採光の良い住宅とは?窓を工夫して明るい部屋で快適に過ごそう

  • 作成日:2024/02/22
  • 更新日:2024/03/28
  • 編集者:山根木材メディア編集部
採光の良い住宅とは?窓を工夫して明るい部屋で快適に過ごそう

彩光の良い住宅では、太陽の光を多く取り入れることができるため、明るく健康的な暮らしができます。晴天であれば、日中に部屋の照明をつける必要がなく、窓からの光だけで部屋を明るく照らすことができます。
今回は、彩光の良い住宅のメリットや彩光の良い住宅を建築するためのポイントをまとめました。

採光(さいこう)とは?

彩光とは住宅の窓などの開口部から室内に取り入れる光を指します。彩光の良い住宅は明るく、晴れた日の日中は部屋の照明を使用しなくても生活することができます。
逆に、採光の悪い住宅は、晴れた日の日中でも部屋が薄暗い印象になります。

有効採光面積

建築基準法では、最低限の彩光を確保するために、トイレや洗面など常時生活するスペースを除く住宅の床面積の1/7以上に、有効採光面積を設けなければいけないと定めています。
有効採光面積は「開口部の面積×採光補正係数」の計算式で求められます。

採光補正係数

有効採光面積を求める際に必要な採光補正係数とは、住宅に光が入りやすいかどうかを示す数値であり、用途地域・隣地境界線からの距離を考慮した上で算出されます。
具体的には、開口部の真上にある軒から隣地境界線への水平距離、窓面の高さの中心から軒までの垂直距離、用途地域別の算出式を用いて数値を導き出します。

採光の良い住宅のメリット

採光の良い住宅のメリットには以下のようなものがあります。

部屋が明るくなる

採光の良い住宅の最も大きなメリットとして、部屋全体が明るくなるという点があります。
窓などの開口部から光が効果的に差し込み部屋を明るく照らすことで、室内の雰囲気も変わります。

湿度を下げる

太陽の光は湿度を下げて室内環境をより良いものに変えていきます。特に湿気が多い季節は、採光の良い住宅では快適に過ごすことができるでしょう。湿度を下げるためカビの抑制にも効果的です。

光熱費が抑えられる

採光の悪い家では、日中から照明を使わなければいけません。採光の良い家は、晴れた日は日中に照明をつける必要がなく、光熱費を抑えることができます。また、太陽の光により部屋が暖められるため、寒い時期の暖房費の節約にもなります。

殺菌効果がある

太陽の光には殺菌効果があります。湿度を下げる効果により細菌の発生を抑制または殺菌し、衛生的な空間を実現することができます。アレルギー予防など家族の健康を維持するためにも採光が重要だと言えます。

生活リズムが良くなる

朝日を浴びて起きる生活を続けていると生活リズムが整った生活を送ることができます。太陽の光により体内時計がリセットされ、日中は元気に動き、夜には快適に眠れるようになるのです。特に朝が苦手な方は、朝日が入る部屋を寝室にしてみましょう。

採光を良くするためのポイント

採光を良くするためには、次のポイントを理解しておきましょう。

窓の位置や大きさ

窓があれば採光が良くなるとは限りません。ポイントは窓の位置や大きさを工夫することです。
例えば、隣家との間に十分な距離がないのなら、窓を高い位置につけて建物の影にならないようにしたり、住宅密集地の場合は、天窓を活用して光を取り入れるなど、採光のための工夫はさまざまです。

方角

太陽の位置は季節と時間帯により異なりますが、どの季節も太陽の光が差し込みやすい方角が南です。
そのため、南向きに大きな窓やリビングルームを設置すれば、採光の良い環境が整いやすくなります。
住宅と方角の関係については、こちらの記事も参考にしてください。

外からの見え方

窓は光を取り入れる重要な役割があるものの、大きさや位置によっては、外から室内が見えてしまうというデメリットもあります。そのため、採光を良くしつつ、家族のプライバシーを守る工夫が必要になります。
近年では、採光は維持したまま、外から室内が見えないようにするカーテンやブラインドなどが流通しているため、積極的に取り入れててみましょう。

遮蔽物

住宅の採光は遮蔽物の影響を強く受けます。樹木や隣家などがその例です。
しかし敷地外の遮蔽物の対策は難しく、事前の遮蔽物の確認や、遮蔽物になり得るものをしっかり考えておくことが大切です。

光が入りすぎないようにする

採光の良い住宅のメリットを説明しましたが、太陽の光が多ければ多いほど良いとは限りません。
特に日差しが強い季節は、過剰な採光で室温が上昇する可能性があります。

夏に過剰な採光が想定される窓には、自然光の量をコントロールできるカーテンやブラインドを設置したり、室外でできる対策として、あえて遮蔽物を置くという手もあります。冬は日差しを遮らず、夏は葉が多く茂る落葉樹を遮蔽物として活用すれば、自然の力で採光をコントロールすることができます。

採光不足で起こる問題

採光が不足している住宅では、次のような問題が起こりやすくなります。
採光の重要性を理解し、明るく快適な住まいを手に入れましょう。

湿気がこもりやすい

採光の悪い住宅は湿気がこもりやすく、カビが発生したり、アレルギーや喘息の原因になる可能性があります。特に子育て中やアレルギーの家族がいる家庭では、湿気を減らす工夫を積極的に行いましょう。

洗濯物が乾きにくい

採光の悪い住宅では、洗濯物が乾きにくくなります。生乾きの洗濯物を室内に干せば、より湿気が増えて不衛生な状態になったり、洗濯物に生乾き臭が残ってしまいます。

光熱費が高くなる

太陽の光が入りにくく、天気が良い日でも部屋が薄暗いと、照明を1日中使う必要があります。
また、冬には住宅全体が暖まりにくく暖房の使用時間も長くなり、採光の良い家と比較して、多くの光熱費がかかる可能性が高くなります。

生活リズムが悪くなる

朝日はもちろん日中も太陽の光を浴びない生活が続くと、人間の体内時計はずれてしまいます。
体内時計がずれた状態が続けば、朝起きられない・夜眠れない・睡眠の質が下がるなどの問題が起こり、体調を崩してしまう可能性があります。

採光プランの実例集

最後に、採光プランの実例をまとめました。
自宅に取り入ることができる事例があるか確認してください。

実例①:コの字型住宅で窓の面を増やした

隣家と十分な距離が取れない宅地で、住宅全体をコの字型にすることで、コの字部分の3面に大きな窓の設置を可能にしました。さらに窪み部分に落葉樹を植えることで、日差しをコントロールしながら効率の良い採光を実現しました。

実例②:大きな吹き抜けで家全体を明るく

もともと日当たりの良い住宅でしたが、家族の希望で住宅全体を明るく照らすために、南側に大きな吹き抜けを設け、大きな窓を一階から二階まで設置しました。二階のみでなく一階まで明るく、太陽の光が多く差し込む、家族の希望どおりの住宅になりました。

実例③:天窓を活用して北側の部屋も明るく

暗くなりがちな北側の書斎に、採光目的で天窓を設置しました。天窓からは北側の柔らかな光が入り込み、書斎に最適な空間を形にすることができました。

まとめ

採光の良い住宅は明るく健康的で、アレルギー対策やカビ対策にも有効です。採光の良い住宅に暮らしたいと考えているのなら、家族で採光について事前に話し合い、窓の位置や大きさを工夫してみましょう。

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この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

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