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台風に強い家の特徴とは?建築時に押さえておきたいポイント

  • 作成日:2024/02/20
  • 更新日:2026/01/09
  • 編集者:山根木材メディア編集部
台風に強い家の特徴とは?建築時に押さえておきたいポイント

世界的な気候変動の影響により、日本でも「スーパー台風」と呼ばれるような猛烈な台風や、線状降水帯による集中豪雨の被害が年々増加しています。
「せっかく建てたマイホームが災害で傷つくのを見たくない」「何より家族の命を守りたい」と願うのは、家づくりを検討するすべての方に共通する切実な想いです。
この記事では、過去の被害事例や建築的な構造の観点から、本当に「台風に強い家」とはどのようなものなのかを徹底解説します。
構造や素材ごとの特徴から、耐風性能に優れたハウスメーカーまで、後悔しない家づくりのための重要ポイントをご紹介します。

台風に強い家に共通する構造と形状の特徴

台風の目を上空から見た航空写真

台風被害の多くは、強烈な「風圧」と、風に乗って飛んでくる「飛来物」によって引き起こされます。
被害を最小限に抑えるためには、風に真っ向から抵抗するのではなく、うまく受け流すための「家の形」が重要になります。

風圧を分散させる正方形に近い外観と寄棟屋根

台風に強い家を目指すなら、建物の形状はできるだけシンプルにするのが鉄則です。
凹凸の多い複雑な形状の家は、角の部分に風の力が集中しやすく、そこから外壁や屋根が損傷するリスクが高まります。
最も風に強いのは、風圧を4方向へ均等に分散できる「正方形(真四角)」に近い形の総二階建てや平屋です。
屋根の形状についても同様です。
屋根の面が2つだけの「切妻屋根」や、1面だけの「片流れ屋根」は、風向きによっては屋根が大きく煽られ、浮き上がる力が働いてしまいます。

対して、屋根の面が4方向にあり、ピラミッドのような形状をしている「寄棟(よせむね)屋根」は、どの方向から風が吹いてもスムーズに風を受け流すことができ、台風対策として最も理にかなった形状と言えます。

飛来物の衝撃を防ぐ防災安全合わせガラスとシャッター

台風時の住宅被害で最も恐ろしいのは、瓦や看板、木の枝などの「飛来物」が窓ガラスを突き破ることです。
一度窓が割れてしまうと、そこから室内に暴風が一気に吹き込みます。
この強烈な内圧によって屋根が内側から押し上げられ、最悪の場合は屋根ごと吹き飛ばされて家が倒壊する原因となります。
この「破壊の連鎖」を防ぐために必須なのが、窓の防御です。
1階だけでなく2階の窓にもシャッターや雨戸を設置することが、最も確実な対策です。

デザイン上の理由でシャッターを付けられない場合は、「防災安全合わせガラス」の採用を強くおすすめします。
これは2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んだもので、万が一割れても貫通しにくく、飛来物の飛び込みや暴風の吹き込みを防ぐ効果が非常に高いガラスです。

巻き上げ風に耐える軒裏換気口と強固な外壁

屋根の「軒(のき)」の長さも台風対策には重要な要素です。
軒が長すぎると、下から吹き上げる強風(巻き上げ風)の影響を強く受け、屋根が剥がれる原因になることがあります。
しかし、逆に軒が短すぎると、雨が外壁や窓に直接当たりやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。
最近では、このバランスを考慮しつつ、軒裏に「軒裏換気口」を設けて屋根裏の気圧を調整し、屋根が浮き上がる力を抑制する工夫が施された住宅も増えています。
また、外壁材そのものの強度はもちろんですが、外壁の「つなぎ目」の防水処理も重要です。

暴風雨の際は、雨が下から上へ逆流するように吹き付けることもあります。
サイディングなどの外壁材をつなぐコーキング(シーリング)が劣化していると、そこから雨水が侵入し、構造躯体を腐らせる原因になります。
つなぎ目が少ない外壁材や、耐久性の高いシーリング材を選ぶことも、台風に強い家づくりのポイントです。

素材別に見る耐風性能とメリット・デメリット

黒い外壁が印象的な平屋住宅

家を建てる際の工法・構造には、大きく分けて「鉄筋コンクリート(RC)」「鉄骨」「木造」の3種類があります。
「木造は台風に弱い」というイメージをお持ちの方も多いですが、近年の技術進化により、その差は縮まりつつあります。それぞれの特徴を正しく理解しましょう。

圧倒的な重量と剛性で強風を遮断する鉄筋コンクリート造(RC造)

「台風に強い家」として最強の呼び声が高いのが、鉄筋コンクリート造(RC造)です。
その最大の特徴は、建物自体の圧倒的な「重量」と「剛性(変形しにくさ)」です。
木造住宅が強風で揺れたりきしんだりするレベルの暴風であっても、RC造の家はびくともしない安定感を誇ります。
コンクリートの壁と床が一体となった構造は、隙間が極めて少なく気密性が高いため、暴風雨の侵入を許しません。
また、重量があるため洪水や高潮による浮力にも強く、流されるリスクが最も低い構造です。

沖縄県などの台風常襲地帯でRC造の普及率が高いことからも、その信頼性の高さが伺えます。
デメリットとしては、建築コストが木造や鉄骨に比べて高額になることや、地盤改良が必要になるケースが多い点が挙げられます。

強靭な躯体としなりで風圧に耐える重量鉄骨造・軽量鉄骨造

鉄骨造は、柱や梁に鋼材を使用した構造で、高層ビルなどにも使われる信頼性の高い工法です。
鉄骨造の特徴は、素材自体が持つ「粘り強さ」です。
強風を受けた際、あえてわずかにしなることでエネルギーを吸収し、倒壊を防ぎます。
大手ハウスメーカーの多くが採用している工法であり、工場で部材を生産するため品質が安定している点もメリットです。
「重量鉄骨」は柱が太く本数が少なくて済むため、大空間を作りやすく、ガレージハウスなどにも向いています。

一方、構造上、強風時に建物が揺れを感じることがありますが、これは倒壊しないための「しなり」ですので、安全性に問題はありません。
ただし、サビ対策は必須であるため、海沿いの地域などでは防錆対策が施されたメーカーを選ぶ必要があります。

ツーバイフォー工法やモノコック構造で進化する木造住宅

「木造は台風で壊れやすい」というのは過去の話になりつつあります。
特に、従来の柱と梁で支える「軸組工法」ではなく、壁・床・天井の6面体で箱のように家を支える「ツーバイフォー(2×4)工法」や「モノコック構造(パネル工法)」は、台風に対して非常に高い強度を発揮します。
これらの工法は、面全体で風の力を受け止めて分散させるため、変形しにくく、気密性も確保しやすいのが特徴です。
スペースシャトルや航空機と同じ原理で作られたこの構造は、耐震性だけでなく耐風性においても優秀です。
木造住宅は鉄骨やRCに比べてコストを抑えやすく、断熱性能を高めやすいという大きなメリットがあります。

適切な耐震・耐風設計が行われている木造住宅であれば、十分に台風に耐えうる家づくりが可能です。

数値で確認する住宅性能表示制度の基準

住宅を建てる土地を地図から選んでいる様子

「強そうな家」という感覚だけでなく、客観的な数値で家の強さを判断することも大切です。
住宅の性能を評価する「住宅性能表示制度」には、台風や地震に対する強さを示す等級が存在します。

伊勢湾台風クラスの暴風に耐える最高ランクの耐風等級2

台風に対する強さを示す指標が「耐風等級」です。
以下の2つの等級があります。

  • 耐風等級1: 建築基準法で定められた最低限の基準。「極めて稀に(500年に一度程度)発生する暴風」に対して、倒壊・崩壊しない強度。
  • 耐風等級2: 等級1の1.2倍の力に対しても対抗できる強度。

ここで言う「極めて稀に発生する暴風」とは、歴史的な被害を出した伊勢湾台風(1959年)並みの暴風を想定しています。
つまり、耐風等級2を取得している家は、伊勢湾台風クラスの1.2倍の風圧に耐えられることになります。
近年の台風の巨大化を考慮すると、これから家を建てるのであれば、最高ランクである耐風等級2を標準仕様としているハウスメーカーを選ぶことが強く推奨されます。

地震と台風の揺れに備える耐震等級3

「台風対策なら耐風等級だけ見ればいい」と思われがちですが、実は「耐震等級」も非常に重要です。
台風の強風によって家が受ける力は、地震の横揺れと似た性質を持っています。
家全体を揺らす大きな力に耐えるためには、耐力壁の量や配置バランスが重要になります。

耐震等級3(最高等級。建築基準法の1.5倍の強度)を持つ家は、壁の量が十分に確保されており、構造計算もしっかり行われているため、結果として台風の暴風に対しても高い抵抗力を持ちます。
「地震に強い家は、台風にも強い家である」と言い換えることもできますので、カタログ等でスペックを確認する際は、耐風・耐震の両方で最高等級を目指しているかを確認しましょう。

災害に強い家づくりが得意なハウスメーカーランキング

模型の家を両手で守る様子

数ある建築会社の中でも、特に「災害への強さ」に定評があり、独自の技術で対策を行っているハウスメーカーをご紹介します。

世界初の耐水害住宅を展開する一条工務店

「家は、性能。」をスローガンに掲げる一条工務店は、実験に基づいた高い住宅性能が特徴です。
特に注目すべきは、世界初の実用化となった「耐水害住宅」です。
これは、家全体が船のように水に浮くことで水没を防ぐ「浮上タイプ」や、特殊な弁で床下換気口からの浸水を自動で防ぐ仕組みなど、台風に伴う水害(洪水・高潮)対策において他社を圧倒しています。
また、標準仕様で「夢の家 I-HEAD構法(モノコック構造)」を採用しており、耐風・耐震性能も最高等級をクリアしています。

災害に強いALCコンクリート採用のヘーベルハウス

「災害に強い家」といえばヘーベルハウス(旭化成ホームズ)を思い浮かべる方も多いでしょう。
最大の特徴は、外壁・床・屋根に使用される軽量気泡コンクリート「ALC(ヘーベル)」です。
ALCは耐火性・断熱性に優れるだけでなく、飛来物が衝突しても割れにくく、万が一の際も補修が容易です。
重量鉄骨と組み合わせた構造は非常に頑丈で、過去の鬼怒川決壊による水害でも、流されずにその場に残った「白い家」として注目を集めました。
都市部での狭小地や3階建て・4階建ての強固な住宅を検討している方に最適です。

強靭な鉄骨構造と制震技術を持つ積水ハウス

ハウスメーカー最大手の積水ハウスは、邸宅としてのデザイン性と強靭さを兼ね備えています。
独自の制震システム「シーカス」を搭載した鉄骨住宅は、地震の揺れを熱エネルギーに変換して吸収する仕組みですが、これは台風による繰り返しの揺れに対しても効果を発揮します。
また、外壁材「ダインコンクリート」は厚さがあり、飛来物に対する強度が非常に高く、重厚感のある外観を実現します。
実績と信頼性を重視する方にとって、間違いのない選択肢の一つです。

PCパネルで巨大台風に耐える百年住宅

静岡県を中心に展開し、「着弾しても壊れない」といわれるほどの最強クラスの強度を誇るのが百年住宅です。
採用しているのは「WPC工法(ウォール・プレキャスト・コンクリート)」です。
工場で製造された高品質なPCパネルをボルトとコンクリートで箱型に一体化させる構造は、窓ガラスが割れて室内に暴風が吹き込んでも、屋根が飛ばされることなく構造体は無傷だったという実績があります。
過去の巨大台風でも窓ガラス1枚の被害報告しかなかった事例があるなど、物理的な「頑丈さ」を最優先したい方には究極の選択肢と言えます。

土地選びとメンテナンスによる防災対策

庭で遊ぶ子ども達

どんなに頑丈な建物を建てても、その足元である地盤が崩れてしまっては意味がありません。
家づくりにおける台風対策は、土地選びから始まっています。

ハザードマップによる浸水リスクと周辺環境の確認

土地を購入する前に、必ず自治体の「ハザードマップ」を確認してください。
台風による被害は風だけでなく、河川の氾濫による浸水や、土砂崩れのリスクも含まれます。

  • 浸水想定区域に入っていないか?
  • 過去に浸水履歴がある土地か?
  • 裏山が土砂災害警戒区域に指定されていないか?

これらを事前にチェックし、リスクがある場合は「基礎を高くする(高基礎)」「盛土をする」「擁壁を強化する」といった対策を建築費に組み込む必要があります。
また、隣家との距離が近すぎると、隣の家の瓦などが飛んでくる「もらい事故」のリスクも高まるため、周辺環境の確認も大切です。

屋根や外壁の定期点検と飛来物対策

「台風に強い家」を維持するためには、建てた後のメンテナンスが不可欠です。
台風シーズンが来る前に、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 屋根: 瓦のズレや割れ、スレートの浮きがないか。
  • 外壁: コーキングの切れやひび割れ(クラック)がないか。
  • 屋外: 庭やベランダに、風で飛びそうなもの(植木鉢、物干し竿、自転車など)を置いていないか。

特に屋根や外壁の高所点検は危険を伴うため、ドローン点検を行っている業者や、施工したハウスメーカーのアフターサービスを利用して、定期的にプロの目で確認してもらうことが安心につながります。

まとめ

台風に強い家を実現するためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

  1. 構造と形状: 風を受け流す「寄棟屋根」や「シンプルな四角い形状」を選び、窓にはシャッターや合わせガラスを採用して飛来物に備える。
  2. 性能数値: 「耐風等級2」および「耐震等級3」を標準とするハウスメーカーを選び、客観的な強度を確保する。
  3. 土地と備え: ハザードマップで水害リスクを確認し、建築後は定期的なメンテナンスで建物の健康状態を保つ。

「木造だから弱い」「鉄骨なら安心」といった単純なイメージにとらわれず、工法ごとの特徴やハウスメーカーの技術力を比較検討することが、家族の命と財産を守る家づくりへの第一歩です。
まずは、気になったハウスメーカーのカタログを取り寄せたり、住宅展示場で実際の構造を見学したりして、その強さを肌で感じてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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