
「森の中に神様が居られる」と森の中に住んでいたわれわれの祖先は考え、信仰してきました。鎮守の森のなかのお社で、神様をお祀りしてきました。
私たちの祖先は森によって生かされている、森の神様のお陰で今の生活があると信じてきました。
生物体である人間の本質を知っていました。
現代人は、文明の利器で生かされていると思っています。森なんか今生きるのに関係ない。電気が、自動車が、電気製品が、化学製品が大切であって、「森は目にやさしい、森林浴に必要」くらいにしか思っていません。
少し気づいてきました。それでエコとか循環型社会とか言っています。
木は太陽をエネルギーとして、二酸化炭素を吸収して酸素を出して成長し、葉を落として自らの栄養とすると共に多くの生き物の命を作ります。
「木は美しいよ、人にやさしいよ、みんなで使っていこうよ」
あるいは「森は心休まるよ、緑はいいよ」とか呑気なことを言っていられない時代になりました。森が無くなると生存できなくなる。多くの文明の利器を使って、今の生活をしようとするなら森を生き返らせることが必要不可欠です。

木は古くなると成長が緩やかになります。光合成もあまりしなくなります。
若い青年の森が人間や多くの生物を生き生きとさせてくれます。
成長した木を切って新しい木を植える。木は成長する資源です。
我が国は多雨の国で、夏暑く大変よく木が育ちます。
そこに四季が有ります。用材としても美しく、細工がし易く、長持ちします。
われわれの祖先は森を敬って、神様から木を使わせて頂きました。
大きな建造物もそうですが、民家、あるいは道具等、木の性質を熟知して
それを伝承して造り、使ってきました。
日本の木の文化は人間が自然と共に生きるための知恵なのです。
本気で木を活用し、森を生き生きさせなければ子孫の生存が危なくなります。

私たち山根木材が考えるのは、植樹・育樹の次のこと。『活樹』です。
広島県の森を活用し、木で長持ちする家を建て、新しく木を植えて山を育てる必要があります。この木を生かす循環システムをつくることが真の循環型社会をつくること。そこでまず、私たちは木材事業と住宅事業において、県産木材を使う意義をお客様にご理解いただく活動を社員一丸となって実践しています。
地域の山から頂いた木が1本ずつ輝くように、誠実な家づくりに努め、その後も大切に使い続けていただけるよう、リフォームやメンテナンスをお手伝いしています。
ご家族と共にいい木の家を建て、ずっと継続して守り、管理する。
それが私たちの理念である「木と住まいの文化を継承発展」に結び付き、地域のための森づくりとなり、循環型社会づくりにも貢献できることと考えています。



