用が高額であるなどのデメリットも存在するものの、メンテナンスにかかるコストを抑えることができます。
これからマイホームを建築しようと考えているのなら、漆喰の壁の導入も検討してみてください。

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