台風に強い家の特徴とは?建築時に押さえておきたいポイント

  • 作成日:2024/02/20
  • 更新日:2024/03/10
  • 編集者:山根木材メディア編集部
台風に強い家の特徴とは?建築時に押さえておきたいポイント

世界的に気候変動が起こっている近年、日本でも巨大台風や集中豪雨が増え、被害も拡大しています。
そこで今回の記事では、台風発生時にも家族の命を守れる強い家の特徴をまとめました。
これからマイホームを建築したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

日本の台風被害は年々増加

地球温暖化の影響で、近年日本でも台風や豪雨の被害が増え、それは今後も悪化すると想定されています。台風においては、最も強い台風に位置する「猛烈な台風」の中でも、最大風速が60m/sを超える「スーパー台風」が増えていくとも言われています。

強さの分類 中心付近の最大風速
強い 33m/s以上〜44m/s未満
非常に強い 44m/s以上〜54m/s未満
猛烈な 54m/s以上
スーパー台風 約60m/s以上

風速ごとに想定される被害

台風の強さは最大風速で分類されますが、想定される被害は想像しにくいものです。
ここでは、気象庁が発表している、風速が建造物に与える被害の想定をまとめました。

平均風速(m/s) 想定される建造物の被害
10以上15未満 雨樋が揺れ始める
15以上20未満 瓦屋根が剥がれる可能性がある
雨戸やシャッターが揺れる
20以上25未満 瓦屋根が飛散する可能性がある
固定されていない屋根が飛散する可能性がある
25以上30未満 瓦屋根が飛散する可能性がある
固定されていない屋根が飛散する可能性がある
30以上35未満 固定が不十分な金属屋根の一部がめくれる可能性がある
35以上40未満 外装材が広範囲に渡って飛散する可能性がある
40以上 住宅が倒壊する恐れがある
鉄骨構造物は変形する可能性がある

また、台風による住宅の被害は「風そのものを原因とした破壊」「風で飛散した物体による損傷」「大量の雨による被害」の3種類に分類できます。
台風に強い家にするためには、この3つの被害に対する対策を考える必要があります。

台風に強い家の特徴

ここからは、台風に強い家の特徴をまとめました。

外壁の防水性能が高い

外壁の防水性は雨への耐性に影響を与えます。
外壁塗装で高い防水性を確保し、性能が衰えないよう定期的なメンテナンスを続けてください。
さらに台風などの強風による飛来物での損傷にも耐えるためには、外壁に耐風性の高い素材を使いましょう。

基礎が高い

万が一、台風による河川の氾濫で家の周囲が浸水した際も、基礎が高い「高基礎」であれば、室内が浸水被害に遭うリスクを減らすことができます。
基礎が高い住宅には、床下の湿気対策やメンテナンス性の向上などのメリットもあります。

台風に強い屋根材を使っている

屋根は台風発生時に非常に高い負荷がかかる部位です。
台風に強い代表的な屋根は、瓦・スレート屋根・ガルバリウム鋼板です。

瓦屋根は強風に弱いイメージがありますが、近年では地震や台風に強い「防災瓦」が導入されるようになり、従来の瓦に比べて耐久性が大きく向上しています。

スレート屋根は瓦屋根よりも軽く、また防水効果のある塗装を施すことが可能です。また、ガルバリウム鋼板は、防水性能が高く劣化しにくいという特徴があります。
自宅のデザインや予算に合わせて、最適な屋根材を選びましょう。

窓にシャッターが設置されている

窓にシャッターを設置すれば、強風による飛来物でガラスが損傷するリスクを減らすことができます。
また、シャッターは防犯性の向上にも役立ちます。

シンプルな四角形の住宅

形状が複雑な住宅は、軒や庇の角が増えるため風の影響を受けやすくなります。
シンプルな形状の住宅は風の影響を抑えるため台風に強く、さらに地震の揺れにも強いという特徴があります。災害に強い住宅にするためには、住宅の形状はシンプルなものを選びましょう。

二階建てよりも平屋

平屋の住宅は建物の高さが低いため、台風の風の影響を受けにくく、地震の際には二階建て以上の住宅よりも揺れを感じにくいという特徴があります。

平屋の特徴についてこちらの記事で詳しく説明しています。

木造とコンクリート造のどちらが台風に強い?

木とコンクリートの性質の違いから、コンクリート造の方が雨風に強いのではないかと思われがちですが、実際には、台風が頻繁に訪れる沖縄県でも、多くの木造住宅が存在します。
技術開発が進んだ現在では、工法や材料によって住宅の強さが変わるため、必ずしもどちらかの方が台風に強いと言い切ることはできません。

台風の被害を抑えるには土地選びも大切

台風被害のリスクを最小限に抑えるためには土地選びも重要です。例え万全な台風対策を施した住宅でも、土砂崩れや河川氾濫に巻き込まれれば、住宅や家族を守り切ることは困難になります。
これからマイホームを建築する方は、土地選びにも細心の注意を払いましょう。

ハザードマップで災害発生時の危険度を確認

日本には川や山が多く、昔から水害が発生しやすい地域が多数存在します。中でも自然災害が発生しやすい地域は(対策済みの可能性もありますが)ハザードマップを活用して過去の災害データを確認しましょう。
すでに住宅建築予定地が決まっている場合も、その地域に潜むリスクを把握し、いざという時の対策を用意しておきましょう。

台風の被害を補償する火災保険

火災保険は、台風による被害も補償の対象になる場合があります。
保険会社や保険商品によって内容は異なりますが、対象となる事例には下記のものがあります。

  • 台風による強風でドアが破損した
  • 台風が原因の風で飛んできた飛来物で住宅が損傷した
  • 台風の高潮で床下浸水した
  • 台風で排水が溢れて床下浸水した
  • 台風の落雷で家電製品が壊れた

いざという時のために、事前に火災保険の内容を把握しておいてください。

火災保険の補償が受けられない事例

台風により建物が損傷した場合でも、経年劣化が主な原因となった場合には、火災保険の補償を受けることができません。また、火災保険の請求はトラブル発生から3年が請求期限に設定されています。台風の被害に遭った時には可能な限り早めに保険請求をしましょう。

まとめ

台風に強い家を建築したいのなら、外壁・屋根・基礎や住宅の形状のみでなく、住宅を建てる土地にもこだわる必要があります。また、木造・コンクリート造に関わらず、台風への耐性を上げる要素には、さまざまなものがあります。事前に建築会社に相談し、自分に合った方法で台風に強い住宅を手に入れましょう。

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この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

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