「注文住宅は高くて手が出ないけれど、建売住宅だと好みの間取りやデザインが見つからない…」 マイホームを考え始めたばかりのあなたも、このような悩みを抱えていませんか。
コストを抑えながら、自分たちの暮らしにフィットするおしゃれな家を建てたい。そんな希望を叶えてくれるのが規格住宅です。
規格住宅とは、ハウスメーカーが用意した複数のプランから、好みの間取りやデザインを選んで建てるセミオーダータイプの住宅のこと。
ゼロから作り上げる注文住宅と、完成品を購入する建売住宅のちょうど中間に位置する、新しい家の建て方として注目されています。
この記事では、規格住宅で後悔しないための間取り選びのポイントから、どこまで間取り変更が可能なのかまで、家づくり初心者の方にも分かりやすく解説します。
後悔しないための規格住宅の間取り選び!5つのチェックポイント
数多くのプランの中から自分たちに最適な間取りを選ぶためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
デザインや見た目だけで決めずに、実際の暮らしを具体的にイメージすることが成功の鍵です。
①家族のライフスタイルの明確化
まずは、ご家族が「新しい家でどんな暮らしを送りたいか」を具体的に話し合ってみましょう。
朝起きてから夜寝るまでの家族それぞれの動きをシミュレーションすることで、必要な部屋や動線が見えてきます。
- 朝の準備で洗面所が混雑しないか
- 休日はリビングでどのように過ごすことが多いか
- 来客は多いか、その場合どこで過ごしてもらうか
など、現在の住まいでの不満点や、理想の暮らし方をリストアップするのがおすすめです。
②家具の配置をシミュレーション
規格住宅の間取り図を見る際は、今使っている家具や、新しく購入予定の家具がどこに置けるかを必ず確認しましょう。特にソファやダイニングテーブル、ベッド、テレビボードなどの大きな家具は、事前にサイズを測り、図面に書き込んでみると失敗がありません。
家具を置いたら思ったより狭くなってしまった、という事態を防げます。
③収納量と配置場所の確認
規格住宅の収納を確認するときは、量だけでなく、「どこに」「何を」収納するかが重要です。「適材適所」の収納計画が、片付けやすい家づくりの基本となります。
- 玄関 靴だけでなく、傘やベビーカー、アウトドア用品を置くスペースはあるか
- リビング 日用品や書類、子供のおもちゃなどをしまえる場所はあるか
- キッチン 食器や調理器具、食料品のストックは十分に収納できるか
- 洗面室 タオルや洗剤、着替えなどを置くスペースはあるか
各場所にどれくらいの収納が必要か、今の住まいの荷物量を参考に考えましょう。
④採光と風通しのシミュレーション
規格住宅で心地よい暮らしのためには、部屋の明るさ(採光)と風通し(通風)が欠かせません。
間取り図と合わせて、家が建つ土地の方角を確認し、どの部屋に、どの時間帯に日が当たるのかをイメージしましょう。
また、窓を開けたときに家全体を風が通り抜けるか、窓の配置をチェックすることも大切です。
⑤コンセント・スイッチ位置の確認
意外と見落としがちですが、規格住宅のコンセントや照明のスイッチの位置は、日々の生活の快適さを大きく左右します。
家具の配置を決めた上で、どこにコンセントがあれば便利かを考えましょう。
- 掃除機を使う場所
- スマートフォンを充電する場所
- デスク周りやベッドサイド
など、実際の生活動線を思い浮かべながら、必要な数と位置を検討することが重要です。
規格住宅の間取りはどこまで変更できる?
規格住宅はあらかじめ決められたプランがベースになりますが、一定の範囲内であれば間取りの変更や仕様のカスタマイズが可能な場合があります。
どこまで変更できるかはハウスメーカーや商品によって大きく異なるため、事前の確認が不可欠です。
ここでは、一般的に変更が相談しやすい項目をいくつかご紹介します。
壁の追加・撤去による部屋数の変更
規格住宅においても、構造上問題のない「間仕切り壁」であれば、追加や撤去に応じてもらえることがあります。例えば、「広い子供部屋を将来的に2部屋に分けられるように、下地だけ入れておく」「洋室の壁を取り払って、リビングと一体の広い空間にする」といった変更です。
ただし、家の構造を支える重要な壁(耐力壁)は変更できないため、注意が必要です。
窓の種類やサイズの変更
規格住宅でも、外観デザインの統一性を損なわない範囲で、窓の種類やサイズ、位置の変更が可能な場合があります。「リビングの窓を掃き出し窓にして、庭に出られるようにしたい」「西日を避けるために西側の窓を小さくしたい」といった要望です。
ただし、こちらも建物の構造や強度に関わるため、専門的な判断が必要になります。
キッチン・浴室など水回りの設備グレード変更
間取りそのものの変更ではありませんが、規格住宅ではキッチンやユニットバス、トイレといった水回りの設備は、グレードの変更やカラーセレクトに対応している場合がほとんどです。
「食洗機付きのシステムキッチンにしたい」「浴室乾燥機を追加したい」といった設備のアップグレードは、オプションとして対応可能なことが多いでしょう。
これらの変更は、規格住宅においては多くの場合オプション(追加費用)扱いとなります。
標準仕様の範囲とオプションの費用については、契約前に必ずハウスメーカーに詳しく確認しましょう。
規格住宅の間取り選びでよくある失敗例と対策
ここでは、多くの方が規格住宅の間取り選びで陥りがちな失敗例とその対策をご紹介します。
先輩たちの経験から学び、後悔のない選択をしましょう。
生活動線を無視してデザインを優先してしまう
規格住宅において、おしゃれな内装や開放的な吹き抜けなど、デザイン性の高い間取りはとても魅力的です。
しかし、見た目だけを重視して選んでしまうと、「朝の準備で家族の動線がぶつかる」「洗濯物を干して取り込むまでの移動距離が長い」といった、日々の暮らしの中での不便さにつながることがあります。
対策としては、朝起きてから家を出るまで、帰宅してから寝るまでなど、ご家族の1日の動きを具体的にシミュレーションしてみることが有効です。
将来の家族構成の変化を考慮しない
「今は子供が小さいから広い一部屋で十分」と考えていても、子供の成長に合わせていずれは部屋を分ける必要が出てきます。
また、親との同居など、将来のライフステージの変化も考えられます。
対策としては、将来的に間仕切り壁を追加して部屋を分けられるような設計を選んだり、客間としても使える和室を設けたりと、柔軟に使い方を変えられる間取りを検討することが大切です。
オプション費用で予算を大幅に超えてしまう
規格住宅はコストを抑えられるのがメリットですが、理想を追求して間取り変更や設備のグレードアップなどのオプションを追加していくうちに、最終的な金額が想定予算を大幅に超えてしまうケースは少なくありません。
対策としては、契約前に「標準仕様」の範囲を細かく確認し、どこからがオプションになるのかを正確に把握しておくことが重要です。その上で、オプションにかけられる予算の上限をあらかじめ決めておくと良いでしょう。
規格住宅の間取りプランの情報を効率的に集める方法
規格住宅で理想の間取りを見つけるためには、まずたくさんのプランを見て、自分たちの好みやイメージを固めることが大切です。
多くのハウスメーカーの公式サイトでは、無料でカタログを請求できます。豊富な規格住宅の間取り実例や写真が掲載されているので、気になるメーカーのものは積極的に取り寄せてみましょう。
また、複数のハウスメーカーから一度に間取りプランや見積もりを取り寄せられる「一括資料請求サイト」を活用するのも効率的です。
自分たちの希望条件を入力するだけで、条件に合った複数の会社の提案を比較検討できます。
規格住宅の間取りで後悔しないように準備しよう!
規格住宅は、コストと自由度のバランスが取れた、賢い家づくりの選択肢です。あらかじめプロが設計した質の高い間取りプランの中から選べるため、家づくり初心者の方でも大きな失敗をするリスクが少なく、安心して家づくりを進めることができます。
理想の間取りを選ぶための最も大切なポイントは、「新しい家で、家族とどんな暮らしがしたいか」を具体的にイメージすることです。
この記事でご紹介したチェックポイントや失敗例を参考に、ぜひご家族で話し合いながら、あなただけの理想の住まいを見つけてください。
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