福岡市中央区は、福岡市の都心としてにぎわう天神を擁しつつ、海や山の自然を感じられる「福岡の顔」ともいえるエリアです。
そんな中央区は、ショッピングやグルメ、教育、医療、注目の再開発まで、あらゆる面でバランスの取れた暮らしやすさが魅力となっています。
コンパクトシティゆえ、徒歩や地下鉄で手軽に移動できるため、幅広い世代に選ばれるエリアでもあるのです。
この記事では、福岡市中央区の住みやすさの理由やエリアごとの特徴、リアルな住み心地について詳しく紹介します。
福岡市中央区ってどんな街?
中央区はその名のとおり、福岡市の中心部に位置する区です。
面積は15.39km2と全区で最小、2025年時点で約21.5万人となっています。
中心部の天神は福岡市の都心を構成する代表的なエリアであり、中央区は商業・行政・文化の中枢機能が集中する、まさに「福岡の心臓部」です。
ここでは、そんな中央区の基本情報について見ていきましょう。
天神・博多・空港へすぐ!どこへ行くにも便利なアクセス環境
中央区は福岡市の中心部だけあって、公共交通機関の利便性が高い点が大きな特徴です。
区内には、地下鉄空港線・七隈線と西鉄天神大牟田線が通っており、各地から博多・天神までスムーズにアクセスできます。
地下鉄七隈線は、2023年3月に天神南駅〜博多駅間の延伸が完了し、同区間の移動時間が約14分短縮されました。
これにより、中央区中部・南部から博多へのアクセスが大きく向上しました。
また、地下鉄空港線を使えば、天神駅から福岡空港駅まで約11分、博多駅まで約6分でアクセスでき、ビジネス・通勤・観光にも非常に便利なエリアです。
徒歩でも快適!天神中心に便利な暮らしが叶う街
福岡市の中心地として機能する中央区は、天神エリアを中心に、都心型の大型商業施設や公共施設が集中しています。
これらの施設同士は徒歩圏内にあるため、複数の用事を徒歩で済ませられるコンパクトさも魅力です。
各施設は、天神地下街をはじめとする地下街や地下通路と接続しており、雨の日も濡れずに移動できるようになっています。
近年は、天神エリアの大規模な再開発によって駅周辺の施設が刷新され、より便利な都市へと進化しつつあります。
人口増と再開発が進む!注目の“成長エリア”
先述のとおり、中央区は福岡市で最も面積の小さな区ですが、人口密度は唯一1万人/km2を超えており、大都市の中心として高いポテンシャルを持っています。
福岡市全体で若年層の転入が活発で、2035〜2040年には人口170万人超に達する見込みです。
こうした福岡市の勢いを象徴するエリアが中央区といえるでしょう。
特に注目されているのが、「天神ビッグバン」と呼ばれる大規模な都市再生プロジェクト。
「福岡大名ガーデンシティ」「ONE FUKUOKA BLDG.」などの大規模再開発が続々と行われており、2026年末までに約70棟もの建て替えが予定されています。
このプロジェクトにより都市機能が刷新され、街の魅力が大きく向上中です。
福岡市中央区が人気の理由|暮らしやすさを支える3つのポイント
福岡市中央区は単なる都市の中心部というだけでなく、「自然の豊かさ」「生活の利便性」「安心な生活環境」の3拍子がそろったエリアとなっています。
それぞれの点について、暮らしやすさにつながる3つのポイントを紹介しましょう。
都心でも自然が身近にあり、緑豊かな環境を楽しめる
中央区には、約39万8,000m2もの広大な敷地を誇る「大濠公園」、福岡城址があり歴史を感じられる「舞鶴公園」など、都心でありながら自然豊かなスポットが充実しています。
いずれも天神エリアから徒歩圏内にあり、都会暮らしをしながらも、緑豊かな環境でジョギングやピクニック、子どもとの外遊びなどを楽しめるのが魅力です。
公園の周辺にはベビーカーでも散策しやすい遊歩道が整備されており、ファミリー層にも人気となっています。
買い物も外食も便利!利便性の高い暮らしが実現する
中央区は、天神エリアを中心に買い物スポットや飲食店が充実しています。
「岩田屋本店」や「福岡三越」などの百貨店、「福岡PARCO」や「カイタックスクエアガーデン」などの複合商業施設、路面店のカフェや屋台などが集積しており、日常の買い物から休日のお出かけまで幅広く対応する街並みが広がっています。
また、金融機関や行政機関なども集中していて、徒歩圏内で生活に必要なサービスと買い物が完結する便利さも大きな魅力です。
教育・医療が充実し、子育てしやすい環境が整っている
中央区周辺には、区内に「福岡大学附属大濠中学校・高校」や「県立修猷館(しゅうゆうかん)高校」など、県内でも有数の教育機関がそろっています。
特に、六本松から大濠公園周辺にかけてのエリアは文教地区として知られ、落ち着いた住環境が子育て世代にも人気です。
医療機関についても、「福岡中央病院」「福岡県済生会福岡総合病院」などの総合病院をはじめ、クリニックも充実しています。
また、南区の「福岡赤十字病院」といった大規模病院へのアクセスも良く、子どもからお年寄りまで安心して暮らせる環境が整っています。
福岡市中央区の治安・子育て環境
引用:筑紫女学園中学校
続いて、各種統計データをもとに、中央区の「治安」「教育」「医療」の事情を客観的に解説します。
犯罪発生件数とその傾向は?
福岡県警によれば、中央区における2024年中の刑法犯認知件数は2,846件で、福岡県の市区町村別では博多区に次いで2番目に多くなっています。
これは、天神地区を中心とする都市部を多く抱えていることによるものです。
犯罪傾向も、人の多い都市部特有の自転車盗、車上狙い、万引きなどが多くなっています。
昼夜問わず人通りの多い天神エリアなどでは、スリをはじめとする軽犯罪が発生しやすい状況です。
暴行などの粗暴犯は少数ですが、夜間の人混みや繁華街周辺で起きやすいため、夜の中心部に向かう際は注意が必要です。
保育園・小中学校・教育環境の充実度は?
中央区は、保育園や学校といった、子育て世代にとって必須の施設が充実しています。
保育園に関しては、区内に認可保育園31園・認定こども園4園の計35園が整備されており、子育て世帯の保育ニーズに応えられる体制が整っています。
その他、私立保育園も区内に15園あり、周辺の充実した周辺環境や独自の教育方針を前面に打ち出した園が人気です。
学校に関しては、公立小中学校以外に「福岡教育大学附属福岡小学校・中学校」「福岡大学附属大濠中学校」「筑紫女学園中学校」など、小中一貫・中高一貫の進学校も集まっています。
六本松をはじめ、子育てに適した文教地区もあり、子育て世帯の定住先として高い評価を得ています。
医療・福祉施設の整備状況は?
日本医師会のデータによれば、中央区内には一般診療所が363施設あり、人口10万人あたりの施設数は約176施設と、全国平均の約70施設の2倍にもなる高水準です。
小児科や総合病院、救急対応病院なども数多く立地していることから、子育て世代にとって医療面での安心感は高いエリアといえるでしょう。
加えて、児童福祉施設や老人福祉施設も区内に十分な数が整備されており、世代を問わず安心して暮らせる環境が整っているのも中央区の魅力といえます。
エリア別に見る!福岡市中央区の住みやすさと特徴を紹介
福岡市中央区には、中心部の天神エリア以外にも多彩なエリアがあります。ここでは、エリアごとの特徴と住みやすさについて詳しく見ていきましょう。
薬院・平尾エリア|利便性と感度の高さで人気の都市型エリア
西鉄天神大牟田線で天神駅から1駅の薬院駅、2駅の平尾駅を中心とする薬院・平尾エリアは、中心部である天神や博多に近く、交通アクセスや買い物の利便性が抜群な人気エリアです。
地下鉄七隈線や路線バスも充実しているので、マイカーがなくても快適に暮らせるでしょう。
駅周辺には大型商業施設がありつつ、カフェやセレクトショップなどの洗練されたお店が多いのもこのエリアの特徴で、感度の高い単身者や共働き世帯からも支持を集めています。
都市部ゆえにマンションが中心の街並みで、アーバンライフを楽しみたい層におすすめのエリアです。
大濠・六本松・小笹エリア|子育てしやすい環境が整う文教住宅街
中央区の西部から南西部に広がる大濠・六本松・小笹エリアは、公園や教育施設が充実しており、子育てファミリーの住みやすいエリアとして人気が高まっています。
地下鉄七隈線六本松駅周辺には、再開発事業により大型複合施設「六本松421(よんにいいち)」が整備されました。
施設内には「福岡市科学館」や九州初出店の「六本松蔦屋書店」など、子育て世帯に人気の施設やカフェも充実しています。
大濠公園をはじめとする自然スポットが点在しているのも特徴で、エリアには治安の良い落ち着いた街並みが広がります。
文教地区だけに小中学校の評判も良く、子どもの将来を見据えた定住先としても最適です。
渡辺通・春吉エリア|都心暮らしと遊びを楽しめるアクティブタウン
中央区南東部に位置する渡辺通・春吉エリアは、天神エリアのすぐ南に位置しています。
都心部の繁華街に隣接しているため、ショッピング・飲食など日常生活に必要な機能のすべてが、徒歩圏内で完結する高い利便性が魅力です。
話題の飲食店も多く、那珂川沿いの景観も楽しめるため、休日の過ごし方の選択肢も増えるでしょう。
一大歓楽街の中洲にも近接しており、夜間の治安には注意が必要なものの、一時期に比べるとだいぶ改善してきたといわれています。
日常生活と遊びを両立した、都市での暮らしを満喫したい方にはおすすめのエリアです。
桜坂・赤坂エリア|静けさと利便性が共存する緑豊かな高級住宅街
地下鉄七隈線の桜坂駅と地下鉄空港線の赤坂駅に挟まれた桜坂・赤坂エリアは、天神から地下鉄ですぐというアクセスの良さが人気です。
都心に近いにもかかわらず、緑豊かな環境と落ち着いた街並みが特徴となっており、特に桜坂エリアは、一戸建てが中心の高級住宅街として知られます。
徒歩圏内に赤坂公園、大濠公園、舞鶴公園などの公園や文化施設が点在しており、自然と文化の調和した住環境も大きな魅力です。
利便性の割に治安が良く、学校などの教育環境も充実しているため、子育て世帯やゆとりある都市生活を求める層に選ばれる街となっています。
福岡市中央区の家賃相場は?
中央区の駅近新築物件(駅から徒歩5分以内)の家賃相場は、ワンルームで7万円前後、1LDKで9万円前後、3LDKで27万円程度が目安となっています。
世帯別で考えると、単身世帯は6万〜8万円台、DINKsやファミリー世帯は15万円以上が一般的な水準です。
ただし、物件の築年数や条件、エリアによって変動するため、自分たちの予算と比較して適した物件を選びましょう。
日常がもっと豊かになる!福岡市中央区の注目スポット
中央区は、買い物や休日のレジャーを満喫できるほか、自然も満喫できるのが魅力です。
ここでは、日常生活を豊かにする中央区の注目スポットを紹介します。
進化を続ける天神!ショッピングも新施設も充実
天神エリアは、「福岡PARCO」や駅直結の「ソラリアプラザ」、けやき通り沿いの「カイタックスクエアガーデン」などの大型商業施設が集まり、最先端のファッションやグルメを楽しめる九州最大級のショッピングゾーンです。
さらに現在、福岡市が「天神ビッグバン」と呼ばれる都市再生プロジェクトを推進しており、商業・オフィス・ホテルなどからなる大規模再開発が複数進行しています。
その一環として、2023年には「福岡大名ガーデンシティ」が開業。
2025年には「ONE FUKUOKA BLDG.」や「ヒューリックスクエア福岡天神」が開業予定となっており、今後ますます魅力が高まることが期待されています。
都心で自然を満喫!大濠公園・舞鶴公園の癒し空間
生活利便性の高さはもちろん、都心部でありながら自然を間近に感じられるのも中央区の魅力となっています。
代表的なのが、天神エリアから徒歩圏内にある大濠公園。園の中心にある大濠池ではボート遊びを楽しめるほか、周囲の遊歩道ではジョギングやウォーキングができます。
隣接する舞鶴公園は、福岡城址などの歴史探索を楽しめ、春には多くの花見客でにぎわいます。
このように、都市に暮らす子ども連れにぴったりの開放感あふれる公園が整っているのも、中央区の暮らしやすさのポイントです。
レジャーも充実!PayPayドームや海辺のシーサイドももち
中央区の北側は海に面しており、ベイエリアには福岡ソフトバンクホークスの本拠地である「PayPayドーム」や、大型商業施設「マークイズももち」などのあるレジャーエリア「シーサイドももち」へも手軽にアクセスできます。
海や山などの自然が都心部に隣接しており、暮らしやすさとゆとりのバランスも中央区の大きな魅力。中央区での生活は、休日の選択肢も豊富です。
福岡市中央区はこんな人におすすめ!
ここまで紹介した特徴をもとに、福岡市中央区での暮らしが向いている人の特徴をまとめてみましょう。
車なしでも快適に暮らしたい人
中央区は、地下鉄・バスが区内を網羅するように走っており、公共交通機関で通勤や買い物もスムーズに行えます。
天神エリアは、天神地下街で雨の日も快適に移動できるでしょう。
医療・教育施設や商業施設も徒歩圏内にそろっているため、車なしで暮らしたい方におすすめです。
利便性と自然の両方を大切にしたい人
天神エリアをはじめとする都市の高い利便性はさることながら、大濠公園や舞鶴公園、北部のベイエリアなど、自然環境が身近なのも中央区の大きな魅力です。
にぎやかさと静けさ、便利さとゆとりのバランスが良いエリアなので、都市生活と自然とのふれあいの両方を大切にしたい方にもおすすめします。
将来の資産価値も意識したい人
中央区は今後もしばらくは人口増加が見込まれるうえ、「天神ビッグバン」をはじめとする再開発計画が進行中です。
こうした流れの中で中古マンション価格も上昇傾向にあり、資産価値の高さも注目されています。
そのため中央区は、資産価値を重視して家選びをしたい方にも適しているでしょう。
山根木材が手掛ける福岡市中央区の分譲住宅
最後に、山根木材が手掛ける福岡市中央区の分譲住宅を紹介します。
ウッディタウン小笹4丁目
福岡市中央区小笹に新しく誕生する【山根木材ホーム】ウッディタウン小笹4丁目。
自然と都市が調和した人気エリアに全3区画で分譲される新築一戸建てです。
西鉄バス「笹丘2丁目」停まで徒歩4分と交通アクセスも良好。
価格は4,780万円~5,120万円、間取りは3LDK+Sで、ゆとりのある住空間が広がります。
建物は長期優良住宅・耐震等級3の安心仕様に加え、太陽光発電システムを搭載したZEH住宅。
高気密高断熱性能により、夏は涼しく冬は暖かく、快適で省エネな暮らしを実現します。
リビング階段やパントリー、シューズインクロークなど、暮らしやすさを考えた工夫も充実。
2台駐車可能で、子育て世代にもぴったりです。
福岡市中心部に近く、自然と利便性を兼ね備えた住まいをお探しの方におすすめの注目物件です。
福岡市中央区は「住み心地・便利さ・将来性」のバランスが取れた街!
福岡市中央区は、都市の便利さと自然の豊かさが調和した、あらゆる世代の誰もが住みやすいエリアです。
教育や医療環境、交通インフラが整っているうえ、再開発によって街が進化し続けており、将来性にも大きな期待を持てるエリアといえるでしょう。
そのうえで、住まい選びを考えるなら、地域の魅力を知り尽くした山根木材ホームへぜひご相談ください。
山根木材ホームの家は「長期優良住宅」を標準仕様としており、長く快適に住み続けることができるのが魅力です。
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