注文住宅のプランニングの中でも、キッチン選びは特に心躍るプロセスのひとつです。
毎日使う場所だからこそ、デザインにも使い勝手にもこだわりたいと考えるのは当然のことでしょう。
しかし、キッチンメーカーやレイアウト、オプションなど選択肢があまりにも多く、「何から手をつければいいのか分からない」と悩んでしまう方も少なくありません。
この記事では、注文住宅のキッチン選びで後悔しないために知っておきたい全ての情報を、家づくりの先輩たちの失敗談も交えながら分かりやすく解説します。
この記事を読めば、あなたとご家族にぴったりのキッチンを見つけるための道筋が明確になります。
理想のキッチンを実現するために、ぜひ最後までご覧ください。
注文住宅のキッチンの選び方5ステップ
「一体いつから、何を考え始めればいいの?」という疑問を解消するために、まずはキッチン選びの基本的な流れと、最も気になる費用相場について解説します。
計画的に進めることで、理想と予算のバランスが取れたキッチン選びが可能になります。
①キッチン選びを始める最適なタイミング
注文住宅におけるキッチン選びは、間取り全体の打ち合わせが始まる設計の初期段階でスタートするのがベストです。
なぜなら、キッチンのレイアウトやサイズは、リビングやダイニングの広さ、さらには家事動線全体に大きく影響を与えるからです。
後からキッチンの希望を変えようとすると、壁の位置や窓のサイズ、配管や電気配線の変更など、大規模な設計変更が必要になる場合があります。
これにより、追加費用が発生したり、他の部分で妥協せざるを得なくなったりすることも少なくありません。
早めに希望を伝え、間取りと並行して検討することで、スムーズな家づくりを実現できます。
まずはハウスメーカーや工務店の担当者に、キッチンについて考え始めたい旨を伝え、情報収集を開始しましょう。
②理想のイメージと優先順位の整理
具体的なキッチンを見る前に、まずは「自分たちの暮らしにどんなキッチンが合うか」を家族で話し合い、イメージを具体化することが大切です。
まずは、現在のキッチンの良い点と不満な点を書き出してみましょう。
「収納が足りない」「作業スペースが狭い」「掃除がしにくい」「夫婦で立つと窮屈」など、日々の暮らしの中から出てくる具体的な課題が、新しいキッチンへの要望になります。
次に、雑誌やInstagram、Pinterestなどで気に入ったキッチンの写真を収集し、なぜそのデザインに惹かれるのかを考えてみてください。
その上で、「デザイン性」「機能性(収納力)」「掃除のしやすさ」「コミュニケーションの取りやすさ」「価格」といった項目に優先順位をつけます。
全ての要望を100%満たすことは難しいため、どこを重視し、どこなら妥協できるかを明確にしておくことが、後悔しない選択の鍵となります。
③キッチンレイアウト(間取り)の決定
キッチンの使い勝手を大きく左右するのがレイアウト(間取り)です。
リビング・ダイニングとのつながり方や、作業動線を考慮して、最適な形を選びましょう。
代表的なレイアウトには、壁に向かって設置する「I型」「L型」、リビング・ダイニング側を向く「ペニンシュラキッチン」、完全に独立した「アイランドキッチン」、作業台を2列に並べる「二列型キッチン」などがあります。
それぞれのメリット・デメリットは後ほど詳しく解説しますが、家族構成や料理のスタイル、LDK全体の広さとのバランスを考えて選ぶことが重要です。
例えば、開放感を重視するならアイランドキッチン、限られたスペースを有効活用したいならI型キッチンといったように、自分たちの暮らし方に合ったレイアウトを見極めましょう。
④主要キッチンメーカーの比較検討
レイアウトの方向性が決まったら、次は具体的な製品を選ぶためにキッチンメーカーの情報を集めます。国内にはそれぞれ特色の異なる魅力的なメーカーが数多く存在します。
例えば、デザイン性の高いLIXIL、先進機能が魅力のPanasonic、清掃性に定評のあるTOTOやタカラスタンダード、ステンレス加工が得意なクリナップ、人造大理石に強いトクラスなど、各社に強みがあります。
まずは公式サイトやカタログで情報を集め、気になるメーカーを3社程度に絞り込むのがおすすめです。
この段階では、「このメーカーのデザインが好き」「この機能は絶対に欲しい」といった直感的な部分を大切にしながら、比較検討を進めていきましょう。各メーカーの詳しい特徴については、後ほど詳しくご紹介します。
⑤ショールームでの最終確認と見積もり
カタログやウェブサイトだけでは分からない、実際の使い勝手や素材の質感を確かめるために、必ずショールームに足を運びましょう。
ショールームでは、ワークトップの高さや奥行き、収納の開閉のしやすさなどを実物で体感できます。
特にワークトップの高さは重要で、一般的に「身長÷2+5cm」が目安とされますが、実際に立ってみて、スリッパを履いた状態などを想定しながら自分に合った高さを確認することが大切です。
また、扉の色や素材感も、照明の当たり方によって印象が変わります。
小さなサンプルだけでなく、できるだけ大きな面で確認しましょう。
気に入ったプランが決まったら、詳細な見積もりを依頼し、オプションの内容や金額をしっかりと確認します。
注文住宅のキッチングレード別の費用相場
注文住宅で導入されるシステムキッチンの価格は、メーカーやグレード、選ぶオプションによって大きく変動します。
一般的に、キッチン本体の価格相場は50万円~250万円以上と幅広く、主に以下の3つのグレードに分けられます。
- スタンダードグレード(約50~100万円) 多くのハウスメーカーで「標準仕様」として設定されている価格帯です。
基本的な機能は備わっており、シンプルなデザインが中心ですが、扉カラーの選択肢も豊富で、コストを抑えつつ満足度の高いキッチンを実現できます。 - ミドルグレード(約100~180万円) デザインの選択肢が格段に増え、ワークトップの素材を人造大理石にしたり、タッチレス水栓や洗浄力の高い食洗機を選んだりと、機能性を高めるオプションを選びやすくなる人気の価格帯です。
- ハイグレード(約180万円~) セラミックトップなどの最新素材や、海外製のおしゃれな食洗機、オーダーメイドに近いデザインなど、こだわりを詰め込める最高級クラスです。
まさに家の主役となる、理想のキッチンを追求できます。
これらの本体価格に加え、施工費やオプション費用がかかります。
予算を考える際は、どこにこだわり、どこでコストを調整するか、優先順位に沿って検討することが重要です
注文住宅のキッチン選びで後悔しないための重要ポイント7選
ここでは、家づくりを終えた先輩たちが「こうすればよかった…」と感じがちな、キッチン選びの後悔ポイントと、それを回避するための具体的な対策を7つご紹介します。
①収納量不足を防ぐカップボード計画
「キッチン本体の収納だけで十分だと思ったけど、いざ住んでみたら食器や調理家電が収まりきらなかった」という声は、非常によく聞かれる後悔のひとつです。
キッチンを選ぶ際は、本体だけでなく、背面収納であるカップボードまでを必ずセットで計画しましょう。
大切なのは、今持っている食器や調理家電、ストック食材などをリストアップし、それらが全て収まる容量を確保することです。
特に、炊飯器や電子レンジ、コーヒーメーカーといった家電はサイズや必要な蒸気排出スペースが異なるため、どこに何を置くかを具体的にシミュレーションしておく必要があります。
最近では、家電を隠して生活感をなくせるタイプのカップボードも人気です。
収納は「大は小を兼ねる」と考え、少し余裕を持たせた計画を立てるのが成功の秘訣です。
②ゴミ箱スペースの事前確保
設計段階で見落とされがちなのが、ゴミ箱の置き場所です。
間取りが完成してから「ゴミ箱を置く場所がない!」と慌てるケースは少なくありません。
通路にゴミ箱を置くと、見た目が悪いだけでなく、家事動線の妨げにもなってしまいます。
対策としては、カップボードの下やシンク下など、あらかじめゴミ箱を置くためのオープンスペースを設計に組み込んでおくことです。
地域によってはゴミの分別が細かく、複数のゴミ箱が必要になることもあります。
可燃用、不燃用、リサイクル用など、必要なゴミ箱の数とサイズを確認し、十分なスペースを確保しましょう。
キャスター付きのワゴンにゴミ箱を乗せて、使うときだけ引き出せるようにするのも、見た目がすっきりしておすすめです。
③作業動線を考慮したコンセント配置
「ミキサーを使いたい場所にコンセントがない」「調理家電を同時に使ったらブレーカーが落ちた」といった、コンセントに関する後悔も多く聞かれます。
キッチンでは、想像以上に多くの家電を同時に使用します。
シンク周り、作業台の上、カップボードの家電設置スペースなど、「どこで」「何を」使うかを具体的に想定して、コンセントの数と位置を決めることが重要です。
特に、ハンドミキサーやフードプロセッサーなど作業しながら使う家電のために、ワークトップの近くにコンセントがあると非常に便利です。
また、電子レンジや電気ケトルなど消費電力の大きい家電は、専用回路を設けておくと安心です。
将来的に調理家電が増える可能性も考慮し、少し多めに設置しておくと良いでしょう。
④手入れのしやすさを重視した天板・シンク選び
デザインに惹かれて選んだものの、「毎日のお手入れが大変…」と感じてしまうケースもあります。
キッチンは油や水で汚れやすい場所なので、デザイン性だけでなく、掃除のしやすさも素材選びの重要な基準にしましょう。
例えば、ワークトップ(天板)では、熱や傷に強く、汚れが染み込みにくいセラミックや人工(人造)大理石が人気です。
ステンレスもプロ仕様で根強い人気がありますが、細かい傷がつきやすいという側面も理解しておく必要があります。
シンクも同様に、汚れが付きにくく落としやすいコーティングが施されたものや、排水口の継ぎ目がなく掃除が楽な一体成型のタイプを選ぶと、日々の負担を大きく軽減できます。
ショールームで実際に素材に触れ、お手入れ方法についてもしっかりと説明を受けることをおすすめします。
⑤実物で確認したい天板の高さと奥行き
「キッチンの高さが合わなくて、長時間料理をしていると腰が痛くなる」という後悔は、意外と多いものです。
毎日使う場所だからこそ、自分の体にフィットするサイズを選ぶことが快適さにつながります。
ワークトップの適切な高さは、先述の通り「身長÷2+5cm」が一般的な目安です。
例えば身長160cmの方なら、85cmが基準となります。
しかし、これはあくまで目安であり、腕の長さや普段使うスリッパの厚みによっても最適な高さは変わります。
必ずショールームで実際に立ってみて、包丁を使う、フライパンを振るといった動作をシミュレーションし、無理のない姿勢で作業できる高さを体感してください。
また、奥行きも重要で、標準的な65cmの他に、より作業スペースが広がる奥行きの深いタイプもあります。
⑥食洗機は深型(ディープタイプ)が人気
共働き世帯の増加に伴い、食洗機は今や必須設備となりつつあります。
ここで後悔しがちなのが、サイズ選びです。「とりあえず標準の浅型(ミドルタイプ)にしたけど、鍋やフライパンが入らなくて結局手洗いしている」という声がよく聞かれます。
もちろん家族の人数にもよりますが、迷ったら大容量の深型(ディープタイプ)を選んでおくのがおすすめです。
深型であれば、食器だけでなく調理器具もまとめて洗えるため、家事の負担を大幅に減らすことができます。
特に、週末にまとめて作り置きをするご家庭や、来客が多いご家庭では、その恩恵を大きく感じるでしょう。
フロントオープンタイプなど、海外製のおしゃれで機能的なモデルも選べるので、自分たちのライフスタイルに合った製品を検討してみてください。
⑦見落としがちな冷蔵庫の配置と扉の向き
キッチン本体やカップボードにばかり気を取られ、冷蔵庫の配置計画を忘れてしまうことがあります。
「アイランドキッチンにしたけど、冷蔵庫が丸見えで生活感が出てしまう」「冷蔵庫の扉が壁に当たって全開にできない」といった失敗は避けたいものです。
冷蔵庫はキッチンの中でも特に大きな存在感を放つため、リビングやダイニングから死角になる場所に配置したり、壁の色と馴染むカラーを選んだりといった工夫が求められます。
また、設置スペースの横幅や高さだけでなく、扉の開き方(右開き、左開き、観音開き)と壁や他の家具との関係も重要です。
扉が90度以上開かないと、中の棚や引き出しが取り出せない場合もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
注文住宅の人気キッチンメーカー6社を徹底比較
ここでは、注文住宅で人気の国内主要キッチンメーカー6社について、それぞれの特徴や強みを比較しながらご紹介します。
自分たちの理想を叶えてくれるのはどのメーカーか、ぜひチェックしてみてください。
LIXIL(リクシル) デザイン性と機能性のバランス
LIXILのキッチンは、デザインのバリエーションが非常に豊富なのが特徴です。
特に人気シリーズ「リシェルSI」で選べるセラミックトップは、熱や傷、汚れに圧倒的に強く、調理後の熱い鍋を直接置けるほどの高機能素材。
高級感のあるデザインは、キッチンの主役として空間を引き立てます。
収納面でも、デッドスペースを活かした「アシストポケット」や、軽い力で引き出せる「らくパッと収納」など、使う人の立場に立った工夫が満載です。
デザインにも機能にも妥協したくない、という方におすすめのメーカーです。
Panasonic(パナソニック) 家電連携とトリプルワイドIH
家電メーカーならではの視点で開発されたキッチンがPanasonicの魅力です。
最大の特徴は、3つの鍋を横並びに置いて調理できる「トリプルワイドIH・ガス」。
手前のスペースが広々と使えるため、盛り付けなどの作業がスムーズに行えます。
また、10年間ファンのお手入れが不要な「ほっとくリーンフード」や、パナソニック製の食洗機との連携など、家事を楽にする独自の先進機能が充実しています。
最新のテクノロジーで日々の料理を効率的に楽しみたい、という方にぴったりのメーカーです。
TOTO(トートー) 清潔さを保つ「きれい除菌水」
TOTOといえば、水回りの清潔機能。その技術はキッチンにも活かされており、水道水から作られる除菌成分を含んだ「きれい除菌水」が大きな特徴です。
まな板やふきん、排水口にサッと吹きかけるだけで、気になる菌の繁殖を抑え、ぬめりや黄ばみを防ぎます。
また、水がほうきのように広がる「水ほうき水栓」は、シンクの汚れを効率的に洗い流せると評判です。
衛生面を特に重視し、毎日のお手入れを少しでも楽にしたいと考えている方に最適なメーカーと言えるでしょう。
クリナップ ステンレスキャビネットと高い耐久性
創業以来ステンレス加工技術を磨き続けてきたクリナップは、プロの厨房のような質実剛健なキッチンが魅力です。
多くのメーカーがキャビネット(本体の箱部分)に木材を使用する中、クリナップは骨組みまでステンレス製の「ステディア」が標準。
湿気やサビ、カビに強く、臭いがつきにくいのが大きなメリットで、長年にわたって美しく衛生的に使い続けられます。
また、シンクに水が流れる力を利用してゴミを自然に集める「流レールシンク」も人気の機能。耐久性を重視し、長く愛用できるキッチンを求めている方から絶大な支持を得ています。
タカラスタンダード 高品位ホーローとお手入れのしやすさ
タカラスタンダードの代名詞とも言えるのが、鉄の強さとガラスの美しさを併せ持つ独自素材「高品位ホーロー」です。
表面がガラス質のため、油性マジックの汚れさえ水拭きで簡単に落とせるほど、圧倒的な清掃性を誇ります。
湿気や熱、傷にも強く、キッチンのあらゆる場所にこのホーローが使われています。
さらに、ホーローはマグネットが付くため、壁面パネルにマグネット式の収納パーツを自由にレイアウトできるのも大きな魅力。
何よりも掃除のしやすさを最優先したい、という方にこれ以上ない選択肢となるでしょう。
トクラス 人造大理石カウンターとデザイン性
トクラスは、長年にわたり人造大理石の研究開発を続けてきたメーカーです。
その技術から生まれたカウンターは、汚れや衝撃に強く、質感も非常に滑らか。
シンクとの間に継ぎ目がないシームレス接合が可能で、お手入れがしやすいのも嬉しいポイントです。
また、ピアノ塗装の技術を応用した美しい扉カラーもトクラスの魅力。
熟練の職人が一枚一枚丁寧に仕上げる扉は、深みのある光沢と豊かな色彩で、キッチンを上質な空間に彩ります。
デザイン性と素材の質感にこだわり、インテリアとしての美しさを追求したい方におすすめです。
注文住宅のキッチンレイアウトの種類とおしゃれなデザイン実例
キッチンの使い勝手やLDK全体の印象は、レイアウトによって大きく変わります。
ここでは代表的なレイアウトの種類と、それぞれのメリット・デメリット、そしておしゃれなデザイン実例をご紹介します。
アイランドキッチン(対面型)
アイランドキッチンは、その名の通り「島(Island)」のように壁から独立して設置されるレイアウトです。
キッチンをインテリアの中心にしたい方や、家族や友人と一緒に料理を楽しむ機会が多いご家庭に最適な、開放感あふれるおしゃれなキッチンです。
- メリット 複数人で作業しやすい回遊性の高い家事動線と、リビング・ダイニングにいる家族とのコミュニケーションの取りやすさが魅力です。
ホームパーティーなどでも会話の中心になります。 - デメリット 設置に広いスペースが必要なことと、油はねや匂いが広がりやすい点です。
また、吊り戸棚が設置できないため、カップボードなど十分な収納計画が不可欠です。
ペニンシュラキッチン(対面型)
ペニンシュラは「半島」を意味し、キッチンの左右どちらかが壁に接している対面レイアウトです。
アイランドキッチンのような開放感を持ちつつ、より省スペースで設置できるのが特徴です。
- メリット アイランドキッチンに比べて設置に必要なスペースが少なく、コンロの横に壁があるため油はねを一部防ぐことができます。
開放感と実用性のバランスが取れた、人気の高いレイアウトです。 - デメリット 片側が壁に接しているため、アイランドキッチンのような完全な回遊動線は確保できません。
また、吊り戸棚は設置しにくいため、やはり背面に十分な収納が必要です。
I型キッチン(壁付型)
シンク、コンロ、作業スペースが横一直線に並んだ、最もシンプルで一般的なレイアウトです。
昔ながらのデザインでもありますが、近年その機能美が見直されています。
- メリット 省スペースで設置できるため、リビングやダイニングを広く確保できます。
壁に向かっているため料理に集中しやすく、比較的リーズナブルな価格帯の製品が多いのも魅力です。 - デメリット 横幅が長すぎるとシンクとコンロの間の移動距離が増え、作業効率が落ちることがあります。
リビング側からはキッチンが丸見えになりやすいため、常に整理整頓を心がける必要があります。
L型キッチン(壁付型)
シンクとコンロをL字型に配置するレイアウトです。
作業動線が短く、効率的に料理を進められるのが特徴です。
- メリット 体の向きを変えるだけでシンクとコンロを使えるため、作業動線が非常にコンパクトです。
作業スペースを広く確保しやすく、収納力も高い傾向にあります。 - デメリット コーナー部分がデッドスペースになりやすいため、コーナー専用の収納棚などを活用する工夫が必要です。
設置にはある程度のスペースが必要になります。
二列型キッチン(壁付型)
シンクと作業台、コンロと作業台、といったように2つのカウンターを平行に並べるレイアウトです。「セパレートキッチン」とも呼ばれます。
- メリット 作業スペースと収納量を豊富に確保できるのが最大の魅力です。
振り返るだけでシンクとコンロが使えるため、家事動線も効率的。本格的に料理を楽しみたい方に適しています。 - デメリット シンク側からコンロ側へ食材を移動する際に、床に水滴が落ちやすいという点があります。
水に強い床材を選ぶなどの対策が必要です。
また、2つのカウンターの間の通路幅を適切に確保する必要があります。
理想の注文住宅に合うキッチンを選ぼう!
注文住宅のキッチン選びは、決めることが多くて大変に感じるかもしれません。
しかし、一つひとつのステップを丁寧に進め、自分たちの暮らしにとっての優先順位を明確にすれば、きっと「わが家だけの理想のキッチン」にたどり着けるはずです。
今回ご紹介した「選び方の5ステップ」と「後悔しないための7つのポイント」を参考に、まずはご家族でどんなキッチンにしたいかを話し合うことから始めてみてください。
そして、気になるメーカーが見つかったら、ぜひショールームに足を運び、実物に触れてその魅力を体感することをおすすめします。
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