福岡県福岡市は暮らしやすい街として知られています。特に市街地から空港の距離が近い点や物価の安さは福岡市ならではの魅力です。
今回の記事では、福岡市の特徴のみでなく福岡市の7つの区の特徴について詳しくまとめました。
福岡市への移住を考えているのなら、ぜひこの記事を参考にしてください。
コンパクトシティとして人気を集めている福岡県福岡市
福岡県福岡市は福岡県の西部に位置する都市で、福岡県の県庁所在地でもあります。福岡市は九州地方の交通・経済・行政の中心地です。
2020年に実施された国勢調査では、福岡市は全国でも人口増加数・人口増加率が高い都市として認められています。
その人口は160万人以上であり、大正9年の第一回調査以来、男女ともに一貫して増加を続けています。
福岡市が住んでみたい街として人気を集める理由とは？
福岡市が「住んでみたい街」として人気を集めている理由には、次のようなものがあります。
ここでは、福岡市の人気の秘密をまとめました。
空港から市街地が近い
福岡市は「コンパクトシティ」と呼ばれるほど、都市機能が中心部にまとまっています。
生活に必要な施設が狭い範囲に集中しているのみでなく、福岡空港までは博多駅から地下鉄で約5分で到着します。
都市部から空港までの近さはアジアの主要都市でもトップレベルだと言えるでしょう。
飛行機での移動が多い方にとって、福岡市は非常に暮らしやすい場所です。
家賃や物価が安い
福岡は発展した都市であるものの、他の都市と比較して物価が安いという特徴があります。
総務省による2021年の「小売物価統計調査」を元とした算出では、福岡市は総合物価と食糧物価の両方が21大都市中で最も低い結果になりました。
福岡市であれば、普通に生活を送りながら節約もすることができるのです。
交通網が発達している
先ほどもお伝えしたように、福岡空港から博多駅までは地下鉄でたった5分程度で到着します。
一般的に空港は市街地から離れた場所に設置されており、空港に到着するまでに長い時間がかかるものですが、福岡市は空港と市街地が近いことから気軽に飛行機を使えます。
また、市内には複数の地下鉄が張り巡らされているため、通勤や通学にかかる労力を最小限に抑えられるでしょう。
庶民派グルメを楽しめる
福岡市には、明太子・もつ鍋・博多水炊き・博多ラーメンなど非常に多くのご当地グルメが存在します。そのため福岡市は「食の都」として外国人観光客にも知られているのです。
さらに、2019年のミシュランガイドで福岡市は、ミシュランガイドによる星つきの店舗が東京や京都に次いで全国で4番目に多い都市として認定されています。
庶民派グルメのみでなく、世界に認められた食事も気軽に楽しむことができます。
【福岡市の7区】地域別の特徴！
ここからは、福岡市内の博多区・中央区・東区・西区・南区・城南区・早良区の7つの区別に地域の特徴をまとめました。
福岡市への移住を考えている方は、どの区が暮らしやすいか考えてみてください。
1.博多区：九州の玄関口として栄える中心地！
福岡市博多区は福岡市のみでなく九州の玄関口かつ中心地と言える場所であり、福岡県庁が位置しています。
博多駅・博多空港・博多港も博多区にあるため、物流を含むビジネスも盛んです。
大都市というイメージが強い博多区ですが、エリアによっては比較的のんびりとした雰囲気の中で過ごせる地域も存在します。
人が多い都市部で暮らすのは疲れるという方は、博多区の中でも落ち着いたエリアを選択すると良いでしょう。
博多区は福岡空港まで距離が近いことから、旅行や出張が多い方におすすめの地域でもあります。
2.中央区：九州地方最大の繁華街がある賑やかな街並み
文字通り福岡市の中央に位置する福岡市中央区には、福岡県屈指の商業集積地に該当する天神があります。
天神にはショッピングモールのみでなく非常に多くの商業施設が連なっています。
その他にも福岡市役所や市民福祉プラザが位置しており、利便性が高い地域でもあります。
福岡ソフトバンクホークスの本拠地である「福岡PayPayドーム」も中央区に位置します。
3.東区：人気の物件が多い自然と都市のバランスが取れている地域
東区は福岡市の東北部にある自然と都市のバランスが取れた住宅地です。
再開発が活発に進んでおり、新築住宅や高層マンションが数多く建設されています。
区内には市民センター・病院・スーパーマーケットなど生活に必要な設備が揃い、ベッドタウンとして人気を集めているのです。
また、「福岡市博物館」では国宝である漢の光武帝から贈られた金印が展示されています。
4.西区：新興住宅街と都市型農業地域が混在し海と山の両方を楽しめる
福岡市西区は東部に新興住宅地、西部に農業や水産業が盛んな地域があるため、自然を感じながら生活を送れます。
西区には3つの離島が存在し、中でも能古島はリゾート地として多くの観光客で賑わっています。
また、福岡市最古の神社「愛宕神社」からは玄界灘が一望でき、縁結びのご利益があるデートスポットとして人気です。
5.南区：緑が多くショッピングもしやすい住宅地
福岡市中央区に隣接する南区には、広い住宅街と商業施設が存在します。
区内は整備された公園や溜め池など緑が多く、自然を感じながら便利な暮らしができるでしょう。
特にショッピングがしやすいため、普段の買い物は近隣で済ませられます。
また、油山の中腹にある「油山市民の森」では、森林浴やハイキングを楽しめます。
6.城南区：牧場やお寺などの人気の観光地やレトロな商店街がある地域
福岡市の中央部に位置する城南区は、福岡大学や中村学園大学がある学生が多い地域です。
牧場やお寺が存在する観光地としても知られており、油山の中腹に位置する「油山片江展望台」からは福岡市内が一望できます。
城南区は学生の街として活性化しているため、コンビニや飲食店などさまざまな店舗が存在します。
昭和レトロな雰囲気の商店街は、福岡市を訪れる観光客にも人気です。
7.早良区：商業施設が多く通勤通学に便利
福岡市の7区の中で最も大きな面積を持つ早良区は、シーサイドに大型施設や高層ビル、南部には自然が豊かな地域と農耕地、中央部には住宅地が存在します。
特に西新・藤崎エリアには名門校や進学塾が集まっており、より良い教育環境を求める家族に人気です。
地下鉄のみでなく、幹線道路も通っている通勤通学にも適した地域でもあります。
福岡市に移住する時の注意点
福岡市への移住を考えているのなら、次のような注意点も意識する必要があります。
事前に対策を考えておけば、後悔のない移住ができます。
首都圏と比較して所得が下がる可能性がある
福岡市で就業すると、首都圏と比較して所得が低くなる可能性があります。
総務省が2023年に発表した住民税統計データを元とした算出資料では、全国の年間平均所得が約461万円であるのに対して、福岡市の年間平均所得は約370万円です。
ただし、九州地方・沖縄地方の中では福岡市は年間所得が最も多い市町村に該当します。
先ほどもお伝えしたように、福岡市では首都圏と比較して物価が低いことから、多少所得が減少しても生活コストを抑えられる可能性が高いでしょう。
福岡市への転職を考えているのなら収入のみでなく生活コストを計算することも大切です。
また、通勤時間の短縮によるワークライフバランスも加味する必要があります。
時間帯によっては道路が渋滞しやすい
交通の便が良いことで知られている福岡市ですが、狭い範囲に商業施設やビジネス街が集中していることから通勤・通学の時間帯には非常に道路が混雑しやすくなります。
マイカー通勤を予定しているなら、渋滞の時間やポイントを知っておくと良いでしょう。
中心部に暮らしている場合は、車よりも電車の方がスムーズに通勤通学ができるのです。
特に月曜日の朝7〜8時、金曜日の夕方17〜18時台にはひどい渋滞が起こる可能性が高いです。
混雑時間帯を避けて通勤通学をするなどの工夫をしましょう。
まとめ
福岡県福岡市には博多区、中央区、東区、西区、南区、城南区、早良区の7つの区があり、それぞれに異なる特徴や移住メリットが存在します。
福岡市自体が利便性の良さや物価の安さを誇る地域であるため、家族の希望に合わせて最適な移住地域を決めていきましょう。
移住を本格的に考える時には、実際に移住予定先を訪れて滞在し、新しい生活をイメージしながら必要な情報を集めると良いでしょう。
山根木材では「永く住み継がれる家づくり」を目指し、これまでに累積1万棟を超える住宅を手掛けてきました。
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