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パントリーとは?メリット・デメリットや家事動線について

  • 作成日:2023/11/06
  • 更新日:2025/08/26
  • 編集者:山根木材メディア編集部
パントリーとは?メリット・デメリットや家事動線について
目次

パントリーとは、キッチン周りに設ける便利な収納スペースのことです。食材や日用品のストックをすっきり片付けられるため、家事の効率化が求められる現代の家づくりで非常に人気があります。

しかし、ただ作れば良いというわけではなく、ライフスタイルに合わないと「作らなければよかった」と後悔する可能性も。

この記事では、パントリーの基本的な意味から、メリット・デメリット、後悔しないための間取りや設計のポイント、さらにはおしゃれで使いやすい収納術まで、家づくりを検討している方が知りたい情報を徹底解説します。
ぜひ、あなたにとって理想のパントリーを見つける参考にしてください。

パントリーとは?キッチンの便利な食品収納庫

パントリー①

パントリー(Pantry)とは、もともとホテルの厨房近くに設けられた配膳室を指す言葉でした。
現在では、住宅のキッチンの一角または隣接した場所に設けられる、食品や日用品などをストックしておくための収納庫を指すのが一般的です。

パントリーの主な役割は、キッチンの収納力を大幅に向上させ、家事を効率化することにあります。
具体的には、以下のような役割を担います。

  • 食品ストック 常温保存できる飲料水、缶詰、乾物、お米、調味料などを保管します。
  • 日用品の保管 ティッシュペーパーや洗剤、ゴミ袋など、キッチン周りで使う日用品のストックを置きます。
  • 調理家電や食器の収納 使用頻度の低いホットプレートやミキサー、季節ものの食器などを収納し、普段使うキッチンスペースをすっきりさせます。

このように、パントリーは単なる収納以上の、キッチンの使い勝手を向上させるための多機能なユーティリティスペースとして重要な役割を果たします。

食品庫(フードストッカー)との明確な違い

パントリーとよく似た言葉に「食品庫」や「フードストッカー」があります。
両者の間に厳密な定義はありませんが、一般的にはその目的と規模感に違いがあります。

食品庫(フードストッカー)は、その名の通り食品をストックすることに特化した、比較的小規模なスペースを指すことが多いです。
例えば、キッチンのカップボードの一部や、床下収納などがこれにあたります。

一方でパントリーは、食品だけでなく、前述したように日用品や調理家電まで収納できる、より多目的で大規模な「キッチンのためのユーティリティスペース」という広い意味合いを持ちます。
人が中に入れるウォークインタイプのものから壁一面を使うものまであり、家事動線を考慮した間取りの一部として計画的に設計される点が大きな特徴です。

ご自身の家庭で必要なのが、シンプルな食品ストック場所なのか、それとも家事全体を助ける多目的な収納スペースなのか。
この違いを理解することが、理想の家づくりに向けた第一歩となります。

パントリーを設置するのメリット5選

個室型パントリー

パントリーには、日々の家事を助け、生活を豊かにする多くのメリットがあります。ここでは、主な5つのメリットを詳しくご紹介します。

1. キッチンがすっきり片付く圧倒的な収納力

パントリー最大のメリットは、何といってもその高い収納力です。
缶詰やレトルト食品、パスタなどの乾麺、調味料のストックといった日常的な食料品はもちろん、箱買いした飲料水やお米の袋、ホットプレートやミキサーといった普段は使わない調理家電まで、あらゆるものを一箇所にまとめて収納できます。

これにより、これまでキッチンカウンターや作業台の上を占領していた物がなくなり、常に広々とした美しいキッチンを保てます。
調理スペースが広がることで作業効率が格段に上がり、料理がもっと楽しくなるでしょう。
また、急な来客時にも、散らかったものをさっとパントリーに移動させるだけで生活感を隠せるため、慌てることなくお客様を迎えられます。

2. 買い物や在庫管理が楽になる

収納スペースに余裕が生まれることで、これまで躊躇していたまとめ買いも気兼ねなくできるようになります。
特売日に安くなった商品を多めに購入したり、コストコや業務用スーパーで大容量の商品を選んだりすることで、日々の食費や買い物の手間を節約できます。

また、パントリーは食品の在庫管理に最適な場所です。
収納物が一覧できるため、「まだ在庫があるのに同じものを買ってしまった」という失敗や、奥の方で忘れられていた食品が賞味期限切れになってしまう「フードロス」を防ぐことにも繋がります。
カゴやケースを使って「乾物」「レトルト」「お菓子」のように種類ごとに分類すれば、家族の誰もが必要なものをすぐに見つけられるようになります。

3. 調理の効率が上がる

調理中に「あれはどこに置いたかな?」と探す時間は、意外とストレスになるものです。
パントリーに食材や調味料のストック場所を固定することで、探す手間が省け、調理の流れがスムーズになります。
キッチンの収納には普段よく使う一軍の調理器具だけを置き、使用頻度の低いかき氷機や餅つき機、大きな鍋などをパントリーに収納すれば、キッチンの引き出しもすっきりと整理され、より効率的に動けるようになります。

家事動線を考え、キッチンからアクセスの良い場所にパントリーを配置することで、その効果はさらに高まります。
調理、配膳、片付けといった一連の流れがスムーズになり、毎日の料理にかかる時間とストレスを大幅に軽減してくれるでしょう。

4. 災害時の備蓄(ローリングストック)に役立つ

近年、防災意識の高まりとともに、パントリーは災害時の備蓄庫としても注目されています。
普段の食品を少し多めにストックし、古いものから消費して、使った分だけ新しく買い足していく「ローリングストック」を実践するのに最適な場所です。

例えば、家族が3日間~1週間過ごせる量を目安に、飲料水やレトルトご飯、缶詰、カップ麺などを備蓄しておけば、万が一の時も食料の心配をせずに済みます。
食品だけでなく、カセットコンロとボンベ、ラップや紙皿、簡易トイレといった防災グッズも一緒に保管しておくと、いざという時に慌てずに行動できます。
日常の中に防災を取り入れることで、家族の安全と精神的な安心感を確保できます。

5. 追加の収納家具が不要になる

十分な収納力を持つパントリーがあれば、キッチンやダイニングに後から食器棚や収納ラックを買い足す必要がなくなります。
住み始めてから家具を追加すると、デザインや色、素材感がバラバラになり、部屋全体のインテリアの統一感を損なってしまうことが少なくありません。

新築やリフォームの際に、壁や床と一体化した作り付けのパントリーを計画すれば、空間に統一感が生まれ、洗練されたスッキリとした印象になります。
長期的に見れば、追加の家具を購入する費用や、将来的に家具を買い替える手間とコストもかからず、経済的なメリットも大きいと言えるでしょう。

パントリーを設置するデメリットと対策3選

パントリー②

便利なパントリーですが、いくつか知っておくべきデメリットも存在します。
対策と合わせて理解し、後悔のない選択をしましょう。

1. 設置のためのスペースが必要になる

パントリーを作るには、当然ながらある程度の面積を確保する必要があります。
特に、人が中に入れるウォークインタイプを希望する場合、最低でも1畳(約1.65㎡)ほどのスペースが求められます。
このスペースを確保するために、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)などの居住空間が狭くなってしまう可能性があり、家全体の間取りのバランスを慎重に検討することが重要です。

【対策】 限られた面積の場合は、人が入らない壁面収納(ウォールイン)タイプのパントリーを検討しましょう。
奥行きを45cm程度にすれば、0.5畳ほどのスペースでも十分な収納量を確保できます。また、階段下や廊下の突き当りといったデッドスペースを有効活用してパントリーを設けるのも賢い方法です。

2. かえって物が増え、物置化するリスクがある

「収納がたくさんあるから」という安心感から、計画性なく買い物をしてしまったり、整理を怠ったりすると、パントリーはあっという間に物で溢れかえってしまいます。
「とりあえずパントリーに入れておこう」が習慣化すると、何がどこにあるか分からない「開かずの物置」と化し、かえって探し物が増えたり、食品を無駄にしてしまうリスクがあります。

【対策】 これを防ぐには、「モノの住所」を決める「定位置管理」の徹底が不可欠です。
例えば、「上段は軽くて使用頻度の低いもの」「中段は日常的に使うもの」「下段は重い飲料やお米」といったルールを決めましょう。
月に一度は中身を見直し、不要なものを処分する日を設けるなど、家族でルールを共有することも大切です。
収納するものに合わせて高さを変えられる可動棚を採用すると、スペースを無駄なく使え、整理しやすさを維持できます。

3. 湿気や匂いがこもりやすい

特に扉で完全に仕切られた個室タイプのパントリーは、空気の循環が悪くなり、湿気や食品の匂いがこもりやすいというデメリットがあります。
特に、米びつや常温保存の野菜(玉ねぎ、じゃがいも等)から出る湿気や匂いは注意が必要です。
湿気が多い状態が続くと、食品にカビが生えたり、害虫が発生したりする原因となり、衛生的にも問題です。

【対策】 最も効果的なのは、設計段階で小さな窓や換気扇を設置し、空気の通り道を確保することです。
それが難しい場合は、定期的に扉を開けて空気を入れ替えたり、除湿剤や消臭剤を活用したりする工夫が必要です。
また、壁の素材に調湿効果のある珪藻土やエコカラットなどを採用するのも良いでしょう。
床にすのこを敷いて空気の通り道を作ったり、食品を詰め込みすぎず、8割程度の収納を心がけることも湿気対策に繋がります。

タイプ別パントリー3つの種類

オープン型パントリー

パントリーには、設置スペースや使い方に応じていくつかのタイプがあります。
それぞれの特徴を理解し、ご自宅の間取りに合ったものを選びましょう。

壁面タイプ(キャビネット型)

キッチンの壁の一面を利用して作る、棚やキャビネットのような形状のパントリーです。
比較的省スペースで設置できるため、独立した部屋を確保するのが難しい場合に最適です。
奥行きを浅くすれば、キッチン空間を圧迫することなく収納を増やせます。
物の出し入れがスムーズで、どこに何があるか一目で把握しやすいのがメリットです。

ただし、収納量はウォークインタイプに劣り、扉がない場合は中が見えて生活感が出やすいため、バスケットや収納ボックスを活用しておしゃれに見せる工夫が求められます。
引き戸を設ければ、すっきりと生活感を隠すことも可能です。

ウォークインタイプ

人が中に入れる、小さな部屋のような独立したタイプのパントリーです。
収納力が非常に高く、大型の調理家電や段ボール箱ごとストックしたい飲料水なども楽に収納できます。
壁の三方を棚にすることができ、収納量を最大限に確保できるのが魅力です。生活空間と完全に分離できるため、来客時に中を見られる心配がなく、急な来客時の一時的な物置きとしても活躍します。

一方で、キッチンからの動線が長くなりがちで、物の出し入れに少し手間を感じることもあります。
また、ある程度の設置面積が必要になる点がデメリットと言えるでしょう。

ウォークスルータイプ

ウォークインタイプと似ていますが、出入り口が2か所あり、通り抜けができるのがウォークスルータイプの特徴です。
例えば、「玄関 → パントリー → キッチン」という動線を作れば、買い物から帰ってきてすぐに荷物を収納し、そのままキッチンへ向かうことができます。
また、「キッチン → パントリー → 洗面脱衣室」と繋げれば、料理と洗濯の家事をスムーズに行き来できるなど、家事動線を劇的に効率化できるのが最大のメリットです。

回遊性が生まれるため、家族が同時にキッチンに立っても混雑しにくくなります。
ただし、通路としてのスペースも確保する必要があるため、壁面が少なくなり、同じ面積のウォークインタイプに比べて収納量は若干減る傾向にあります。

後悔しないパントリーの間取りと設計のポイント5つ

壁面収納型パントリー

「作ったはいいけど使いにくい」という後悔をしないために、間取りや設計段階で押さえておきたい5つの重要ポイントを解説します。

おすすめの設置場所はキッチン横か背面

パントリーの使いやすさは、その設置場所で決まると言っても過言ではありません。
最も人気があり、動線的にも便利なのは「キッチン横」か「キッチン背面」です。
キッチン横にあれば、調理中に必要な食材や調味料をすぐに取り出せます。

キッチン背面にカップボードと並べて配置すれば、振り返るだけで食器も食材も取り出せるため、作業中の移動距離が最小限で済みます。
元記事で触れられているように、買い物からの帰宅動線を意識し、玄関からパントリー、そしてキッチンへと続くスムーズな流れを計画することが、日々の家事負担を軽減する鍵となります。

最適な広さの目安は1畳から2畳

パントリーの広さは、家族構成やストックする物の量によって変わりますが、一般的には1畳から2畳が主流です。

  • 1畳 家族3〜4人分の食品や日用品ストックに十分対応できる広さです。
    人が一人入れるスペースがあり、U字型に棚を配置すればかなりの収納量を確保できます。
  • 1.5畳 ストック類に加えて、ホットプレートやホームベーカリーといった調理家電も余裕を持って置けます。
  • 2畳以上 大型の冷凍庫(セカンド冷凍庫)を置いたり、ゴミの分別スペースを設けたり、奥様の家事スペースとして小さなカウンターを設けたりと、多目的な活用が可能になります。
    やみくもに広くするのではなく、収納したいものをリストアップして必要な広さを見極めることが大切です。

使いやすい棚の奥行きは30cm〜45cmの可動棚

パントリーの収納力を左右するのがの仕様です。
最もおすすめなのは、収納するものに合わせて高さを自由に変えられる「可動棚」です。
これにより、背の高いペットボトルから平たいお皿まで、デッドスペースなく効率的に収納できます。


そして重要なのが
棚の奥行きです。
奥行きが深すぎると、奥に入れた物が見えなくなり、取り出しにくくなるため、30cmから45cm程度が使いやすいとされています。
手が届きやすく、収納したものが一目で把握できる奥行きにすることで、「賞味期限切れの缶詰が奥から出てきた」といった失敗を防げます。
L字やU字に棚を配置する場合は、コーナー部分がデッドスペースにならないような工夫も必要です。

家電利用に便利なコンセントの設置位置

意外と見落としがちで、後から後悔するポイントがコンセントの設置です。
パントリー内にコンセントが一つあるだけで、活用の幅が大きく広がります。
例えば、充電式のコードレス掃除機を充電しながら収納したり、パントリー内のカウンターでミキサーやフードプロセッサーを使ったり、将来的には小型の冷凍庫を置くことも考えられます。

コンセントは、床から少し高い位置やカウンターの高さに設置すると、かがまずに抜き差しができて便利です。
計画段階で、パントリーでどのような家電を使いたいかを具体的にイメージし、必要な数と位置を設計士に伝えましょう。

カビ・ほこり対策に重要な扉の有無と換気扇

パントリーを清潔に保つためには、換気ほこり対策が欠かせません。
食品を扱うスペースなので、湿気によるカビや匂いは絶対に避けたい問題です。
対策として最も有効なのが、換気扇や開閉できる小窓を設置することです。
これにより、空気の循環が生まれ、湿気がこもるのを防ぎます。

また、扉の有無も重要な選択です。
扉があれば、急な来客時に中を隠せ、キッチンスペースの見た目がすっきりします。
一方で、扉がないオープンタイプは物の出し入れが楽で、コストも抑えられます。
生活感を隠したい場合は、場所を取らない引き戸や、圧迫感の少ないロールスクリーンなどを採用するのも良い選択肢です。

【写真で解説】おしゃれで使いやすいパントリー収納術

パントリー③

パントリーは、少しの工夫でただの物置から「見せたくなる」おしゃれな空間に変わります。
ここでは、すぐに真似できる収納のコツを解説します。

収納するものリストと定位置管理のコツ

使いやすいパントリーの基本は、「何をどこに置くか」という定位置(ゾーニング)を決めることです。
まずはパントリーに収納したいものをリストアップしてみましょう。

  • 上段(取り出しにくい場所) ラップやキッチンペーパーのストック、使用頻度の低い季節の調理器具(かき氷機など)
  • 中段(目線の高さで最も使いやすい場所) 普段よく使う調味料、レトルト食品、缶詰、お菓子
  • 下段(重いものを置く場所) 2Lペットボトルの飲料水、お米、ビールケース、ホットプレート このように物の住所を決めることで、家族の誰もがどこに何があるか分かるようになり、「あれどこ?」と聞かれるストレスがなくなります。

無印良品・ニトリ・IKEAの収納ボックス活用法

パントリー収納をおしゃれに見せる最大のコツは、収納用品の色や素材を統一することです。
特に人気の無印良品、ニトリ、IKEAには、シンプルで使いやすい収納ボックスが豊富に揃っています。
例えば、無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス」を使えば、細々したレトルト食品や調味料のボトルをすっきり立てて収納できます。

ニトリの「インボックス」やIKEAの「SKUBB(スクッブ)」シリーズは、サイズ展開が豊富で、棚の奥行きや幅に合わせてシンデレラフィットさせやすいのが魅力です。
半透明のボックスを選べば中身がうっすら見えて在庫管理がしやすく、不透明なもので揃えれば生活感を完全に隠せます。
同じシリーズで揃えるだけで、統一感のある美しいパントリーが完成します。

デッドスペースを作らない収納アイデア

棚の中をよく見ると、意外なデッドスペースが隠れています。
棚板と収納ボックスの間のわずかな隙間や、棚の奥などがその代表例です。
こうしたスペースを有効活用するには、100円ショップなどでも手に入る収納グッズが役立ちます。例えば、コの字ラックを使えば、棚の中を上下に仕切って収納力を2倍にできます。

突っ張り棒を渡せば、ラップ類を置いたり、S字フックで小物を吊るしたりするスペースが生まれます。
また、元記事でも紹介されているように、パントリー内の壁におしゃれなアクセントクロスを貼るのもおすすめです。
お気に入りの壁紙を選ぶだけで、扉を開けるたびに気分が上がる、自分だけのお気に入りの空間になります。

パントリーに関するよくある質問

花柄のアクセントクロスが印象的なパントリー

最後に、パントリーを検討する際によく寄せられる質問にお答えします。

Q.パントリーがない場合のおすすめ食品収納は?

新築やリフォームの予定がなく、家にパントリーがない場合でも、工夫次第で食品ストックのスペースを作ることは可能です。
まずは今ある収納を見直してみましょう。
キッチンのカップボードの引き出しの一つを食品専用にしたり、シンク下や床下収納を活用したりするのも一つの手です。

また、見落としがちなのが階段下収納です。
棚を設置すれば、立派な食品ストックエリアとして活用できます。収納スペースがどうしても足りない場合は、次の「後付け」のアイデアも参考にしてください。

Q.賃貸でもパントリーは後付けできる?

賃貸住宅や、既存の住宅で壁を工事できない場合でも、「後付け」でパントリーのようなスペースを作ることは可能です。
おすすめは、スチールラックや木製のシェルフなど、市販の収納家具を「パントリー家具」として活用する方法です。
キッチンの空きスペースやリビングの一角に設置し、収納ボックスなどを使って整理すれば、機能的なストックコーナーが完成します。

キャスター付きのキッチンワゴンなら、移動も簡単で便利です。
DIYが得意な方であれば、ディアウォールなどを使って壁を傷つけずに棚を作ることもできます。

Q.パントリーの中に冷蔵庫を置くのはあり?

パントリー内に冷蔵庫を設置すること自体は可能で、キッチン空間から大型家電が見えなくなるため、生活感を隠してすっきり見せられるという大きなメリットがあります。
しかし、デメリットも理解しておく必要があります。
まず、冷蔵庫は稼働中に熱を放出するため、熱がこもらないよう十分な排熱スペースと換気設備が不可欠です。

また、冷蔵庫のモーター音がパントリー内で反響し、思ったより音が気になるケースもあります。
さらに、キッチンから冷蔵庫までの距離が遠くなると、日々の動線が悪くなる可能性も考慮しなければなりません。
これらの点をクリアできる設計であれば、選択肢の一つとして有効です。

まとめ

この記事では、パントリーの基本的な意味から、メリット・デメリット、後悔しないための間取りのポイントや具体的な収納術まで詳しく解説しました。

パントリーは、キッチン周りの収納力を格段にアップさせ、日々の家事を効率化してくれる非常に便利なスペースです。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、ご自身のライフスタイルや動線を十分に考慮した上で、最適なタイプ、広さ、設計を選ぶことが何よりも大切です。

家事効率を上げて、常にすっきりと片付いた暮らしを実現するために、パントリーはとても役立ちます。
ぜひ、この記事を参考に、あなただけの理想のパントリーを検討してみてください。

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この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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