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規格住宅と注文住宅・建売住宅の違いとは?費用・自由度・工期を比較

  • 作成日:2025/10/23
  • 更新日:2025/10/23
  • 編集者:山根木材メディア編集部
規格住宅と注文住宅・建売住宅の違いとは?費用・自由度・工期を比較

マイホームの購入を考え始めたとき、「規格住宅」と「注文住宅」・「建売住宅」という言葉を耳にして、その違いがよくわからずに悩んでしまう方は少なくありません。
「予算は抑えたいけど、建売住宅では物足りない…」「ある程度は自分たちの希望を叶えたいけど、注文住宅はハードルが高そう…」そんな風に感じていませんか?

この記事では、初めて家づくりをする方にも分かりやすく、「規格住宅」と「注文住宅」・「建売住宅」の根本的な違いから、多くの方が気になる費用、設計の自由度、入居までの期間(工期)といった重要ポイントまで、徹底的に比較・解説します。
さらに、それぞれのメリット・デメリットや、どんな人にどちらのタイプが向いているのかもご紹介します。

規格住宅・注文住宅・建売住宅の違いが一目でわかる比較一覧表

家の模型が3つ並んでおり、二人が真ん中の赤い屋根の家を指さしている

まずは、規格住宅、注文住宅、そして比較対象としてよく挙げられる建売住宅の3つの違いを一覧表で見てみましょう。
それぞれの特徴を大まかに掴むことができます。

比較項目 規格住宅 注文住宅 建売住宅
設計の自由度 △(選択肢の中から選ぶ) ◎(ゼロから自由に設計) ×(変更不可)
費用 〇(抑えやすい) △(高くなる傾向) ◎(最も安い傾向)
工期(期間) 〇(比較的短い) △(長くなる) ◎(最短)
土地 土地セットの場合も多い 別途探すのが基本 土地・建物セット
打ち合わせの手間 少ない 多い ほとんどない

このように、規格住宅は、注文住宅と建売住宅のちょうど中間に位置するような家づくりとイメージすると分かりやすいでしょう。

そもそも規格住宅・注文住宅とは?それぞれの定義を解説

木の家の模型が3つ並んでいる

一覧表で大まかな違いは分かりましたが、ここではそれぞれの住宅が具体的にどのようなものなのか、基本的な定義を解説します。

規格住宅は間取りや仕様の選択肢から選ぶ家

規格住宅とは、ハウスメーカーや工務店があらかじめ用意した複数のプラン(間取り、デザイン、仕様)の中から、好みのものを組み合わせてつくる家のことです。「セミオーダー住宅」や「企画住宅」と呼ばれることもあります。
洋服で例えるなら、サイズや色、デザインがいくつか用意されている中から自分に合うものを選ぶ「パターンオーダー」に近いイメージです。
まったくのゼロから考えるわけではないため、コストを抑えつつ、一定の範囲内で自分たちの好みを反映させられるのが大きな特徴です。

注文住宅はゼロから自由に設計できる家

注文住宅とは、設計士と相談しながら、間取りやデザイン、内装・外装、設備などをすべてゼロから自由に決めていく家のことです。「フルオーダー住宅」とも呼ばれます。

土地の形状に合わせて設計したり、趣味の部屋をつくったり、将来のライフプランを見据えたユニークな間取りにしたりと、法律の許す範囲で理想の住まいを形にできるのが最大の魅力です。
洋服で言えば、生地選びからデザインまで、すべて自分の体型や好みに合わせて仕立てる「フルオーダー」そのものです。

5つの重要ポイントで違いを徹底比較

家の木製パネルのうえにPOINT!と表示されている

ここからは、家づくりで特に重要となる5つのポイントに絞って、規格住宅と注文住宅の違いをさらに詳しく見ていきましょう。

①設計の自由度

設計の自由度は、両者の最も大きな違いと言えるでしょう。
規格住宅では、間取りや外観デザイン、壁紙の色、キッチンの設備といった仕様について、決められた選択肢の中から選んでいくスタイルが基本です。
完全に自由ではありませんが、数多くのバリエーションが用意されているため、組み合わせ次第で自分たちらしい家をつくることは十分に可能です。

一方、注文住宅では、間取りはもちろん、窓の大きさや位置、ドアノブ一つのデザイン、コンセントの数と場所、壁の素材まで、細部にわたって自分たちの希望を反映できます。
こだわりが強い方や、変形地など特殊な土地に家を建てる場合にその真価を発揮します。

②費用総額の相場と価格差

家づくりで最も気になるのが費用です。規格住宅と注文住宅では、総額に大きな差が出ることがあります。
規格住宅は、あらかじめ仕様や部材がある程度決まっているため、材料の大量発注によるコストダウンが可能です。そのため、注文住宅に比べて費用を抑えやすい傾向にあります。
坪単価の目安は50万円~80万円程度で、建物本体価格は1,500万円~2,500万円あたりが中心的な価格帯です。

対して注文住宅は、設計の自由度が高い分、こだわればこだわるほど費用は上がっていきます。
坪単価の目安は70万円~となり、上限はありません。
住宅金融支援機構の2022年度の調査によると、全国の注文住宅の住宅所要資金(土地取得費は除く)の平均は約3,717万円でした。

③契約から入居までの工期

マイホームでの新生活をいつからスタートできるのか、工期も大切なポイントです。
規格住宅の場合、設計プランがある程度決まっているため、打ち合わせにかかる時間が短く、工事に必要な部材の準備もスムーズです。
そのため、契約から完成・入居までの期間は比較的短く、およそ6ヶ月~8ヶ月が目安です。

注文住宅では、ゼロから設計プランを練るため、打ち合わせに多くの時間を要します。間取りが決まるまでに数ヶ月かかることも珍しくありません。
また、特殊な建材や設備を選ぶと、取り寄せに時間がかかることもあります。契約から入居までは10ヶ月~1年半程度を見ておくと良いでしょう。

④土地探しの必要性

家を建てるためには、当然ながら土地が必要です。土地の探し方にも違いがあります。
規格住宅は、ハウスメーカーが所有する土地(建築条件付き土地)に建てることを前提としたプランが多く、土地と建物がセットで販売されることがよくあります。この場合、自分で土地を探す手間が省けます。
もちろん、すでに土地を持っている(土地あり)場合は、その土地に建てられる規格住宅プランを探すことになります。

注文住宅の場合は、基本的には、まず自分たちで土地を探し、購入してから、その土地の条件に合わせて家を設計していく流れになります。
土地探しと家の設計を並行して進めるケースも多いですが、土地探しは家づくりの中でも大きな労力がかかる部分です。

⑤打ち合わせの手間

理想の家を建てるためには、施工会社との打ち合わせが欠かせません。その回数や内容にも差があります。
規格住宅はプランや仕様が決まっているため、打ち合わせの回数は少なく、内容もシンプルです。
選択肢の中から選んでいくだけなので、意思決定がスムーズに進みます。「決めることが多くて大変なのは避けたい」という方には大きなメリットです。

注文住宅では、間取りからコンセントの位置まで、決めるべき項目が非常に多岐にわたるため、打ち合わせの回数は多く、一回あたりの時間も長くなる傾向があります。
家づくりに時間と情熱をかけたい方にとっては楽しい時間ですが、共働きなどで忙しい方には負担に感じる可能性もあります。

メリット・デメリットで比較

家のパネルの周りに吹き出し巻くでMERITとDEMERITと書かれている

これまで見てきた特徴を、それぞれのメリット・デメリットとして整理してみましょう。

規格住宅のメリット・デメリット

メリット

  • 費用を抑えられる建材の大量仕入れや設計の効率化により、注文住宅よりコストを削減できます。
  • 完成形がイメージしやすいモデルハウスやカタログで完成形にかなり近い形を確認できるため、入居後のギャップが少ないです。
  • 工期が短い打ち合わせや設計にかかる時間が短く、比較的早く新居での生活を始められます。
  • 品質が安定している規格化されているため、職人の腕による品質のばらつきが出にくいです。

デメリット

  • 設計の自由度が低い間取りの大きな変更や、用意されていない仕様の採用は基本的にできません。
  • 個性を出しにくい似たようなデザインの家になりやすく、独自性を求める方には物足りない場合があります。
  • 土地の形状に対応しにくい変形地や狭小地など、特殊な土地にはプランが合わず建てられないことがあります。

注文住宅のメリット・デメリット

メリット

  • 設計の自由度が非常に高い間取り、デザイン、素材まで、理想やこだわりをすべて形にできます。
  • どんな土地にも対応できる土地の形状や法規制に合わせて、最適な設計が可能です。
  • 建築過程を確認できる基礎工事から完成まで、自分の目で建築現場をチェックできる安心感があります。
  • 唯一無二の家が手に入る自分たちのライフスタイルに完璧にフィットした、世界に一つだけの家を建てられます。

デメリット

  • 費用が高額になりやすい自由度が高い分、仕様や設備にこだわると予算がどんどん上がっていきます。
  • 工期が長い設計や打ち合わせに時間がかかり、入居までに1年以上かかることもあります。
  • 完成形がイメージしにくい図面やパースだけでは実際の空間を想像するのが難しく、完成後に「イメージと違った」となるリスクがあります。
  • 決めることが多くて大変膨大な項目について一つひとつ決めていく必要があり、時間と労力がかかります。

あなたはどっち?タイプ別におすすめな人

黄色いシャツの人が赤い屋根の家と青い屋根の家のパネルを持っている

ここまでの比較を踏まえて、あなたがどちらのタイプに向いているかチェックしてみましょう。

規格住宅が向いている人の特徴

  • 家づくりの予算を明確にし、オーバーしたくない人
  • ある程度決まった選択肢の中から効率よく選びたい人
  • 仕事や子育てで忙しく、打ち合わせに多くの時間をかけられない人
  • 子供の入学など、入居したい時期が決まっている人
  • デザインに強いこだわりはないが、建売住宅よりは選びたい人

注文住宅が向いている人の特徴

  • 間取りやデザイン、素材に徹底的にこだわりたい人
  • 趣味の部屋や特別な空間など、ライフスタイルに合わせた家を建てたい人
  • 家づくりのプロセスそのものを楽しみたい人
  • 変形地や狭小地など、特殊な条件の土地を持っている人
  • 将来の家族構成の変化を見据えた設計をしたい人

規格住宅に関するよくある質問

木製のパネルの隣にQとAと書かれた文字が置かれている

最後に、規格住宅を検討する際によく出てくる疑問についてお答えします。

セミオーダー住宅や企画住宅との違いは?

「セミオーダー住宅」や「企画住宅」という言葉は、ハウスメーカーによって使われ方が異なりますが、基本的には規格住宅とほぼ同じ意味で使われることがほとんどです。
あらかじめ用意されたプランや仕様から選んで家を建てるというコンセプトは共通しています。
厳密な定義の違いが気になる場合は、検討しているハウスメーカーに直接確認してみましょう。

オプションでどこまで変更できる?

規格住宅は自由度が低いといわれますが、多くのハウスメーカーでは有料のオプションが用意されています。
例えば、以下のような項目はオプションで変更・追加できる場合があります。

  • 壁紙や床材のグレードアップ
  • キッチンの食洗機やIHクッキングヒーターの追加
  • タンクレストイレへの変更
  • 収納棚(パントリーやウォークインクローゼット)の追加
  • 太陽光発電システムの設置

どこまで変更できるかはメーカーや商品プランによって大きく異なるため、契約前にオプションの範囲と費用をしっかり確認することが重要です。

規格住宅と注文住宅の違いを理解して、理想の暮らしにあった方を選ぼう!

今回は、「規格住宅」と「注文住宅」の違いについて、様々な角度から比較・解説しました。

  • 規格住宅は、コストと手間のバランスに優れ、効率的にある程度の希望を叶えたい方向け
  • 注文住宅は、費用と時間はかかるものの、理想とこだわりを徹底的に追求したい方向け

どちらが良い・悪いということはなく、ご自身のライフスタイルや価値観、予算に合っているかどうかが最も大切です。それぞれのメリット・デメリットを正しく理解し、ぜひご家族で話し合ってみてください。この記事が、あなたの後悔しない家づくりの第一歩となれば幸いです。

山根木材の規格住宅「MyCraft(マイクラフト)」なら、一級建築士が設計したプランをベースに、「ライフスタイル」や「空間・間取りへのこだわり」から最適なプランを選び、さらに2階のフリースペースをカスタマイズできます。
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この記事を書いた人
yamane_mktg
山根木材メディア編集部

ヤマネホールディングス株式会社マーケティング課が、住まいの検討やより良い暮らしに向けたお役立ち情報などを発信しています。

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