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回遊動線のメリットデメリットとは?後悔しない間取りや注意点も解説

  • 作成日:2024/01/17
  • 更新日:2026/01/13
  • 編集者:山根木材メディア編集部
回遊動線のメリットデメリットとは?後悔しない間取りや注意点も解説

せっかく注文住宅を建てるなら、「家事効率が良い間取りにしたい」「毎日の生活を少しでも楽にしたい」と願う方は多いでしょう。
そんな家事負担を減らしたい子育て世帯から、いま熱い注目を浴びているのが「回遊動線」です。
しかし、SNSや住宅情報誌でよく見かける一方で、「実際に住んでみたら後悔した」「我が家にはいらなかった」という声も少なくありません。
特に30坪前後の限られた敷地で計画する場合、単に流行りを取り入れるだけでは失敗してしまうリスクもあります。
この記事では、回遊動線の基本的な意味やメリットだけでなく、あえて「デメリットや失敗例」にも焦点を当てて解説します。

30坪や平屋での成功実例や、後悔しないための具体的な判断基準も紹介しますので、ぜひ間取りづくりの参考にしてください。

回遊動線の仕組みと家事楽につながるメリット

家の中を一周できる間取り

家の中に行き止まりを作らず周回できる動線配置

回遊動線とは、その名の通り「家の中に行き止まりがなく、ぐるぐると回遊できる動線」のことを指します。
一般的な間取りでは、部屋に入って用事を済ませたら、来た道を戻って廊下へ出るという「往復」の動きが基本です。
しかし、回遊動線のある間取りでは、部屋に出入り口を2カ所以上設けることで、通り抜けができるようになります。
例えば、玄関からリビングを通ってキッチンへ行き、そこから洗面脱衣所へ抜け、さらに廊下を通って再び玄関に戻れるといったルートが代表的です。
このように家の中に複数のルートを作ることで、目的地への「近道」が生まれ、移動のストレスを減らすことができます。

特に朝の忙しい時間帯など、家族が同時に動くシーンでも、動線が重複せずにスムーズに行き来できるのが大きな特徴です。

移動距離の短縮と家事の同時進行による効率化

回遊動線を取り入れる最大のメリットは、家事動線が劇的に改善されることです。
キッチン、ランドリールーム(洗面脱衣所)、ファミリークローゼットといった家事スペースを回遊できるように配置すれば、移動歩数を大幅に減らすことができます。
例えば、「洗濯機を回しながらキッチンの様子を見る」「煮込み料理の合間にお風呂掃除をする」といった「ながら家事」が非常にスムーズになります。
一直線の動線だと行ったり来たりを繰り返す必要がありますが、回遊動線ならくるりと回るだけで次の作業に移れるため、無駄な動きがなくなります。
また、玄関と洗面所を直接つなぐ回遊動線を作れば、帰宅してすぐに手洗いを済ませたり、泥や砂で汚れた子供がリビングを通らずに脱衣所へ直行できたりするため、リビングが汚れるのを防ぐ効果もあります。

このように、単なる移動の短縮だけでなく、生活全体の質を向上させる効果が期待できます。

回遊動線で後悔する4つのデメリットと失敗要因

開放感のある広い家

通路面積が増えてリビングや収納スペースが減る

「回遊動線で後悔した」という声の中で最も多いのが、スペースの無駄使いに関する問題です。
回遊できるということは、それだけ「人が通るための通路」が必要になることを意味します。
行き止まりの間取りであれば壁や収納として使えた場所が、通路になってしまうのです。
特に、延床面積が30坪前後のコンパクトな住宅の場合、通路を確保するためにリビングや個室が狭くなってしまったり、必要な収納量が確保できなくなったりするケースがあります。
「便利そうだから」と安易に回遊動線を採用した結果、肝心の居住スペースが圧迫されてしまっては本末転倒です。

通路だけで数畳分のスペースを使ってしまう可能性があることを理解し、全体のバランスを見極める必要があります。

壁面が減るため家具配置が難しく耐震性も下がる

回遊動線を作るためには、各部屋に出入り口を2カ所以上設ける必要があります。
これはつまり、部屋の中の「壁」が減ることを意味します。
壁面が少なくなると、テレビボードや食器棚、ソファやベッドといった家具を配置する場所が限られてしまい、インテリアのレイアウトが難しくなるというデメリットがあります。
また、住宅の構造上、壁は耐震性を確保するための重要な要素です。
壁が減って開口部(ドアなど)が増えることは、構造計算上の制約が出やすくなる要因にもなります。

特に木造住宅で耐震等級3などの高耐震を目指す場合は、必要な耐力壁を確保しながら回遊動線を実現するために、高度な設計力が求められます。

部屋間の仕切りが減り音やニオイが広がりやすい

家全体がつながっている回遊動線は、開放的である反面、音やニオイが広がりやすいという弱点があります。
例えば、キッチンを中心に回遊できる間取りにした場合、料理のニオイや煙が洗面所や隣接する個室に流れ込みやすくなることがあります。
また、生活音の問題も深刻になりがちです。
リビングのテレビの音が寝室まで聞こえたり、トイレの流水音がリビングに響いたりといった音のトラブルは、住んでみて初めて気づく失敗例の代表格です。
さらに、空間がつながっていることで冷暖房の効率が下がり、光熱費が上がりやすくなる点にも注意が必要です。

プライバシーを重視したい家族や、音に敏感な方にとっては、回遊性の高さが逆にストレスになる可能性があります。

建具やスイッチの数が増えて建築コストが上がる

予算面でのデメリットも見逃せません。
回遊動線を実現するためには、必然的にドアや引き戸などの建具の数が増えます。
建具は家づくりの中でもコストがかかる部材の一つであるため、通常の行き止まりのある間取りに比べて建築費用が高くなる傾向があります。
建具だけでなく、照明のスイッチやコンセントの計画も複雑になります。
入り口が2つあれば、それぞれの場所で照明をオンオフできる「3路スイッチ」が必要になるなど、電気配線工事のコストも嵩みます。

「回遊動線=通路とドアが増える=コストアップ」という図式を念頭に置き、予算内で実現可能かどうかを慎重に検討することが大切です。

回遊動線が必要な人と不要な人の判断基準

玄関からクローゼットまで一直線

共働きや子育てで家事効率を最優先したい人は必要

回遊動線が必須と言えるのは、何よりも「時間効率(タイパ)」を重視するご家庭です。
共働きで忙しく、朝の支度や帰宅後の家事を分単位で効率化したい方にとって、回遊動線は強力な味方となります。
特に、小さなお子様がいる子育て世帯では、子供を見守りながら複数の家事をこなす必要があるため、移動のストレスがない回遊動線の恩恵を最大限に受けられるでしょう。
また、来客が多いご家庭にもおすすめです。
お客様を通す「パブリック動線」と、家族が使う「プライベート動線」を分けることができるため、来客中に家族がお風呂に入ったりトイレに行ったりしても気まずい思いをせずに済みます。

延床面積に余裕がない場合や個室重視なら不要

一方で、家の広さ(延床面積)にあまり余裕がない場合は、無理に回遊動線を採用する必要はありません。
限られた面積で通路を増やすよりも、収納を充実させたり、リビングを広くしたりする方が満足度が高くなるケースが多いからです。
「家事動線 一直線」のようなシンプルな配置でも、十分に家事効率を高めることは可能です。
また、個室でのプライバシーを重視する方や、音やニオイに敏感な方にも、回遊動線は不向きな場合があります。
家族それぞれの部屋を独立させ、静かな環境を作りたいのであれば、行き止まりのある従来の間取りの方が適しています。

「流行っているから」「便利そうだから」という理由だけで採用せず、自分たちのライフスタイルに本当に必要かを冷静に判断しましょう。

30坪から実現する回遊動線の間取り実例パターン

回遊動線を採用した間取り

キッチンとランドリールームをつなぐ水回り動線

30坪前後のリアルなサイズ感で最も人気があり、かつ実用性が高いのが「水回り」に特化した回遊動線です。
キッチンの横に洗面脱衣所やランドリールームを配置し、さらに廊下側からも洗面所に入れるようにすることで、キッチンを中心とした小さな回遊ルートを作ります。
このパターンなら、料理と洗濯の同時進行がスムーズになるだけでなく、リビングを通らずにお風呂へ行けるルートも確保できます。
家全体を回遊させるのではなく、家事が集中するエリアだけを回遊させることで、通路面積の増加を最小限に抑えつつ、家事楽のメリットを享受できる賢い間取りです。

玄関からパントリーへ直行できる買い物動線

共働き世帯に特に支持されているのが、玄関から土間収納(シューズクローク)、そしてパントリー(食品庫)へとつながり、そこからキッチンへ抜けられる動線です。
これに玄関ホールからリビングへ入る正規のルートを合わせることで、玄関周りの回遊動線が完成します。
この間取りの最大の魅力は、重い買い物袋を持って帰宅した際、リビングを通らずに直接パントリーへ荷物を運び込める点です。
「買い物→収納→手洗い→着替え」という帰宅後の一連の動作がスムーズになり、リビングに荷物が散らかるのを防げます。

平屋の特性を活かした各部屋へのアクセス重視型

ワンフロアで生活が完結する平屋は、どうしても廊下が長くなりやすく、部屋から部屋への移動距離が長くなりがちです。
そこで効果的なのが、家の中心に中庭や収納ボックスを配置し、その周りをぐるりと回れるようにするプランです。
例えば、リビングを中心に各個室や水回りを配置し、行き止まりを作らずにつなげることで、どの部屋へも最短距離でアクセスできるようになります。
平屋ならではの「横移動の多さ」という課題を、回遊動線によって「アクセスの良さ」へと変えることができます。
ただし、構造的な制限も受けやすいため、平屋の実績が豊富な設計士に相談することが重要です。

回遊動線の失敗を防ぐ具体的な設計対策

家事のつながる間取り

引き戸を活用して音や冷暖房効率の問題を防ぐ

回遊動線のデメリットである「音・ニオイ・冷暖房効率」の問題を解決する鍵は、「引き戸」の活用にあります。
開き戸(ドア)は開けたままにしておくと邪魔になりますが、引き戸なら開け放しておくことで開放的な空間を作り、必要に応じて閉めることで個室として区切ることができます。
普段は引き戸を開けて回遊動線として使い、来客時や冷暖房を効かせたい時、静かに過ごしたい時は閉めて空間を仕切る。
このように「可変性」を持たせることで、状況に応じた快適な住環境を作ることができます。
回遊動線を採用する場合は、可能な限り引き戸を採用することを強くおすすめします。

通路をウォークスルー収納にして無駄をなくす

「通路が増えて収納が減る」という問題を解決するテクニックとして、「ウォークスルー収納(通り抜けできる収納)」があります。
単なる廊下を作るのではなく、その通路の両壁面を収納棚にしたり、ファミリークローゼット自体を通路として利用したりする方法です。
例えば、洗面所と寝室をつなぐ通路をウォークスルークローゼットにすれば、通り抜けながら服を選んだり片付けたりできるため、「通路」と「収納」の役割を兼ねることができます。
スペースの無駄をなくし、かつ「片付け動線」も良くなるため、30坪などの限られた坪数で回遊動線を実現する場合に非常に有効な設計手法です。

まとめ

回遊動線は、家事効率を劇的に向上させ、毎日の暮らしをスムーズにする魅力的な間取りアイデアです。
しかし、何も考えずに採用すると、収納不足やコストアップ、音の問題などで後悔することになりかねません。
成功の鍵は、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解し、「自分たちの生活スタイルに本当に必要か」を見極めることです。
特に30坪前後の家や平屋を検討している場合は、通路を収納として活用する「ウォークスルー」の工夫や、必要な場所だけを回遊させる部分的な採用が効果的です。
経験豊富な設計士と相談しながら、あなたの家族にとって最適な「回遊動線」を見つけ出し、ストレスフリーで快適な住まいを実現してください。

山根木材は、「永く住み継がれる家づくり」をコンセプトに広島の気候・風土に合う家づくりに取り組んでいます。
手がけた注文住宅は累積1万棟を超え、多くのお客さまの家づくりに関わってきました。
お客さまのライフスタイルに合わせたご提案をいたしますので、広島・東広島・福山周辺で注文住宅づくりを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
お問い合わせ・資料請求は、下記お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。

この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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