完全分離型の二世帯住宅とは?メリット・デメリットや注意点を解説

  • 作成日:2024/01/24
  • 更新日:2024/02/21
  • 編集者:山根木材メディア編集部
完全分離型の二世帯住宅とは?メリット・デメリットや注意点を解説

二世帯住宅は、文字通り親と子どものような複数の世帯が一緒に暮らす住宅を指しています。
二世帯住宅のタイプにはいくつかあり、タイプごとに特徴やメリットとデメリットが異なるのです。

今回の記事では、特に完全分離型の二世帯住宅についての情報をまとめました。
しっかりプライバシーを確保できる二世帯住宅に興味があるのなら、ぜひ参考にしてください。

完全分離型の二世帯住宅とは

二世帯住宅には次のような種類があります。自分と家族に適したタイプの二世帯住宅はどれか考えてみましょう。

種類 特徴
完全分離型(独立型) 各世帯の空間を完全に分離し、玄関も二つ存在する。世帯同士の行き来も住宅内で行えず、近居に近い状態
※(行き来できないと長屋扱いになるため住宅ローンや性能の部分で不利になる可能性があります。)
完全同居型(共有型) 寝室以外を共有する二世帯住宅であり、玄関やキッチン・お風呂場・リビングなども二つの世帯で共有する
一部共有型(部分共有型) 住宅の一部分を共有する二世帯住宅で、共有割合は住宅により異なる

完全分離型の二世帯住宅は同居と言うよりも、二世帯の住宅を左右に並べるまたは上下の階に分けて建築する住宅だと考えれば良いでしょう。

完全分離型の二世帯住宅のメリットとは

完全分離型の二世帯住宅を建築すれば、家族は次のようなメリットを得られます。
完全分離型の二世帯住宅は、二世帯住宅に存在する多くのデメリットをカバーできると考えてください。

プライバシーを確保しながら二世帯で暮らせる

二世帯住宅建築時の不安点として「プライバシーが確保できないのでは?」と感じる方は多いです。
完全分離型の二世帯住宅はリビングやキッチンはもちろん、玄関も分離されるため、しっかりプライバシーを守れるでしょう。

完全分離型は、二世帯住宅に興味はあるけれど家族のプライバシーは確保したいと考えている家族に、最適な二世帯住宅です。

それぞれの家族の希望を形にできる

完全分離型以外の二世帯住宅では、同居する家族の希望や生活に合わせて住宅建築を進めなければいけません。
特に住宅のインテリアやデザインの好みには個人差があり、複数世帯の家族全員の希望を一致させることは非常に難しいでしょう。

完全分離型二世帯住宅であれば、世帯ごとに自分の好みのインテリア・希望の設備を導入できます。

水道光熱費を世帯ごとで支払える

二世帯住宅の水道光熱費は、どちらの世帯が支払うかが問題になることがあります。
しかし、完全分離型の二世帯住宅であれば、初めから水道光熱費も世帯ごとに分かれた状態で請求してもらえるでしょう。

完全分離型の二世帯住宅のデメリットとは

完全分離型の二世帯住宅には、いくつかのデメリットも存在します。メリットだけを意識せずにデメリットについても理解しておきましょう。

光熱費や食費などの生活費を節約できない

同居型の二世帯住宅と異なり、完全分離型の生活は各世帯で独立します。
そのため、共に過ごしたり食事をしたりする時間が少なく、食費や光熱費などの生活費はこれまで通り2軒分かかるでしょう。

二世帯住宅の代表的なメリットである生活費の節約効果は期待できないでしょう。

一般的な二世帯住宅よりも建築費用・土地代が高くなる

完全分離型の二世帯住宅の建築費用はプランによって異なるものの、3,000〜5,500万円程度必要です。
さらに建築には、一定の広さの土地も用意しなければいけません。

玄関・キッチン・お風呂場など住宅に存在する全ての設備が2軒分施工されることから、単純に2軒住宅を建築する時と変わらないような費用がかかってしまうのです。
いくつかの設備を共有するその他のタイプの二世帯住宅よりも、建築コストが高くつくと考えてください。

世帯間のコミュニケーション不足が起こりやすい

完全分離型の二世帯住宅では、意識的に機会を設けなければお互いの家族が顔を合わせるチャンスが限られます。
完全分離型二世帯住宅を建築したけれど、お互いの世帯が他人のように全くコミュニケーションを取らずに生活を送ってしまう家族もいるのです。

ある程度のプライバシーは確保したいと考えていたとしても、両世帯の仲が深まらずに暮らしにくさを感じながら過ごすような状態は、避けるべきでしょう。

完全分離型の住宅の間取りは2種類に分類できる

完全分離型の住宅は大きく分けて二つの種類に分類できます。どちらが自分たちの家族に適しているのか考えてみてください。

上下分離型の横割り

上下分離型では住宅を横に割って一階と二階に分類し、一階のみでなく二階にも玄関を用意します。
多くの場合は、バリアフリー化が進めやすい一階に親世帯・二階に子ども世帯が暮らすことになるでしょう。

縦割り型と比較して建築コストを抑えられると言う特徴があるものの、親世帯が暮らす下の階への音が気になると感じる方もいるようです。

左右分離型の縦割り

左右分離型の縦割りでは、住宅を真ん中で区切って左右に別の世帯が暮らします。
上下分離型と比較して建築コストが高くなるものの、二世帯住宅とは思えないような暮らし心地を実現できるでしょう。

ただし、親世帯の住宅は親の加齢とともに二階が使われなくなる可能性があります。
初めから親世帯は平屋・子ども世帯は二階建てにしても良いでしょう。

二世帯住宅を建築する際に必要なコストの目安

完全分離型の二世帯住宅を建築する際に必要なコストの目安は3,000〜5,500万円だとお伝えしました。
他のタイプの二世帯住宅の建築費用の目安と比較してみてください。

二世帯住宅のタイプ 建築費用目安
完全分離型 3,700〜5,500万円
一部共有型 3,500〜4,500万円
完全同居型 3,300〜4,000万円

それぞれの二世帯住宅を比較してみると、多くの設備を共有する完全同居型は単独世帯の一戸建てを建てる際のコストと、同じような費用で建築することができます。

完全分離型二世帯住宅を建築する際の注意点

完全分離型の二世帯住宅を建築する際には、世帯間のコミュニケーション不足を補うことが大切です。
完全分離型を選択する家庭はプライベートを大切にする方が多いです。

しかし、毎週何曜日の夕食を一緒に食べる・月に1回は一緒に外食をするなどの目標を作っておくだけで、両世帯が適度なコミュニケーションをとりながら快適な生活を送れます。
普段はお互い自由に暮らしていても、いざという時には助け合えるような関係が築きやすくなるでしょう。

また、高額になりがちな完全分離型二世帯住宅の建築費用については、こだわるポイントを絞るなどの方法で、予算内にコストを抑えられるようにしましょう。

まとめ

二世帯住宅には完全分離型・完全同居型・一部共有型の三つの種類があり、完全分離型は最もお互いのプライバシーを確保できるスタイルです。
完全分離型の二世帯住宅では、玄関・キッチン・お風呂・リビングなど全ての設備が分離されるため、同居の家族に干渉されない生活を形にできるでしょう。

しかし、建築費用が高額になる・コミュニケーション不足になるなどのデメリットも存在します。
完全分離型の二世帯住宅を建築する際には、メリット・デメリットを把握した上で理想的な二世帯住宅を実現しましょう。

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この記事を書いた人
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