広島への移住を考えているけれど、「いったいどこに住むのが一番いいのだろう?」と、具体的な居住エリア選びに悩んでいませんか?
都会と自然のバランスが取れた暮らしやすい街として人気の広島ですが、市内には8つの区があり、それぞれに全く異なる魅力と特徴があります。
あなたのライフスタイルに合わないエリアを選んでしまうと、移住後に後悔してしまうかもしれません。
そこでこの記事では、「広島で住むならどこがいい?」という疑問に徹底的にお答えします。
最新のデータや口コミを基にした住みやすい街ランキングから、「子育て世帯」「一人暮らし」といった目的別のおすすめエリア、さらには家賃相場や利便性の比較まで、移住の判断材料となる情報を網羅しました。
この記事を読めば、あなたのライフスタイルにぴったりの、広島の「住みやすい街」がきっと見つかります。
【2025年】広島の住みやすい街(地区)ランキングTOP5
「広島で住むならどこがいい?」という疑問に答えるため、子育て環境、生活利便性、交通アクセス、住宅コスト、将来性などを総合的に評価し、広島県内でも特に人気の高いエリアをランキング形式でご紹介します。
あなたのライフスタイルに合った街を見つける参考にしてください。
1位 広島市西区|商業施設が充実し、海も山も楽しめる
広島の住みやすい街ランキング第1位は、広島市西区です。西区の最大の魅力は、生活のあらゆるニーズを満たす商業施設の充実度と、都会的な利便性と豊かな自然環境が両立している点にあります。「LECT」や「アルパーク」といった大型ショッピングモールがあり、日々の買い物から休日のレジャーまで区内で完結できます。
また、「広島観音マリーナ」ではヨットやカヤックなどのウォータースポーツが楽しめ、少し足を伸ばせば三滝山でのハイキングも可能です。
JR山陽本線と広島電鉄の2路線が利用でき、広島市中心部へのアクセスも良好。職住近接を叶えながら、アクティブな休日も過ごしたいファミリー層やカップルにとって、まさに理想的な住環境が整っています。
2位 広島市安佐南区|子育て世帯に人気、交通の便も良いベッドタウン
第2位は、広島市の中心部に隣接する広島市安佐南区です。
市内最大の人口を誇るこのエリアは、子育て世帯から絶大な支持を集める人気のベッドタウンです。
その理由は、整備された閑静な住宅街に、スーパーやドラッグストア、ファミリー向けの飲食店が数多く点在し、非常に暮らしやすい環境であること。
また、広島広域公園のような大きな公園も多く、子どもを伸び伸びと遊ばせることができます。
市内中心部へはアストラムライン一本でアクセスでき、通勤・通学の利便性も高いです。
比較的新しい街で道路も整備されており、車での移動もスムーズ。初めて広島に移住する子育て世代が、安心して新生活をスタートできる街として非常に高く評価されています。
3位 広島市南区|交通の要衝!再開発で進化するアクティブな街
第3位は、広島の玄関口であるJR広島駅を擁する広島市南区です。
新幹線をはじめ多くのJR路線が集まる交通の要衝であり、県内・県外へのアクセスは市内随一。
駅周辺は大規模な再開発によって新しい商業施設やホテル、タワーマンションが次々と誕生し、進化を続けています。
南区の魅力は交通利便性だけではありません。プロ野球・広島東洋カープの本拠地「マツダスタジアム」があり、試合がある日は街全体が活気に包まれます。
また、瀬戸内海の島々への玄関口である広島港(宇品港)もあり、気軽に船旅やレジャーを楽しめます。
利便性と活気を重視し、アクティブな毎日を送りたい単身者やカップル、共働き世帯に特におすすめのエリアです。
4位 広島市佐伯区|都市機能と温泉地が共存するエリア
第4位にランクインしたのは、広島市西部に位置する広島市佐伯区です。
佐伯区は、JR五日市駅周辺の発展した市街地と、北部に広がる自然豊かなエリアという二つの顔を持っています。
南部はスーパーや病院、飲食店などが揃い、都市機能が充実した暮らしやすい住宅街です。
一方、北部には「広島の奥座敷」として知られる名湯・湯来温泉があり、気軽に温泉や自然散策を楽しめます。また、広島市植物公園など、家族で楽しめるレジャースポットも豊富。
日常生活の利便性を確保しつつ、週末は気軽に自然や温泉でリフレッシュしたいという、アクティブなファミリー層やセカンドライフを楽しむ夫婦にぴったりのエリアです。
5位 広島市中区|交通・商業の中心地で都会的な暮らし
第5位は、広島市の中心である広島市中区です。平和記念公園や広島城といった観光名所をはじめ、県庁やオフィスビル、デパート、繁華街がすべて集約された広島の心臓部です。
最大の魅力は、圧倒的な交通の利便性。JR、路面電車、バス、アストラムラインのすべてが利用でき、車がなくても快適に暮らせます。
デパートやセレクトショップ、多種多様な飲食店が徒歩圏内に揃っており、刺激的で便利な都会的なライフスタイルを送りたい方には最適な環境です。
家賃や物件価格は市内で最も高価ですが、職住近接を最優先する単身者や共働きの夫婦(DINKs)にとっては、他のエリアにはない魅力を持つ街です。
目的別|広島で住むならどこがいい?
住みやすい街は、ライフスタイルによって異なります。
ここでは、「子育て世帯」「一人暮らし」「田舎暮らし」という3つの目的別に、おすすめのエリアとその理由を詳しく解説します。
子育て世帯におすすめの街(安佐南区・西区・安芸郡)
子育てのしやすさを最優先するなら、広島市安佐南区が筆頭候補です。
区画整理された美しい街並みが広がり、同世代のファミリーが多く暮らしているため、地域に溶け込みやすいのが特徴です。公園や小児科、学習塾の数も多く、子育てに必要な環境が非常に充実しています。
また、商業施設と自然のバランスが良い広島市西区も根強い人気があります。
もう少し落ち着いた環境を求めるなら、広島市に隣接する安芸郡府中町・海田町もおすすめです。
府中町は、マツダの本社があることで知られ、財政が豊かで子育て支援策が手厚いのが魅力。
海田町は、JRの快速が停車し、広島駅へのアクセスが良いながらも、のどかな雰囲気が残るベッドタウンとして人気を集めています。
一人暮らし・単身者におすすめの街(中区・南区)
利便性と楽しさを求める一人暮らし・単身者の方には、広島市中区が最適です。
家賃は高めですが、職場や学校に近く、買い物や外食、エンターテイメントに困ることはありません。夜遅くまで営業しているお店も多く、都会的な生活を満喫できます。
もう少し家賃を抑えつつ利便性を確保したい場合は、広島駅を有する広島市南区がおすすめです。
駅周辺は再開発が進み、新しい商業施設や飲食店が続々とオープンしています。
新幹線や空港へのアクセスも抜群なため、出張が多い方や県外への移動が多い方にも便利です。
家賃も中区よりは手頃で、スーパーなども多いため、暮らしやすさも兼ね備えています。
自然豊かな田舎暮らしにおすすめの街(安佐北区・佐伯区湯来町)
都会の喧騒を離れ、穏やかな田舎暮らしをしたい方には、広島市安佐北区が選択肢になります。
広島市内で最も面積が広く、その大部分を山林が占めています。白木山をはじめとする豊かな自然に囲まれ、家庭菜園や川遊び、ハイキングなど、四季折々のアウトドア活動を楽しめます。
JR可部線や芸備線を利用すれば広島駅へのアクセスも可能で、里山でのスローライフを実現できます。
さらに本格的な自然環境を求めるなら、広島市佐伯区の湯来町も魅力的です。清流と温泉郷として知られ、豊かな自然の中で心穏やかな生活を送ることができます。
古民家を改装したカフェや宿泊施設もあり、移住者コミュニティも活発です。
ランキング上位エリアの住みやすさを5つのポイントで徹底比較
ランキングでご紹介した人気のエリアについて、具体的なデータを基に住みやすさを徹底比較します。
これにより、各エリアの特徴がより客観的に理解でき、自分たちの優先順位と照らし合わせることができます。
家賃相場と物件価格
広島市の家賃相場は、エリアによって大きく異なります。特に子育て世帯に人気の2LDK~3LDKの物件で比較すると、やはり中心地である中区が最も高く、月額10万円~15万円が目安です。
次いで広島駅周辺の南区が高めです。
一方、ランキング上位の西区や安佐南区、佐伯区といった郊外のベッドタウンでは、月額7万円~10万円程度が相場となり、中心部に比べて手頃な価格で広い部屋を探すことができます。
土地を購入して家を建てる場合も同様の傾向で、郊外に行くほど土地の坪単価は安くなります。
予算を抑えつつ、広い居住空間を確保したい場合は、これらの郊外エリアが有力な候補となるでしょう。
交通の利便性(公共交通と車)
広島の交通は、JR、路面電車(広島電鉄)、バス、アストラムラインが市民の足となっています。
中区や南区は公共交通が非常に発達しており、車がなくてもほとんど不便なく生活できます。
ランキング上位の西区や安佐南区、佐伯区も、JRやアストラムラインの駅周辺であれば中心部へのアクセスは良好です。
しかし、駅から少し離れた住宅街に住む場合や、週末に郊外の大きな公園やショッピングモールに出かけることを考えると、自家用車があった方が格段に生活が便利になります。
広島は全体的に「車社会」の側面も持っているため、移住先のエリアを選ぶ際は、公共交通の利便性と駐車場の有無、道路の混雑状況なども考慮に入れると良いでしょう。
買い物環境と周辺施設
日々の生活に欠かせない買い物環境は、どのエリアも比較的充実しています。
特にランキング上位の西区には、広島を代表する大型ショッピングモール「LECT」と「アルパーク」があり、買い物環境は群を抜いています。
安佐南区や佐伯区の主要駅周辺にも、スーパーやドラッグストア、家電量販店などが集まっており、日常生活で困ることはありません。
中区はデパートや専門店が中心で、高級品やファッション関連の買い物に強いですが、日常使いの大きなスーパーは郊外に比べて少ない傾向があります。
移住先を選ぶ際は、自宅から歩いて行ける範囲にスーパーやコンビニがあるかを確認することが、日々の暮らしやすさを左右する重要なポイントです。
子育て支援制度と教育環境
広島市は市全体で子育て支援に力を入れていますが、特に安佐南区は「子育ての街」として定評があります。
区画整理された安全な街並みに、保育園や幼稚園、小児科、学習塾が多く、子育てに必要な施設が非常に充実しています。
また、広島広域公園のような子どもが思い切り遊べる大規模な公園も魅力です。
西区や佐伯区も、ファミリー層が多く住むエリアであり、公園や児童館などの施設が整っています。
広島県が運営する子育て支援ポータルサイト「イクちゃんネット」では、各市町の支援制度やイベント情報を詳しく調べることができるため、移住先候補のエリアについて事前にリサーチしておくことをお勧めします。
広島に移住するメリット・デメリット
広島への移住を具体的に検討するために、良い点だけでなく、知っておくべき注意点も客観的に見ていきましょう。
広島に住む5つのメリット
- 豊かな自然と都市機能のバランスが良い:広島市は瀬戸内海に面し、市内には6本の川が流れる「水の都」です。中心市街地から少し車を走らせれば、美しい海や緑豊かな山々にすぐにアクセスできます。都会の利便性を享受しながら、週末は気軽に自然の中でリフレッシュできる、このバランスの良さが最大の魅力です。
- 瀬戸内海の海の幸・山の幸が豊富で食事がおいしい:広島は牡蠣の生産量が日本一であることで有名ですが、それ以外にも新鮮な魚介類や、温暖な気候で育った野菜や果物など、美味しい食材の宝庫です。旬の食材が手頃な価格で手に入り、日々の食生活が豊かになります。
- 充実した交通網で移動がしやすい:JR線、路面電車、バス、アストラムラインなど、公共交通機関が発達しており、市内・市外への移動が非常にスムーズです。特に中心部は車がなくても快適に暮らせます。山陽自動車道も通っているため、車での近県へのアクセスも良好です。
- 地域全体で子育て支援に力を入れている:広島市は市全体で子育てに適した環境づくりに注力しており、公園やオープンスペース、教育施設が充実しています。小児救急医療の拠点病院もあり、安心して子育てができる環境が整っています。
- 移住・定住に関する支援金が活用できる:東京圏から広島に移住する方を対象とした移住支援金制度があります。要件を満たせば、単身者で60万円、2人以上の世帯であれば100万円の支援金を受け取ることができます。(※制度は変更される場合がありますので、公式サイトで最新情報をご確認ください)
広島に住む前に知っておきたい3つのデメリット(住みにくい点)
- 郊外は車がないと暮らしにくい:中心部を離れた郊外の住宅地に住む場合、スーパーや病院が駅から離れていることも多く、日常生活において自家用車が必要不可欠になる場面が多くなります。特に子育て世帯にとっては、車があった方が格段に行動範囲が広がります。
- 首都圏や関西圏への移動は時間とコストがかかる:広島から東京へは新幹線で約4時間、大阪へも約1時間半かかります。飛行機も利用できますが、広島空港が市内から離れているため、ドアツードアで考えると決して手軽とは言えません。仕事や帰省で頻繁に首都圏・関西圏へ移動する必要がある方は、この点を考慮しておく必要があります。
- 夏の気候は蒸し暑い:瀬戸内海式気候の広島は、年間を通して温暖で晴れの日が多いですが、夏は「凪(なぎ)」の影響で風が弱く、湿度が高いため、実際の気温以上に蒸し暑く感じることがあります。この気候に慣れていない方は、最初の夏は少し大変に感じるかもしれません。
①広島市中区:観光と文化が融合する広島の中心地
広島市中区は、広島市の中心に位置し、観光や文化、ビジネスの拠点として知られています。
このエリアには、国内外から多くの観光客が訪れる歴史的な観光スポットが豊富にあり、文化施設やショッピングエリアも充実しています。
広島市中区の魅力について、観光スポットや文化施設、そして賑わいを見せる繁華街について紹介します。
広島城と平和記念公園
広島市中区でまず注目すべきは、広島城と平和記念公園です。
「広島城」は、1589年に築城された歴史あるお城で、別名「鯉城(りじょう)」とも呼ばれます。
戦後の復興により再建された天守閣では、広島の歴史や文化を学べる展示が行われています。
また、天守閣からの眺望は広島市内を一望でき、訪れる価値のあるスポットです。
一方、平和記念公園は、原爆の惨禍を伝える「広島平和記念資料館」や「原爆ドーム」がある場所で、平和の大切さを世界に発信する象徴的な場所です。
世界中から訪れる観光客が、この公園で平和を祈念しながら、広島の過去と未来に思いを馳せます。
縮景園と文化施設
次に、広島市中区の文化的な側面を代表するのが、縮景園と広島県立美術館です。
「縮景園」は、広島藩主浅野家によって作られた回遊式庭園で、四季折々の美しい風景が楽しめます。
特に春には桜が満開になり、多くの観光客や地元の人々が訪れる人気スポットです。
また、「広島県立美術館」は、国内外の優れた美術作品を展示しており、定期的に開催される企画展も見逃せません。
縮景園と隣接しているため、一度に二つのスポットを楽しむことができるのも魅力です。
繁華街とショッピングモール
観光だけでなく、広島市中区には八丁堀や紙屋町といった賑やかな繁華街も広がっています。
これらのエリアには、大型のショッピングモールや百貨店が立ち並び、ショッピングやグルメを満喫できます。
紙屋町には、「そごう」や「広島パルコ」があり、地元住民だけでなく観光客も集まる人気のスポットです。
さらに、八丁堀エリアでは、広島名物のお好み焼きや牡蠣料理が味わえるレストランや居酒屋が多く、食事も楽しめる場所が充実しています。
②広島市南区:広島駅を中心とした利便性の高いエリア
引用:広島東洋カープ MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
広島市南区は広島駅を中心に発展し、交通や商業施設の利便性が非常に高いエリアです。
南区の北部にはJR広島駅、南部には呉市や松山市、区内の島々へのフェリーが就航している広島港があり、交通の便にも恵まれています。
ビジネスや観光の拠点として多くの人々が行き交うこの地域には、ショッピングやグルメスポットも充実しており、さらに広島港やスポーツ施設など観光に欠かせない場所も揃っています。
広島市南区の魅力を、広島駅周辺の施設、観光フェリー、そしてスポーツ施設についてご紹介します。
広島駅と周辺施設
広島市南区の中心ともいえる広島駅は、県内外へのアクセスが良く、多くの商業施設が集まるハブエリアです。
駅直結の商業施設「エキエ(ekie)」には、広島名物のお好み焼きや牡蠣料理が楽しめるレストラン、ファッションや雑貨のショップが並び、買い物や外食に便利です。
また、広島駅の周辺には、ショッピングモールや飲食店が多数あり、観光客やビジネス客にとっても魅力的なスポットとなっています。
駅から徒歩圏内にはホテルも多く、広島滞在中の拠点として最適な場所です。
スポーツ施設と観戦スポット
広島市南区には、スポーツ観戦が楽しめる施設が充実しています。
その代表格が、プロ野球チーム広島東洋カープの本拠地である「Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島」です。
広島市民にとってカープは地元の誇りであり、試合がある日はスタジアム周辺がカープファンで溢れます。
スタジアムでは、野球観戦だけでなく、スタジアムツアーやイベントが定期的に開催されており、家族連れや観光客にも人気のスポットです。
試合当日でなくても、カープグッズが購入できるショップや地元グルメを楽しめる飲食店もスタジアム内外にあり、訪れる価値があります。
また、広島市南区には「エディオンピースウイング広島」というサッカー施設もあります。
エディオンピースウイング広島は、2024年2月に設立され、敷地面積約49,900㎡、収容人数約28,500人を誇ります。
スタジアムの名には「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく」との願いが込められており、その特徴的な翼をイメージした屋根も印象的です。
エディオンピースウイング広島は、日本初の「まちなかスタジアム」として、サッカー観戦だけでなく多機能な用途に対応し、365日楽しめる施設を目指しています。
全席屋根付きで、雨の日でも快適に観戦でき、観客席は選手との距離が非常に近いため臨場感あふれる試合が楽しめます。
また、キッズルームや世界基準のラウンジもあり、幅広い年齢層が楽しめるスタジアムです。
広島港と観光フェリー
広島市南区には、瀬戸内海の島々へアクセスできる広島港もあります。
「広島港」からは、宮島や江田島などの観光スポットへ向かうフェリーが定期運航しており、瀬戸内海の美しい風景を楽しみながら移動することができます。
特に、世界遺産である「厳島神社」がある宮島へのアクセスは、広島市内の観光において欠かせません。
フェリーは比較的本数も多く、広島港から短時間で島々に到着できるため、広島観光の際にはぜひ利用したい交通手段です。
③広島市西区:海・山・街の全てを楽しめる多彩なエリア
引用:広島観音マリーナ
広島市西区は広島市の南西部に位置し、工業地域や住宅街のみでなく、三滝山や鈴ヶ峰など自然も豊かな複合市街地です。
ウォータースポーツを楽しめるスポットや自然散策ができる場所が豊富であり、住む場所としての魅力に加えて、多様な楽しみ方ができます。
また、ショッピングセンターが多く、買い物にも非常に便利です。
西区の魅力について、特に商業施設や自然スポットを紹介します。
商業施設とショッピング
西区にはショッピングに便利な大型商業施設が点在しており、その代表例が「LECT」と「アルパーク」です。
商工センター地区にある大型複合商業施設「LECT(レクト)」は、広島市の地元企業イズミが手がける新しいショッピングスポットです。
施設内には「広島T-SITE(蔦屋書店)」やホームセンター「カインズ」がキーテナントとして入っており、「知・食・住」をテーマにした豊富なライフスタイル提案型のお店が並んでいます。
特に蔦屋書店のエリアは、デザイン性が高く、飲食店や雑貨店も併設されており、家族連れやカップルにも人気です。
また、DIY愛好者にぴったりの「カインズ」では、木材加工や工具の使用が可能で、本格的なDIY体験も楽しめます。
広大なフードコートもあり、食事も充実しているため、ショッピングだけでなく一日中楽しむことができる施設です。
JR「新井口」駅から徒歩3分の位置にある「アルパーク」も西区を代表するショッピングセンターです。
東棟、西棟、北棟からなるこの複合型施設では、ファッション、日用品、飲食店、エンターテイメント施設が豊富に揃っており、特に2022年にリニューアルした西棟は、日常のモノ消費から休日のコト消費まで、あらゆるニーズに応えるスポットとして生まれ変わりました。
また、北棟にはシネマコンプレックスもあり、最新の映画を楽しむことができます。
さらに、世界最大級の「無印良品」もオープンし、多くの注目を集めています。
ヨットハーバーとウォータースポーツ
西区にはヨットハーバーがあり、瀬戸内海でのウォータースポーツを楽しむことができます。
ヨットやカヤックなどが人気で、地元住民や観光客が日々この場所で水上レジャーを満喫しています。
初心者でも参加できるプログラムもあるため、気軽にトライできるのが魅力です。
美しい海を眺めながらのアクティビティは、西区ならではの楽しみです。
まずご紹介するのは「広島観音マリーナ」です。海を愛する皆様の豊かなリゾートライフを応援する施設です。
最先端のマリーナ管理システムや24時間利用可能な海上係留施設を備え、クルージング派からフィッシング派、ヨットレース派まで幅広いニーズに対応しています。
クラブハウス内にはマリンショップやレストランがあり、セミナー利用ができる会議室や専用のシャワールームなど、快適なマリーナステイを提供しています。
また、山根木材がネーミングライツパートナーとなり、「山根木材マリーナセンター」と命名された管理棟が2022年にオープンしました。
ここからは瀬戸内の海や宮島をはじめとする美しい島々を一望でき、県内産の木材を使った会議室も完備されています。
もう一つは「ボートパーク広島」です。マリーナクラスの一流設備を提供しながらも手ごろな価格で利用できる複合施設です。
施設内では、船舶免許取得、ボートの購入・売却、レンタルボートの利用など、海に関するあらゆる相談に対応する「マリン・コンシェルジュ」がいます。
また、レンタルボートや水上タクシーのサービス、美味しい食事を楽しめるレストラン、美容院、ペット向けのサービスなども充実しており、訪れる人々に快適で楽しい時間を提供しています。
ボートパーク広島からは、充実した設備とセキュリティの中で安心してマリンレジャーを楽しむことが可能です。
三滝山と自然散策
自然を楽しみたい方には、西区の三滝山や鈴ヶ峰が最適です。
三滝山は、広島市内を一望できるハイキングコースが整備されており、初心者から上級者まで楽しめる山として人気です。
自然散策をしながらリフレッシュでき、地元の人々や観光客が四季を通じて訪れています。
鈴ヶ峰も美しい自然の中でのハイキングやバードウォッチングが楽しめるエリアで、週末のリフレッシュにぴったりの場所です。
④広島市東区:駅近で便利、自然と歴史も楽しめるエリア
広島市東区は、南部はJR広島駅、北部を中心としたエリアでは山陽自動車道にアクセスしやすい、自然豊かなベッドタウンです。
市の中心地からは少し離れていますが、JR芸備線やバス、アストラムラインといった交通網が整備されており、商業地も多く、暮らしやすいエリアです。
広島駅に近い利便性がありながら、豊かな自然や歴史的建造物を楽しめるエリアです。
広島市森林公園とアウトドア
東区には、「広島市森林公園」など、自然を楽しむアウトドアスポットが多くあります。
広島市森林公園は約400ヘクタールの広大な敷地を持ち、豊かな自然の中でハイキングやピクニックを楽しめる場所です。
家族で一日中遊べるデイキャンプ場も整備されており、週末には多くの人が訪れます。
また、園内には「こんちゅう館」があり、子供たちに人気の昆虫展示コーナーや、蝶の生態を観察できるパピヨンドームなどが揃っています。
自然に囲まれながら、アクティビティや学びの機会も提供されており、都会にいながらリラックスできるのが東区の魅力の一つです。
ショッピング施設と利便性
東区のもう一つの魅力は、駅に近い利便性と充実したショッピング施設です。
特に「フォレオ広島東」は、地域住民にとって日々の生活を支える重要なショッピングモールです。
この大型商業施設は、スーパーマーケット「マックスバリュ」をはじめ、様々な専門店が揃っており、買い物や食事を楽しむことができます。
広島駅に近いという地理的な利点もあり、日常生活での移動やお買い物に非常に便利です。
公共交通機関を利用したアクセスの良さから、仕事帰りや休日のショッピングにも最適なエリアとなっています。
歴史的建造物と観光名所
東区は、歴史的な建造物や観光名所が数多く点在している地域でもあります。
代表的なスポットとしては、国宝に指定されている「不動院金堂」があります。
戦国時代から続く歴史を持つこのお寺は、原爆にも耐えた貴重な文化財として、多くの観光客が訪れる名所です。
また、「広島東照宮」も東区の観光名所の一つで、都会の喧騒から離れた静寂の中にありながらも、アクセスが良いため多くの参拝者が訪れます。
七五三や初詣の時期には、家族連れで賑わい、パワースポットとしても知られています。
これらの歴史的建造物を訪れることで、広島の歴史や文化を肌で感じることができます。
⑤広島市安芸区:豊かな自然と伝統文化、商業施設が揃うエリア
引用:安芸熊野 筆祭り
広島市安芸区は、広島市東部に位置し、その面積の約7割が山間部です。JR山陽本線・呉線が通っており、広島市中心部へのアクセスも良好です。
自然豊かな環境と商業施設がバランスよく共存する地域で、利便性と住み心地の良さが魅力です。
新興住宅地が増え、家族連れや若い世代にも人気のエリアとなっています。
安芸区の自然、住宅地、商業施設に関する魅力を詳しく紹介します。
瀬野川公園とアウトドアレジャー
安芸区にある「瀬野川公園」は、広大な敷地を誇り、さまざまなアウトドアレジャーを楽しむことができるスポットです。
公園内にはスポーツ施設が充実しており、テニスやサッカー、野球などの活動が可能です。
さらに、デイキャンプエリアも整備されており、家族や友人と一緒に自然の中でバーベキューを楽しむことができます。
季節ごとに変わる風景が魅力的で、春には桜、秋には紅葉が楽しめるなど、四季折々の美しい自然を堪能できるのも特徴です。
都会の喧騒を忘れ、リフレッシュできる場所として地元住民にも親しまれています。
筆の都・熊野町と伝統文化
熊野町は安芸区に隣接し、標高約220メートルの高原に位置する自然豊かな地域です。
この町は「筆の都」として江戸時代から栄え、今でもその伝統を大切にしています。
毎年秋分の日には「筆まつり」が開催され、筆づくりの先駆者に感謝し、筆産業の発展を祈る行事が行われます。
筆の供養や大作席書、筆の市など、町全体が祭り一色に染まります。
筆文化の中心となる「筆の里工房」では、筆の歴史や製造過程を学べ、書道体験や筆づくり体験も可能です。
また、観光案内所「筆の駅」では、筆の製作見学や体験を通して、熊野町の魅力に触れることができます。
工業地帯と商業施設
安芸区は、国道2号線沿いに工業地帯が広がる一方で、商業施設も立ち並ぶエリアです。
この地域は交通の便が良く、周辺の工場で働く人々や地域住民にとって、生活に必要な施設が充実しています。
多くの商業施設があり、日用品の買い物や外食にも便利です。
また、工業地帯に近いことから、地域の経済も活発であり、雇用機会も豊富にあります。
仕事と生活のバランスを取りやすいエリアとして、多くの人にとって魅力的な地域となっています。
⑥広島市安佐南区:学びと自然が息づく住みやすいエリア
引用:広島修道大学
広島市安佐南区は、市内で最も人口が多い区であり、広島市の中央部に位置しています。
多くの教育施設や医療機関が集まっており、大学や高校がコンパクトなエリアに集中しているため、学術的にも重要な地域です。
さらに、都市生活の利便性と、豊かな自然環境に囲まれた生活が両立しているため、多様なライフスタイルに対応できる魅力的な住宅地として知られています。
教育施設が集まる学術の中心地
安佐南区は、広島市内でも特に教育施設が多く集まるエリアで、広島修道大学、広島経済大学、広島市立大学といった有名大学がキャンパスを構えています。
これらの大学はそれぞれ異なる学問分野を提供しており、多くの学生が学びを深めています。
たとえば、「広島修道大学」は7つの学部を持ち、地域社会に貢献する人材を育成しています。
「広島経済大学」は、ビジネスや経済学に特化した教育を提供し、広島市立大学は国際文化や情報科学などの学問領域に強みを持っています。
さらに、「安田女子大学」や「広島文化学園大学」も安佐南区にキャンパスを構えており、学生たちにとって学びやすい環境が整っています。
大学以外にも多くの高校や専門学校があり、教育に力を入れている地域であることがわかります。
加えて、アストラムラインやバス路線が発達しているため、広島市内の他のエリアからもアクセスが良好で、通学しやすい環境が整っています。
広島広域公園とホットスタッフフィールド広島
安佐南区を代表する「広島広域公園」は、広島市民にとってレジャーやスポーツの中心地です。
公園内には、ホットスタッフフィールド広島があり、サッカーをはじめとするスポーツ観戦が楽しめます。
このスタジアムでは、Jリーグの試合や地域イベント、スポーツ大会などが頻繁に開催されており、多くの観客が訪れる活気あふれる場所です。
また、広島広域公園そのものも、スポーツやアウトドアを楽しむための絶好のスポットです。
ランニングコースやサイクリングロードが整備されており、地元の人々が日々の健康維持に利用しています。
家族連れでのピクニックやバーベキューができる広場もあり、自然に囲まれた環境でリラックスした時間を過ごすことができます。
アストラムラインと交通の利便性
安佐南区のもう一つの大きな魅力は、その優れた交通アクセスです。
広島市中心部へのアクセスが非常に良いアストラムラインが区内を走り、通勤・通学に便利な環境が整っています。
アストラムラインは広島市の重要な交通インフラであり、安佐南区から広島市中心部まで短時間で移動できるため、ビジネスマンや学生にとって理想的な移動手段です。
各駅周辺には商業施設や飲食店が立ち並び、住む場所としても非常に魅力的です。
また、バス路線も充実しており、広島駅や他の主要エリアへのアクセスが容易です。
自家用車を使わずとも、公共交通機関を利用することで日々の移動が快適に行えます。
⑦広島市安佐北区:自然と家族向け施設が充実したアウトドアの楽園
広島市の最北部に位置する安佐北区は、市内で一番広い面積を有した区であり、豊かな自然環境が広がるエリアです。
標高889mを超える白木山が連なるこの地域は、アウトドア活動や自然を楽しむのに最適な場所として人気です。
安佐北区は自然環境に恵まれつつも、JR可部線や芸備線で広島駅までのアクセスも良好です。
特に安佐北区の魅力的なアウトドアスポットと家族向けのレジャー施設をご紹介します。
白木山とハイキングコース
安佐北区のシンボルともいえる「白木山」は、標高889mの頂から広島市街や瀬戸内海を一望できる絶景のハイキングコースです。
登山道はしっかり整備されており、初心者から経験者まで楽しめるルートが揃っています。
四季折々の自然を感じながら歩けるため、地元住民や観光客に人気のスポットです。
山頂で見る日の出や夕日は特に感動的で、アウトドア愛好者にとっては外せない場所です。
南原ダムと自然体験
南原ダムは、自然豊かな環境に囲まれた美しい景観を誇る場所で、散策やピクニックに最適です。
周辺には森林浴ができる「トレイルコース」もあり、のんびりと自然を楽しみたい人にぴったりのスポットです。
また、春には桜、秋には紅葉が楽しめ、季節ごとの風景を満喫できます。
家族や友人との自然体験が思い出に残る場所として、多くの人々に親しまれています。
安佐動物園と家族向けレジャー
安佐北区にある「安佐動物園」は、広い敷地内で多くの動物たちに出会えるファミリー向けのレジャースポットです。
約1,500種類の動物が飼育されており、ライオンやキリン、ゾウなど、子どもたちに人気の動物が揃っています。
また、動物に関する教育プログラムや触れ合い体験が充実しており、家族で楽しく学べる施設としても知られています。
広々とした芝生エリアやピクニックスペースもあるため、一日中楽しむことができます。
⑧広島市佐伯区:温泉と自然散策を満喫できるエリア
引用:湯来ロッジ
佐伯区は広島市西部に位置し、自然豊かな環境と都市化が調和したエリアです。
標高1,004mの湯来冠山をはじめ、登山や自然散策が楽しめるスポットが点在しています。
南部には瀬戸内海沿岸の都市化エリアが広がり、住宅や商業施設も充実しています。
また、湯来温泉や湯の山温泉といった温泉地もあり、観光資源が豊富です。
交通アクセスも良く、JR山陽本線や広島電鉄宮島線で市内や周辺地域へ簡単に移動できます。
湯来冠山と登山スポット
佐伯区の自然を象徴する存在である「湯来冠山」は、標高1,004mの高地に位置し、四季折々の景観が楽しめる登山スポットとして知られています。
頂上からは、瀬戸内海や広島市街の美しい景色が一望でき、特に秋の紅葉シーズンには多くのハイカーで賑わいます。
登山道はしっかりと整備されており、初心者でも安全に楽しむことができるため、家族での登山にも適しています。
また、佐伯区内には他にも800m級の山々があり、自然散策やハイキングを楽しむのにぴったりのエリアです。
これらの山々は、週末のリフレッシュやリラックスする時間を提供してくれるでしょう。
湯来温泉と観光資源
佐伯区には「広島の奥座敷」として親しまれている「湯来温泉」や「湯の山温泉」があり、温泉好きにはたまらない観光スポットです。
これらの温泉地は、広島市内からも気軽に訪れることができ、日帰り入浴や宿泊を楽しめる施設が充実しています。
温泉に浸かりながら、美しい山々に囲まれた景観を楽しめるのが、湯来温泉の大きな魅力です。
湯来温泉では、リラックスできる温泉のほか、川沿いを散策するコースや、自然の中でのバーベキューなど、アウトドアアクティビティも充実しています。
温泉と自然を満喫できる湯来地区は、家族連れやカップル、観光客に人気のスポットとなっています。
広島市植物公園と家族向けレジャー
佐伯区には、四季折々の自然を楽しめる「広島市植物公園」があります。
この公園は、約18ヘクタールの広大な敷地を誇り、園内には熱帯・亜熱帯植物が楽しめる温室や、日本各地の植物が集められたエリアが設けられています。
特に春には桜、秋には紅葉が美しく、家族連れでのんびりと散策するのに最適な場所です。
広島市植物公園では、子ども向けのイベントやワークショップも定期的に開催されており、自然について学びながら楽しめるアクティビティが充実しています。
また、ピクニックエリアも整備されているため、家族でのお出かけにぴったりです。
まとめ
広島市は瀬戸内海に隣接した美しい景観や海の幸に恵まれた立地です。
市全体で子育て支援にも力を入れており、子育て世帯が移住しやすい都市だと言えるでしょう。
広島市へのを移住を考えている方は、広島市8区の特徴を自分の目で確認してみてください。
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