広島市東区は、広島駅に近い都市的な利便性と、自然に囲まれた静かな住宅地の両方を持ち合わせた街です。
子育て支援センターや公園など、子育てを支える施設も整っており、暮らしやすい環境が広がっています。
「広島駅に近くて便利そうだけど、実際に暮らすとなるとどうなんだろう?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、広島市東区の住みやすさについて、交通・治安・子育て環境などの視点から詳しく解説します。
エリアごとの特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
広島市東区ってどんな街?エリアごとの特徴を紹介!
暮らしやすさの基準は人それぞれです。
通勤や買い物の利便性を重視する人もいれば、自然に囲まれた静かな環境を求める人もいるでしょう。
広島市東区は、広島駅に近い利便性の高い市街地から緑豊かな丘陵地まで、エリアごとに異なる表情を持つ街です。
そのため、同じ東区内でも住む場所によって、ライフスタイルや暮らし方の印象が大きく変わります。
ここでは、東区を代表する4つのエリアについて、住環境・交通アクセス・子育て支援・買い物利便性などの視点から、地域ごとの魅力を詳しく紹介します。
広島駅近で利便性抜群、再開発が進む注目の「二葉の里エリア」
広島市東区の「二葉の里」エリアは、JR広島駅の北側(新幹線口)のすぐそば、二葉山のふもとに広がる地域です。
近年の再開発により、街全体が大きく生まれ変わりつつあり、注目度が高まっています。
徒歩圏内にスーパーや商業施設、医療機関、飲食店などがそろい、「車がなくても快適に暮らせる」ことが大きな魅力です。
2025年3月にはJR広島駅の新駅ビル「minamoa(ミナモア)」が開業し、さらなる利便性の向上が期待されています。
また、新しい分譲マンションも次々と建設されており、単身者や共働き世帯からの人気も上昇中です。
こうした都市的な利便性が整う一方で、すぐ裏手には二葉山の緑が広がっており、自然との距離が非常に近いという特徴があります。
街と自然がバランスよく共存する珍しいエリアといえるでしょう。
落ち着いた高台住宅地と文教地区の「牛田・早稲田エリア」
牛田・早稲田エリアは、広島市東区を代表する閑静な住宅地で、落ち着いた暮らしを求める人々に根強い人気があります。
特に牛田エリアは、広島市内で「住みたい街」としてたびたび名前が挙がる高級住宅地です。
丘の上に位置しており、自然に恵まれた環境は、朝夕の散歩や子どもの外遊びにもぴったりで、暮らしの中に自然を取り入れたい方に最適なエリアといえるでしょう。
また、教育環境の充実も大きなポイントです。地元の公立校の評判が良いだけでなく、広島大学附属校や有名私立校への通学もしやすい立地にあることから、文教エリアとしても高い評価を受けています。
近年ではマンション開発も進み、ファミリー層だけでなくシニア世帯やDINKsなど、幅広い層に選ばれるようになってきました。
自然と教育環境、落ち着いた雰囲気が揃った、住みやすさのバランスが取れたエリアです。
自然と暮らしが調和する、子育てファミリーに人気の「戸坂エリア」
広島市東区の北側に位置する戸坂エリアは、緑豊かな丘陵地に広がる静かな住宅街です。
自然に囲まれた落ち着いた環境が魅力で、特に子育て世帯を中心に高い人気を集めています。
JR芸備線「戸坂駅」から広島駅までは電車で約10分とアクセス良好で、通勤や通学にも便利な立地です。
エリア内には評判の良い公立小中学校が複数あり、子どもたちが安心して通学できる環境が整っています。
また、公園や緑地も点在しており、日常的に外遊びや散歩を楽しめるのも大きな魅力です。
さらに、「ユアーズ戸坂店」や「ザ・ビッグ戸坂店」といったスーパー、「ウォンツ戸坂薬局」などのドラッグストア、地域密着型の病院など、日常生活に必要な施設が揃っているため、生活面で不便を感じることは少ないでしょう。
「都市の喧騒から少し離れて穏やかな環境で暮らしたいが、利便性も大切にしたい」という方におすすめの、自然と利便性のバランスが取れたエリアです。
自然に囲まれた静かな暮らしが叶う郊外の「福木・温品エリア」
広島市東区の東側に位置する福木・温品エリアは、山々に囲まれた自然豊かな地域です。
府中大川沿いの平地に農地と住宅が混在する、のどかで落ち着いた雰囲気が魅力といえます。
「ひろしま遊学の森 広島市森林公園」など、自然を身近に感じられる憩いの場も多く、ゆったりとした暮らしを楽しめます。
一方で、「イオンモール広島府中」や「フォレオ広島東」「コストコホールセール広島倉庫店」といった大型商業施設へのアクセスも良好で、買い物にも便利な立地です。
こうした利便性の高さから、近年は宅地開発が進み、ファミリー層を中心に注目を集めています。
交通面では、広島高速1号線の間所ICや温品ICが近く、車での移動がスムーズです。
さらに、2028年には広島駅と直結する広島高速5号線の開通が予定されています。
広島高速5号線は、安芸府中道路と広島駅(都心部)を結ぶ延長約4.0㎞の自動車専用道路で、広島駅周辺や広島空港へのアクセスがさらに向上する見込みです。
自然環境と利便性の両方を兼ね備えた福木・温品エリアは、今後ますます注目を集めそうな、発展が期待される地域のひとつといえるでしょう。
広島市東区の買い物・生活利便性は?
引用:Japan shopping now イオンモール広島府中
広島市東区は、生活の利便性に優れた住みやすいエリアとして注目されています。
区内には「フォレオ広島東」などの大型商業施設があり、隣接する府中町には「イオンモール広島府中」も立地しています。
さらに「フレスタ」や「ユアーズ」などの地域密着型スーパー、ドラッグストア、コンビニも各エリアに点在しており、日々の買い物に困ることはありません。
2025年3月には、JR広島駅の新駅ビル「minamoa(ミナモア)」が開業し、都市機能のさらなる充実が進みました。
また、総合病院に加えて地域密着型のクリニックも多く、医療体制が整っているので安心。
飲食店や生活用品店、銀行、郵便局も充実しており、生活しやすい環境といえます。
車がなくても快適に暮らせるバランスの取れた都市環境が、東区の大きな魅力です。
広島市東区の交通アクセスは?
広島市東区は、交通アクセスの良さが際立つエリアであり、通勤・通学の利便性を重視する人にとって非常に魅力的です。
まず、区の南端には、山陽新幹線をはじめとする主要路線が集まるJRのターミナル駅「広島駅」があり、岡山・博多・大阪方面へのダイレクトなアクセスが可能です。
市内や近郊都市への移動には、山陽本線・芸備線・可部線が利用でき、日常的な移動にも不便はありません。
JR芸備線の「戸坂駅」は、区北部の静かな住宅地への玄関口であり、広島駅までわずか約10分という好立地にあります。
同じくJR芸備線の「矢賀駅」は、大型商業施設「イオンモール広島府中」に隣接し、買い物にも便利です。
JR芸備線は本数こそ限られていますが、朝夕の通勤時間帯には利便性が高く、多くの通勤・通学者に利用されています。
また、広島電鉄バスや広島バスの路線も充実しており、区内各地から快適にアクセスできます。
さらに、国道183号線・54号線・2号線といった主要道路が通っているため、車での移動にも便利です。
こうした交通網の整備により、東区は広島市内でも屈指のアクセス性を誇るエリアとなっており、通勤や通学の利便性を重視する方にとって魅力的な地域といえます。
広島市東区の治安は?
広島市東区の治安は比較的安定しており、安心して暮らせる地域といえます。
広島県警が発表したデータによると、令和5年(2023年)の刑法犯認知件数は536件で、前年のより約1.5%減少。
年々改善傾向にあります。
特に自転車盗や器物損壊などの軽犯罪が多く、大きな事件はほとんど見られません。
他の区と比べても犯罪発生率は低めで、「比較的治安が良い」との声も多く、子育て世帯や高齢者にも安心の住環境が整っているといえるでしょう。
広島市東区の子育て環境は?
広島市東区は、子育て世帯にとって住みやすい環境が整っている地域です。
区内各所に子どもがのびのび遊べる施設があるほか、子育て支援センターも充実しており、安心して子育てできる体制が整っています。
ここからは、東区の子育て環境についての注目ポイントをまとめてご紹介します。
子どもが楽しめる施設が多く点在
広島市東区には、子どもたちが思いきり体を動かせる公園や、自然とふれあえる施設、親子で楽しめるイベントスペースなどが数多く点在しています。
「毎日の遊び場所に困らない」「週末のお出かけ先が豊富」といった点は、子育て世帯にとって大きな魅力といえるでしょう。
代表的な施設としては、東区福田町にある「広島市森林公園」が挙げられます。
広大な敷地にハイキングコースや広場があり、自然の中で思いきり遊ぶことができるスポットです。
特に人気なのが「こんちゅう館」で、珍しい昆虫の標本や生きたチョウ・カブトムシなどの展示が楽しめ、子どもたちにとって貴重な体験の場となっています。
また、戸坂・牛田・温品など東区の各エリアにも、小規模ながら整備の行き届いた街区公園や児童公園が点在しています。
「牛田総合公園」「戸坂山根公園」「福木公園」など、身近にある遊び場が子どもたちの成長を支えています。
安心して子育てできる子育て支援センターの設置
東区役所内には「東保健センター」や「東区地域子育て支援センター」が設置されており、妊娠・出産に関する相談や乳幼児健診、育児相談など、幅広いサポートが受けられます。
特に注目すべきなのが、地域の子育て支援ボランティアによる「オープンスペース(親と子の集いの広場)」の開催です。
これは、0〜3歳の子どもとその保護者を対象に、おもちゃや絵本の読み聞かせ、ふれあい遊びなどを通じて自由に遊べる場を提供するもので、子育て中の親同士が悩みや情報を共有できる交流の場にもなっています。
「引っ越してきて知り合いがいなかったけど、ここで友だちができた」「遊ばせながら相談できて、心が軽くなった」といった声も多く、親子が気軽に集える支援環境が整っている点は、東区の大きな魅力のひとつです。
待機児童も減少傾向に
広島市では、子育て世帯の大きな関心事である保育園の待機児童問題に対して、着実な対策が進められてきました。
2013年度からは全区役所に「保育サービスアドバイザー」を配置し、保護者の相談対応や情報提供を強化。
また、定員不足が目立つ地域を中心に保育施設の整備を進め、2024年4月1日時点で広島市全体の待機児童がゼロになったことが発表されました。
ただし、同じ広島市内でも地域差はあり、東区では0〜2歳児が希望する施設に入れないケースも見られます。
一方で、エリアによっては入園可能な園もあるなど、状況にはばらつきがあるのが現状です。
完全な解消にはもう少し時間がかかるものの、今後は保育士の確保や0〜2歳児向け施設の増設が進められる予定であり、さらなる利便性の向上が期待されています。
広島市東区で理想の暮らしを叶えるために
広島市東区は、交通の利便性と自然環境がほどよく調和した、非常に住みやすいエリアです。
広島駅に近く、通勤や通学にも便利な立地にありながら、少し足をのばすと自然豊かな住宅街が広がり、静かで落ち着いた暮らしも叶います。
また、子どもが遊べる公園や支援施設も充実しており、子育て世帯にとっても安心して暮らせる環境が整っています。
広島市での住まい選びに迷っている方は、ぜひ一度、東区を訪れてその魅力を体感してみてください。
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