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外壁リフォームの種類と費用相場は?業者選びのポイントも解説

  • 作成日:2023/12/15
  • 更新日:2025/12/12
  • 編集者:山根木材メディア編集部
外壁リフォームの種類と費用相場は?業者選びのポイントも解説

外壁リフォーム費用の中心相場は80万から300万円

外壁リフォームを検討する際、最も気になるのが「総額でいくらかかるのか」という費用相場ではないでしょうか。
一般的な30坪の戸建て住宅において、外壁リフォームにかかる費用の中心価格帯は80万円〜300万円と非常に幅があります。
この金額差は、建物の劣化状況に応じて選ぶべき「3つの工法(塗装・カバー工法・張り替え)」の違いによって大きく変動するからです。
まずは、工法ごとの費用感と、坪数別の目安を把握し、ご自宅の状況と照らし合わせて予算の全体像をつかみましょう。

 塗装・カバー工法・張り替えの工法別価格比較表

外壁リフォームには主に「塗装(塗り替え)」「カバー工法(重ね張り)」「張り替え」の3種類があります。
それぞれの費用相場と特徴を比較表にまとめました。

工法 費用相場(30坪目安) 工期目安 特徴
外壁塗装 80万円〜150万円 10日〜14日 最も一般的で安価。表面を保護し美観を保つ。
カバー工法 150万円〜250万円 14日〜20日 既存壁の上に新材を張る。断熱性と遮音性が向上。
張り替え 200万円〜300万円 20日〜30日 既存壁を撤去し新材へ交換。下地から補修可能。

このように、単なるメンテナンスであれば「塗装」が最も安く済みますが、外壁材自体の寿命や激しい劣化が見られる場合は、「カバー工法」や「張り替え」といった大規模な工事が必要となり、費用も高くなります。
どの工法が適切かは、プロによる現地調査での診断が不可欠ですが、まずはこの3つの価格帯を基準として資金計画を立てておくと安心です。

30坪・40坪・50坪の延床面積別費用シミュレーション

リフォーム費用は「塗装面積(施工面積)」によって決まるため、家の大きさ(延床面積・坪数)に比例して変動します。
一般的な2階建て住宅を想定し、坪数ごとの概算費用をシミュレーションしました。

  • 30坪(約100㎡)の場合
    外壁塗装:約80万〜120万円
    カバー工法:約150万〜240万円
    張り替え:約180万〜280万円
  • 40坪(約132㎡)の場合
    外壁塗装:約100万〜150万円
    カバー工法:約200万〜300万円
    張り替え:約240万〜350万円
  • 50坪(約165㎡)の場合
    外壁塗装:約130万〜180万円
    カバー工法:約250万〜380万円
    張り替え:約300万〜450万円

※上記は足場代や諸経費を含んだ概算目安です。

窓の数や形状、使用する塗料や建材のグレードによって実際の見積もり金額は上下します。
30坪の住宅であれば、塗装なら100万円前後、サイディングの工事なら200万円前後を目安に予算を組むのが一般的です。

工法別の詳細費用とメリット・デメリット

ここからは、3つの工法について、それぞれの詳細な費用内訳やメリット・デメリット、どのようなケースで選ぶべきかを具体的に解説します。

外壁塗装は80万から150万円で最も安価なメンテナンス

外壁塗装は、既存の外壁材の上から塗料を塗り直すことで、防水機能を回復させ、美観を取り戻すリフォーム方法です。
費用相場は80万円〜150万円と、3つの工法の中で最も費用を抑えることができます。

  • メリット
    コストパフォーマンスに優れ、工期も短いため、生活への負担が少ないのが特徴です。
    豊富な色の中から好みのカラーを選んでイメージチェンジすることも可能です。
  • デメリット
    あくまで表面の保護であるため、外壁材自体のひび割れが深刻な場合や、内部の腐食が進んでいる場合には対応できません。
  • 推奨されるケース
    築10年〜15年目で初めてのメンテナンスを行う場合や、目立った破損がなく、チョーキング(白い粉が出る現象)や色あせが気になり始めた段階におすすめです。

カバー工法は150万から250万円で断熱性と耐久性が向上

カバー工法(重ね張り)は、既存の外壁を撤去せず、その上から新しい外壁材(主に金属系サイディングなど)を張り付ける工法です。
費用相場は150万円〜250万円となり、塗装よりも高額ですが、張り替えよりは費用を抑えられます。

  • メリット
    既存の外壁を解体・処分する費用がかからないため、張り替えよりもコストダウンできます。また、壁が二重構造になることで「断熱性」や「遮音性」が向上するという大きなメリットがあります。
  • デメリット
    壁の重量が増えるため、耐震性に影響を与えないよう、軽量な金属サイディングなど選べる素材が限定される場合があります。
  • 推奨されるケース
    モルタルのひび割れが気になる場合や、築20年以上が経過し、塗装だけでは耐久性の維持が難しい場合、また断熱リフォームも兼ねたい場合に適しています。

張り替えは200万円から300万円で下地補修と外観一新が可能

張り替えは、既存の外壁材をすべて剥がして撤去し、新しい外壁材に交換する最も大規模なリフォームです。
費用相場は200万円〜300万円(30坪の場合で約180万〜280万円)と高額になりますが、家の寿命を延ばすためには最も効果的です。

  • メリット
    外壁を剥がすため、普段は見えない壁内部の「防水シート」や「木部の腐食」を点検・補修できるのが最大の強みです。
    また、これまでの外壁と全く異なるデザインや材質(最新のサイディングボードなど)を選べるため、新築のような外観に一新できます。
    軽量な素材に張り替えれば、耐震性を高めることも可能です。
  • デメリット
    解体工事費や廃材処分費がかさむため、費用は最も高くなります。
    また、工期も長くなる傾向があります。
  • 推奨されるケース
    築30年以上が経過している場合や、雨漏りが発生している場合、外壁材の反りや欠けが激しく塗装やカバー工法では対応できない場合に選択されます。

屋根と外壁のセットリフォーム費用は120万円から

外壁リフォームを検討する際、「屋根も一緒に工事したほうがいいの?」と迷う方は多いはずです。
結論から言えば、予算が許すなら同時施工が圧倒的にお得です。
ここでは、セットリフォームのメリットと具体的な費用目安を解説します。

足場代の1回分約20万円を節約できる同時施工のメリット

外壁リフォームと屋根リフォームを別々の時期に行うと、その都度「足場(あしば)」を設置する必要があります。
一般的な2階建て住宅の足場設置費用は、1回あたり約15万円〜25万円かかります。
もし、外壁と屋根を別々に工事すると、この足場代が2回分かかってしまいますが、セットでリフォームすれば足場を1回組むだけで済むため、約20万円前後の節約になります。
また、業者との打ち合わせや、工事中の騒音・塗料の臭いといった生活へのストレスも一度で済ませることができるため、時間的・精神的なメリットも大きいと言えます。

塗装や葺き替えなど組み合わせ別のセット価格目安

屋根の状態に合わせて、外壁工事と組み合わせた場合の総額目安(30坪想定)は以下の通りです。

  1. 【外壁塗装】+【屋根塗装】セット
    費用相場:120万円〜180万円
    最も一般的なメンテナンスプランです。
    屋根も外壁と同様に10年〜15年で塗装の寿命を迎えるため、時期を合わせて塗り直すのが合理的
    です。

  2. 【外壁塗装】+【屋根カバー工法】セット
    費用相場:180万円〜250万円
    外壁は塗装で済ませつつ、傷みが激しい屋根はガルバリウム鋼板などでカバーする場合の費用感です。

  3. 【外壁張り替え】+【屋根葺き替え】セット
    費用相場:350万円〜500万円以上
    家全体の外装をすべて新しくする場合のフルリフォームです。
    費用はかかりますが、今後30年近く大規模なメンテナンスが不要になる安心感があります。

リフォーム総額が変動する主な内訳と要因

同じ坪数の家でも、見積もりの金額に数十万円の差が出ることがあります。
これは主に「塗料のグレード」「サイディング素材の種類」「付帯工事の有無」の3つの要素によって単価が変わるためです。

シリコンやフッ素など塗料グレードによる単価の差

外壁塗装に使用する塗料にはいくつかのグレード(種類)があり、耐久年数が長いものほど価格が高くなります。

  • シリコン塗料(耐用年数 10〜12年)
    最もスタンダードでコストパフォーマンスが良い塗料です。
    多くの戸建て住宅で採用されています。
  • ラジカル制御形塗料(耐用年数 12〜15年)
    シリコンと価格があまり変わらず、より紫外線に強い新世代の塗料として人気が高まっています。
  • フッ素塗料(耐用年数 15〜20年)
    耐久性が非常に高く、商業ビルなどにも使われます。
    単価は高いですが、塗り替え頻度を減らしたい場合に適しています。

窯業系や金属系などサイディング素材による材料費の違い

張り替えやカバー工法で新しいサイディングを選ぶ際、素材によって材料費と施工費が変動します。

  • 窯業(ようぎょう)系サイディング
    日本で主流のセメント質と繊維質を混ぜた素材。
    デザインが豊富です。
    張り替え材料費目安:4,000円〜5,000円/㎡
    施工費用目安:2,650円〜4,000円/㎡
  • 金属系サイディング
    ガルバリウム鋼板などが主流。
    軽量で耐震性が高く、カバー工法によく使われます。
    張り替え材料費目安:3,000円〜9,000円/㎡
  • 木質系・樹脂系サイディング
    本物の木を使ったものや、北米で人気の樹脂製などがあります。
    これらは施工できる業者が限られたり、材料費が高額(6,000円〜10,000円/㎡程度)になる傾向があります。

コーキング打ち替えや雨樋補修など付帯工事の追加費用

外壁リフォームの見積もりを見る際は、本体工事だけでなく「付帯工事費」が含まれているかを確認しましょう。
これらは家の寿命を延ばすために必須の工事です。

  • コーキング(シーリング)打ち替え
    サイディングの継ぎ目にあるゴム状のパッキンを交換する工事です
    費用目安:15万円〜25万円(足場代別)
  • 雨樋(あまどい)・軒天(のきてん)等の補修
    外壁と一緒に、雨樋の交換や軒裏の塗装を行う場合、箇所に応じて数万円〜十数万円の費用が加算されます。

外壁リフォーム費用を安く抑える3つのポイント

決して安くはない外壁リフォーム費用ですが、品質を落とさずに賢く費用を抑えるポイントがあります。

 自社施工の優良業者への直接依頼で中間マージンを削減

リフォーム費用を抑えるために最も効果的なのは、「自社施工」を行っている地元の優良業者に直接依頼することです。
大手ハウスメーカーや家電量販店などのリフォーム窓口は、実際の工事を下請け業者に発注することが一般的です。
そのため、見積もりには「中間マージン(紹介料・仲介手数料)」が含まれており、費用が割高になる傾向があります。
一方、自社で職人を抱えているリフォーム専門業者や工務店であれば、この中間マージンが発生しません。
同じ工事内容でも、数十万円単位で安くなるケースも珍しくありません。

「業者の得意分野を理解する」ことや、適正価格を見極めるために「複数の業者で相見積もりを取る」ことも重要です。

自治体のリフォーム補助金や助成金制度の活用

お住まいの地域によっては、外壁リフォームに利用できる補助金や助成金制度(省エネ改修や長寿命化リフォームなど)が設けられている場合があります。
条件は自治体によって異なりますが、工事費用の10%〜20%(上限10万〜20万円程度)が補助されるケースが多くあります。
予算の関係で工事を躊躇している方は、契約前に必ず自治体の窓口や業者に相談してみましょう。

災害時は火災保険を適用して実質負担を軽減

もし外壁の劣化原因が、台風や強風、雹(ひょう)などの「自然災害」によるものであると認められた場合、火災保険の「風災補償」が適用できる可能性があります。
保険が適用されれば、工事費用の一部、あるいは全額を保険金で賄えるため、実質的な自己負担を大幅に減らせます。
ただし、「経年劣化」は対象外ですので、プロの業者に現地調査を依頼し、申請可能かどうか診断してもらうことをおすすめします。

まとめ

外壁リフォームの費用相場は、工法や家の大きさによって80万円〜300万円と幅があります。
安さだけで選ぶのではなく、ご自宅の築年数や劣化状況に合わせて、「塗装」「カバー工法」「張り替え」の中から最適なプランを選ぶことが、結果的に家を長持ちさせる一番の近道です。
また、屋根リフォームとのセット工事や、自社施工業者への依頼、補助金の活用などを組み合わせることで、賢くコストを抑えることができます。

山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万件を超える施工を手掛けてきました。
私たちはお客様の住まいと暮らしに寄り添うライフパートナーとして、ご家族の思いに耳を傾け、ライフステージの変化も見据えた、お客様の暮らしに寄り添ったリフォームプランをご提案します。

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この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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