福岡市の中心部からわずか13kmという近さにありながら、自然に囲まれたゆとりある暮らしが叶うのが「那珂川市(なかがわし)」です。
近年は注目度も上昇しており、2024年に大東建託が行った「住み続けたい街(自治体)ランキング」では、福岡県内上位にランクインしました。その人気の秘密は、福岡市へのアクセスの良さと充実した子育て環境にあるといえます。
通勤・通学に便利で、子どもたちをのびのびと育てられる自然豊かな街に住みたい…そう考える方にとって、那珂川市は魅力的かつ現実的な選択肢といえるでしょう。
本記事では、那珂川市の多様な魅力に加え、主要エリアごとの特徴を詳しく解説します。
移住や住み替えを検討する上で気になるメリットはもちろん、事前に知っておきたい注意点まで具体的に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
那珂川市が「住み続けたい街」上位にランクイン!その理由とは?
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那珂川市は福岡県西部に位置する市で、県庁所在地である福岡市からわずか13kmという近距離にあります。
利便性・住環境ともに良好で、暮らしやすさを感じている住民が少なくありません。
事実、2024年に大東建託が行ったアンケートでは、「住み続けたい街(自治体)ランキング」において、那珂川市が福岡県内トップ10にランクインしました。
ここでは、那珂川市が人気を集める理由について深掘りしていきます。
【理由1】福岡市にアクセスが良い
那珂川市が「住み続けたい街」として高く評価される理由の一つに、福岡都市圏へのアクセスの良さが挙げられます。
その利便性を象徴するのが、市内にあるJR博多南線の「博多南駅」です。
博多南駅から博多駅まで10分程度でアクセスできるのは、博多市内に通勤・通学する人にとって、ちょうどいい距離感といえるでしょう。
また、那珂川市内は西鉄バスの路線が充実しており、自家用車を持たない人もスムーズに移動することが可能です。
ちなみに、博多南駅は新幹線の車両基地に設置された、全国唯一の珍しい駅です。
住民の強い要望によって車両基地の一角に博多南駅が開業したのは、1990(平成2)年4月のこと。
現在では、1日あたり約1万人以上が利用する、那珂川市に欠かせない駅となっています。
【理由2】豊かな自然環境
市の名前にもあるとおり、清流「那珂川」や美しい山々に囲まれた豊かな自然環境も、那珂川市の魅力のひとつです。
特に人気のスポットとしては、清流が織りなす景勝地「筑紫耶馬渓」、アウトドア愛好家に人気の「五ケ山クロス」が挙げられます。
また、那珂川上流には、自然の中州を活かした「中ノ島公園」があり、休日にはバーベキューや水遊びを楽しむ家族連れの姿が見られます。
このように、那珂川市は自然との距離が近く、子どもたちがのびのびと遊べる環境が整っている点が魅力です。
都市部では得がたいゆとりのある暮らしが実現できるため、子育て世代を中心に「住み続けたい」という声が多く聞かれます。
自然の中で充実したファミリーライフを送りたい方にとって、那珂川市は理想的な環境といえるでしょう。
【理由3】地域コミュニティが活発
那珂川市では、地域行事や自治体による子育て支援、地域安全活動など、住民同士のつながりを感じられる取り組みが活発に行われています。
近年は移住者や若い世代の流入も増え、古くからの住民と新しい住民が交流して互いに支え合う、心地よいコミュニティが育まれている土地柄です。
行政によるサポート体制が充実していることも、住み続けたいと感じられる大きな理由といえるでしょう。
「子育て支援センター」では子育てに関する相談や交流の場が提供され、「市民協働推進課」が住民の地域活動への参加を促進し、孤立を防ぐためのさまざまな取り組みを行っています。
住民一人ひとりが地域社会の一員であることを実感できる機会が多く、困ったときには頼れる存在がいる安心感が得られます。
那珂川市の主要な4エリアの特徴を紹介
那珂川市は、福岡県の南西部に位置し、福岡市に隣接する利便性と豊かな自然環境を併せ持つ魅力的な街です。
市内は大まかに4つの地域に分けられ、それぞれ異なる特徴があります。
ここでは、那珂川市を構成する主要な4つの地域について、その特徴を紹介します。
南畑エリア
那珂川市の南部に広がる南畑エリアは、緑豊かな山々に囲まれた地域です。
市内でも特に自然が色濃く残り、家族で楽しめるレクリエーション施設が充実しているのが特徴です。
清流那珂川沿いにある「中ノ島公園」や、自然体験型の複合施設である「五ケ山クロス」など、休日のお出かけスポットも豊富です。
南畑エリアは、都市部からの移住相談も増えており、自然豊かな移住先として注目されています。
また近年、東背振トンネルが開通したことにより、広域からのアクセスが容易になりました。
それに伴い、大型車両の通行量が増加している点は注意が必要です。
岩戸エリア
那珂川市の中央に位置する岩戸エリアは、住宅地と田畑が織りなす、のどかな風景が広がる地域です。
一方で、市の行政機能が集まる市役所や、西鉄バスの拠点である那珂川営業所があり、行政・交通の中心としての役割も担っています。
歴史的な側面としては、地元では天照大神の『天の岩戸』伝説にちなむ場所としても語られ、神秘的な雰囲気を今に伝えています。
生活に必要な施設がエリア内にそろい、暮らしやすい環境が整っているといえるでしょう。
ただし、一部地域では高齢化が進んでおり、今後の人口減少が懸念されているのも事実です。
片縄エリア
那珂川市の北部に位置する片縄エリアは、市内で2番目に人口が多い活気のある地域です。
良好な住環境の維持と新たな住宅地の整備が積極的に進められており、公共施設や商業施設との連携を通じて、さらなる地域の活性化が図られています。
市街化区域が広いため、スーパーマーケットやドラッグストアなどの生活利便施設が充実しており、日々の買い物に困ることはありません。
なお、片縄エリアの高齢化率は市全体の平均よりも低く、比較的若い世代の定住が進んでいるのが特徴です。
子育て世代にとっても暮らしやすい環境といえるでしょう。
安徳エリア
那珂川市の北東部に位置する安徳エリアは、那珂川市内で最も人口が多く、特に活気のある地域です。
また、弥生時代中期の人々の暮らしを伝える「安徳台遺跡」や、桜の名所「安徳公園」もこのエリア内にあります。
前出の「博多南駅」にほど近く、福岡市への通勤・通学に便利なこともあり、若年層に人気のあるエリアです。
日々の買い物に便利な商業施設に加え、公共施設も充実しており、生活利便性は非常に高いといえるでしょう。
那珂川市に住むメリット
福岡市に隣接しつつ豊かな自然に囲まれた那珂川市は、利便性と住みやすさを両立した“ちょうどいい暮らし”を実現できることが魅力です。
ここでは、那珂川市への移住を検討する上で知っておきたい、主な3つのメリットをご紹介します。
住宅価格や家賃が比較的安い
福岡都市圏の中でも、住宅価格や家賃相場が比較的抑えられているのが那珂川市です。
福岡市南区でマイホーム購入が難しいと感じる方も、那珂川市なら広めの土地付き一戸建てや注文住宅を実現できるかもしれません。
近年、博多南駅周辺の地価は上昇傾向にありますが、周辺エリアを含めれば魅力的な価格帯の物件が見つかるでしょう。
賃貸物件も充実しており、新婚世帯や子育てファミリーにとって移住しやすい環境が整っています。
買い物や医療施設などが充実
那珂川市は、郊外に位置しながらも、日々の生活に必要な買い物施設や医療機関が充実している点が大きな魅力です。
「マックスバリュ」や「サニー」といった大型スーパーをはじめ、「サンドラッグ」「コスモス」などのドラッグストアが市内各所にあり、日常の買い物に困ることはありません。
2026年春には、近隣型ショッピングセンター「ゆめモール那珂川」の開業も予定されており、より一層買い物やレジャーの選択肢が広がることが期待されます。
また、那珂川市は子育て環境も良好です。
小中学校の評判が良いことに加え、保育園や幼稚園の選択肢も豊富にあるため、小さなお子さんのいるファミリーも安心して生活できるでしょう。
総合病院の「那珂川病院」や「ちくし那珂川病院」など、医療機関も充実しており、図書館やホールなどを備える複合文化施設「ミリカローデン那珂川」が、市民の文化的な活動を支えています。
まちの再開発が進み、今後の発展が期待できる
那珂川市では、2018年に町から市へと移行したのを機に、新たな発展に向けたまちづくりが活発に進められています。
特に、市の中心部に近い道善・恵子地区では、大規模な土地区画整理事業が進行中です。
将来的には、住宅地や商業エリアとしての利便性がさらに向上することが期待され、人口増加にもつながることが予想されます。
「将来、ますます暮らしやすくなりそうな街に住みたい」「資産価値も考慮した住まい選びをしたい」と考える方にとって、那珂川市の今後の発展は非常に魅力的です。
長期的な視点で見ても、再開発による住環境の向上が期待できる那珂川市は、注目すべきエリアといえます。
那珂川市に住む際の注意点
那珂川市は、その住みやすさと利便性の高さが注目され、魅力的な移住先として人気を集めています。
しかしながら、実際に新生活を始めるにあたっては、事前に把握しておきたい注意点も存在します。
後悔のない住まい選びを実現するために、ここからは、那珂川市に住む際の注意点について解説します。
住むエリアによっては傾斜地や坂道が多い場所もある
那珂川市は豊かな自然に囲まれている一方で、エリアによっては傾斜地や坂道が多いことに注意が必要です。
特に南畑エリアなど、山間部に近い地域はアップダウンが多く、公共交通機関の本数も限られるため、自家用車がないと日常生活に不便を感じる可能性があるでしょう。
標高が比較的高く、避暑地のような魅力を持つ南面里(なめり)地区も例外ではありません。
また、お子様の通学路の安全性や、高齢になったときの移動手段なども考慮しておくことが大切です。
通勤・通学の経路や、最寄りの駅やバス停までのアクセスなども事前にしっかりとチェックし、ライフスタイルに合ったエリアを選ぶようにしましょう。
洪水・浸水リスクのある地域がある
那珂川やその支流に近い一部エリアでは、大雨の際に洪水・浸水のリスクがあることに留意しましょう。
那珂川市が公表している洪水ハザードマップを必ず確認し、希望する物件やエリアが水害のリスクの高い場所に該当しないかを事前に把握しておくことが重要です。
浸水想定区域や深さなどが示されているハザードマップは、安全な場所を選ぶための重要な判断材料となります。
安心して暮らせる住まいを手に入れるために、土地の購入や住宅の新築・購入を検討する際は、価格や利便性だけでなく、このハザード情報をしっかりとチェックすることをおすすめします。
交通手段はエリアによって異なる
同じ那珂川市内でも、交通の便が良好な博多南駅周辺や幹線道路沿いに比べ、郊外や山間部では公共交通機関の本数が限られます。
那珂川市は“車社会”ともいえる側面があり、特に買い物・通勤・送迎においては、車のある生活を前提に考える方が安心です。
公共交通機関が利用できたとしても、場所によっては本数が少ない可能性があるので、事前に各エリアの交通状況を確認することをおすすめします。
山根木材が手掛ける那珂川市の分譲住宅
最後に、山根木材が手掛ける那珂川市の分譲住宅を紹介します。
ウッディタウン道善
那珂川市に広がる「ウッディタウン道善」は、利便性と自然環境のバランスが魅力の住宅エリアです。
保育園や小学校が近く、JR博多南駅や西鉄バス停へのアクセスも良好なため、共働き世帯や子育て中のファミリーにとって理想的な立地です。
福岡市内へも車一本で行ける利便性に加え、中ノ島公園や那珂川河畔公園といった自然豊かなスポットが点在し、季節を感じながらのびのびと子育てができます。
旗竿地という形状ながらも2台並列で駐車できる稀少な設計で、プライバシー性と利便性を兼ね備えています。
LDKは18.6帖の広さにL型レイアウトを採用し、木目を活かしたナチュラルテイストで家族がリラックスできる空間に仕上げました。
リビングから玄関への動線が短く、お子様とのお出かけや帰宅時もスムーズ。家族の声が自然と行き交う、温かな住まいです。
リビングの掃き出し窓からは、タイル仕上げのテラスへとつながり、屋外でも家族団らんを楽しむことが可能です。
洗面室はキッチンから直接アクセスでき、料理と洗濯などの家事が効率よくこなせる間取り。
さらに、主寝室には2.5帖のウォークインクローゼット、屋根付きのバルコニーなど、快適な暮らしを支える工夫が随所に見られます。
玄関には壁一面のワイド収納を設け、お子様の遊び道具や日常の小物もスッキリ収納可能。
1階のトイレには北欧風のプリントを施し、機能性だけでなくデザインにもこだわっています。
自然に癒されながらも、都市の利便を享受できる「ウッディタウン道善」。
日々の生活にゆとりと彩りを与えてくれる、子育て世代にこそおすすめの街です。
那珂川市で理想の暮らしを叶えるなら、まずは山根木材ホームに相談をしよう
那珂川市は、福岡市にほど近い距離にありながら、自然と利便性、地域の温かさが共存する住み心地の良い街です。
エリアごとに異なる個性を持ち、移住先としての魅力を十分に備えています。
とはいえ、実際に住むとなると、エリア選びや住まいにかかる費用など気になることも多いでしょう。
そんなときは、那珂川市での家づくりに精通している山根木材ホームにご相談ください。
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