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平屋の坪単価と費用相場とは?2階建てとの費用比較も解説

  • 作成日:2024/01/12
  • 更新日:2025/08/15
  • 編集者:山根木材メディア編集部
平屋の坪単価と費用相場とは?2階建てとの費用比較も解説

最近、戸建て住宅の中でも、ワンフロアで生活が完結する「平屋」の人気が高まっています。
開放的でおしゃれな暮らしに憧れる一方で、「平屋は2階建てより割高になるって本当?」「結局、いくらあれば建てられるの?」といった費用に関する不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

家づくりは初心者だけど、後悔しないためにしっかり知識をつけたい。
そんなあなたのために、この記事では2025年の最新情報に基づき、平屋の坪単価の相場を徹底解説します。

この記事を読めば、あなたの予算で理想の平屋が建てられるか、具体的な資金計画を立てるための知識が身につきます。ぜひ、最後までご覧ください。

平屋の坪単価相場と総額の目安【2025年最新】

坪単価と書かれたボロックが机の上に置かれている

さっそく結論からお伝えすると、2025年における平屋の坪単価の相場は、おおよそ60万円〜120万円が目安です。
ただし、これはあくまで平均的な価格であり、依頼先や建物の構造によって大きく変動します。

依頼先別の坪単価相場一覧

平屋を建てる際の依頼先は、主に「ハウスメーカー」「工務店」の2つに分けられます。それぞれに特徴と価格帯の違いがあります。

依頼先 坪単価の目安 特徴
大手ハウスメーカー 80万円~120万円 品質が安定しており、ブランド力による安心感がある。広告宣伝費などが含まれるため、価格は高めになる傾向。
ローコスト住宅 50万円~80万円 大手ハウスメーカーの中でも価格を抑えたブランド。仕様や間取りの自由度は低いが、コストパフォーマンスに優れる。
地域の工務店 60万円~100万円 地域密着型で、設計の自由度が高い。会社によって技術力や価格に幅があるため、見極めが重要。

構造別(木造・鉄骨造)の坪単価

戸建て住宅の主な構造には「木造」と「鉄骨造」があり、どちらを選ぶかによっても坪単価は変わります。

  • 木造は、多くの住宅で採用されている一般的な構造です。コストを比較的抑えやすく、設計の自由度も高いのが特徴です。坪単価は60万円〜100万円が目安です。
  • 鉄骨造は、鉄の骨組みを使う構造で、耐震性に優れ、柱の少ない大空間を作りやすいのがメリットです。ただし、材料費や工事費がかさむため、坪単価は木造より高くなる傾向があり、80万円〜120万円程度が相場となります。

注意点|坪単価に含まれない付帯工事費と諸経費

家づくりで最も注意したいのが、「坪単価 × 坪数」だけでは家は建たないという点です。
最終的に支払う「建築総額」には、坪単価で計算される「本体工事費」の他に、以下の費用が必要になります。

  • 付帯工事費(建築総額の約20%)
    • 屋外の給排水工事、ガス工事、地盤改良工事、外構(駐車場や庭)工事など
  • 諸経費(建築総額の約10%)
    • 住宅ローンの手数料、火災保険料、登記費用、印紙税など

つまり、総額の目安は「本体工事費 + 付帯工事費 + 諸経費」で考える必要があります。
例えば坪単価90万円の30坪の平屋なら、本体工事費は2,700万円ですが、総額では約3,645万円(2,700万円の1.35倍)が目安となります。

【坪数別】平屋の建築費用シミュレーション

虫眼鏡にPLANと書かれており、電卓とノートが置かれている

ここでは、人気の坪数ごとに、平屋を建てる際の総額がどのくらいになるのか、具体的なモデルケースを紹介します。
これらの費用は、坪単価90万円、本体工事費に対して付帯工事費が20%、諸経費が10%かかるという前提で計算しています。
ご自身のライフスタイルに合わせて、どのくらいの広さが必要か、具体的なイメージを掴むための参考にしてください。

20坪の費用総額と間取り例

20坪の平屋は、夫婦二人や単身者、またはこれからセカンドライフをゆったりと過ごしたいと考えている方におすすめのサイズです。
必要最低限のスペースに絞り込むことで、無駄のない効率的な暮らしを実現できます。

この場合の費用目安は、本体工事費が1,800万円で、これに付帯工事費と諸経費を加えると、総額は約2,430万円となります。
間取りは1LDKから2LDKが主流で、広々としたリビングダイニングを中心に、寝室を1つ設けるシンプルな設計が人気です。
コンパクトな分、家事動線も短くまとまるため、日々の生活が非常に楽になるでしょう。

30坪の費用総額と間取り例

30坪の平屋は、お子さんが1~2人いる3~4人家族に人気の、最も標準的なサイズと言えます。
家族の個々のスペースを確保しつつ、リビングで団らんする時間も大切にしたい、というご家族に最適です。

費用の目安としては、本体工事費が2,700万円、付帯工事費と諸経費を含めた総額は約3,645万円です。
間取りは3LDKが一般的で、LDKを中心に夫婦の寝室と子ども部屋を2つ配置するスタイルが主流です。
また、この広さがあれば、家族全員分の収納スペースを確保しやすいため、すっきりとした住空間を保ちやすくなります。

40坪の費用総額と間取り例

40坪の平屋は、4~5人家族や、ゲストを招くことが多いご家庭、あるいは趣味の部屋や在宅ワーク用の書斎など、よりゆとりのある空間を求めている方に適しています。
生活スペースに余裕があるため、家族それぞれの時間を大切にしながら暮らすことができます。

この広さになると、本体工事費は3,600万円総額は約4,860万円が目安となります。
間取りは4LDKが可能になり、広いLDKに加えて、客間としても使える和室や、書斎、趣味のスペースなどを設ける選択肢も広がります。
これにより、家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる、長く快適に住み続けられる家づくりが叶います。

平屋と2階建ての費用徹底比較

色んな種類の家の模型が並んでいる

「平屋は高い」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
坪単価と建築総額、2つの視点から比較します。

坪単価が平屋の方が高い理由

同じ延床面積の場合、坪単価は平屋の方が2階建てよりも高くなる傾向があります。主な理由は以下の2つです。

  1. 基礎工事の面積が広い家全体を支える基礎部分は、延床面積が同じなら平屋の方が2階建ての約2倍必要になります。
  2. 屋根の面積が広い基礎と同様に、屋根の面積も平屋の方が広くなります。

これらの面積が広くなる分、材料費や工事費がかさむため、坪単価が割高になるのです。

建築総額が平屋の方が安くなるケース

一方で、建築総額で比べると、平屋の方が2階建てよりも安く済むケースも少なくありません。

2階建て特有の「階段」や「2階の廊下」「2階のトイレ」といったスペースが不要になるため、その分、延床面積をコンパクトにできます。
例えば、2階建てで32坪の家と同じ居住スペースを、平屋なら30坪で実現できる、といった具合です。

延床面積が小さくなれば、結果的に建築総額を抑えることができます。
どちらがお得か一概には言えず、自分たちの暮らしに必要な広さと予算を天秤にかけて考えることが重要です。

平屋の建築費用を抑えるポイント

costと書かれたブロックがだんだんと下がっている

ここでは、平屋住宅建築時のコスト削減に有効なポイントを紹介します。
費用を抑えた住宅建築を成功させるためにも、以下の点を把握しておきましょう。

シンプルな外観を意識する

平屋住宅の外観はシンプルなものにすると良いでしょう。
複雑な形状の住宅は外壁の総面積が大きく屋根の形状も複雑になるため、材料費や施工費を含む建築費用が上がります。

また、無駄なスペースも生まれやすいことから、できるだけ正方形や長方形のようなシンプルな外観を目指しましょう。
シンプルな形状の住まいは、耐震性が高くなる傾向もあります。

部屋数と壁の数を減らす

室内の部屋数や壁の数が増えたり部屋の広さが大きくなれば、その分必要な建材も増えていきます。
もちろん耐震を目的とした壁は必要であるものの、無駄に部屋数を増やすべきではありません。
さらに、廊下を用意せず住宅の中心にリビングダイニングを設置して廊下と兼用すれば、家族が自然にリビングダイニングに集まる住まいを形を実現できます。

素材や設備のコストダウンを試みる

システムキッチンやユニットバスなどの住宅設備には、いくつものグレードが設定されています。
グレードが高い設備は高性能かつデザイン性に優れているものが多いものの、オーバースペックになる可能性もあります。
全ての設備のグレードを統一するのではなく、キッチンにこだわりたいのならキッチンのみをハイグレードにするなど、設備に優先順位をつけることも大切です。

また、内外装や屋根材のグレードも十分検討する必要があります。
平屋住宅は二階建て住宅と比較しても屋根面積が大きいため、屋根材については価格と機能をよく吟味すると良いでしょう。

ハウスメーカーが標準に設定している商品はその時代・時期に人気の設備も取り入れつつ、お求めやすい価格で採用している事が多いため、まずは標準仕様を体験してみる機会を持つことが大切です。

補助金・助成金の活用を考える

助成金と書かれたパネルの周りに小お金のおもちゃが並んである

平屋住宅を建築する際には、国や地方自治体が用意している補助金や助成金の制度が使用できないかチェックしましょう。
特に政府は現在、環境に優しく長期的に高い性能を保てる住宅に対して以下のような補助金を用意しています。

  • 子育てエコホーム支援事業
  • ZEH補助金制度
  • 給湯省エネ事業

その他にも、地方自治体が独自に補助金・助成金を交付している場合もあるため、事前にお住まいの自治体に確認しておきましょう。

子育てエコホーム支援事業については、こちらの記事で詳しく説明しています。

平屋の魅力とは

明るい平屋のリビングダイニング

平屋住宅には次のような魅力があります。より詳しい平屋住宅のメリットについては、こちらの記事を参考にしてください。

体への負担が少ない

多くの方は建築後のマイホームに何十年も暮らすため、老後の生活を考えて体への負担を最小限に抑えられる住まいとして平屋住宅を選択しています。
平屋住宅は日常生活の中で階段移動をする必要がないことから、体への負担のみでなく転倒や事故のリスクも少なくすることができます。

平屋住宅での家事動線は全て水平の移動のみで完了します。家事動線がシンプルにまとまる点も平屋住宅の魅力の一つです。

家族の存在を感じながら生活を送れる

間取りによって異なるものの、二階建て住宅では違う階にいる家族の気配が感じ取りにくいものです。
住まいの中心にリビングが位置するような間取りの平屋住宅であれば、どの部屋にいても家族の存在を感じながら日々を過ごせるのです。

特に子どもが成長して家族の生活スタイルが変化した時でも、コミュニケーション不足になる可能性を減らせます。

リフォーム時のメンテナンス性に優れる

住宅に長く暮らすためには定期的なリフォームが欠かせません。
平屋住宅は屋根までの高さが低いことから、屋根や外壁リフォーム時も足場を高く組み上げる必要がない分、メンテナンス性に優れています。
また、支えるべき二階部分がないため、間取りの変更も比較的自由に進められます。

平屋の坪単価に関するよくある質問

階段のあるダイニングで過ごす家族

Q. ローコスト住宅なら坪単価50万円以下は可能か

A. 結論から言うと、坪単価50万円以下はかなり厳しいのが現状です。
近年の資材価格や人件費の高騰により、ローコスト住宅でも坪単価50万円台からが一般的です。
もし50万円以下のプランがあったとしても、仕様が著しく低かったり、別途費用が多くかかったりする可能性があるため、契約内容を慎重に確認する必要があります。

Q. 土地ありの場合の総額シミュレーション

A. すでに土地を持っている(土地あり)場合、土地購入費用が丸々不要になるため、総額を大幅に抑えられます。
例えば、先ほどの「30坪・総額目安3,645万円」のシミュレーションから、土地代(例えば1,000万円)を差し引くことができます。
ただし、土地の状況によっては地盤改良工事や解体工事などに別途費用がかかる場合があるので注意が必要です。

平屋の注文住宅建築は安ければ良いというものではない

広々としたリビングスペースにあるお洒落な家具

住宅建築時には非常に多くのコストがかかることから、コストカットに注視してしまう傾向があります。
しかし、マイホーム建築はコストのみを考えて実施するべきではありません。
「安ければ安いほど良い」という考えでは、住宅に暮らしてから高額な維持費が必要になったり、リフォームが困難になったりする可能性があります。

また、本来であれば家族の安全と健康を守るべき役割を持つ住宅に、安心して暮らせないような状態は避けなければいけません。
住宅建築時には平均的な予算を確認した上で、無理なコストカットは避けながら長く暮らせるマイホームを実現しましょう。

まとめ

平屋住宅には、バリアフリーな住宅が建築しやすい・家族の存在を感じながら生活を送れるなどのメリットが存在します。
平屋住宅の平均的な坪単価は80〜100万円であり、二階建て住宅と比較して大きな違いはありません。
平屋住宅と二階建て住宅の特徴を十分理解して、家族に適した住宅の階数を考えてみてください。

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この記事を書いた人
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山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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